早稲田佐賀中・一般入試2025に向けた算数対策

学校概要

四谷80偏差値

四谷大塚偏差値(入試結果・80%)
・首都圏会場 男子56 女子58
・九州会場  男子52 女子53

四谷大塚ホームページ

志願状況

早稲田佐賀中の一般入試は首都圏では前受けとして、早稲田実業・早大学院・早稲田などの難関付属係属校の抑えとして。九州では久留米附設やラ・サールの前受け、福岡市内から通学可能な学校としては福大大濠・西南学院などと並び最難関として、受験者数は九州最大の入試となる。2024の一般入試の志願者数は1,137名。

配点

各科目の配点は国語100、算数100、社会50、理科50であり、国算と理社の比が2:1となり国算の比重・重要度が高い学校である。(久留米附設や青雲は150と100で3:2)
さらに2025年度より算数の配点が1.2倍になるという学校発表。(昨年度の入試説明会で言及があり、詳細は今年度の入試説明会を要確認。)算数が最重要科目であり、最優先で学習する必要がある。

出題傾向の変化

基本問題の出題が増え平均点が大幅アップ

平均点が2023年入試から10点アップした(51.5→62.7)。例年と比較して基礎基本を重視する問題が明らかに増えた。
2023年度以前は久留米附設やラ・サールを意識した出題が多く、特に平面図形や立体図形は同レベルかそれ以上の難問もあった。
難問は上位の選抜には機能するが、多くの受験生が手も足も出ない場合は差がつかず選抜として機能しない。
学校としてきちんとした算数の力(数学の力、理系科目の力)を持った生徒を確保したいというところから、制限時間内でしっかりと力通りの差が出る出題へ方針転換してきたと考えられる。
個人的にも四谷35から65くらいの生徒が幅広く受験すると考えると、2024のような出題が望ましいと考える。

過去問が使えない

2025年も2024年と同じレベルの出題が続くとすると、2023年以前の問題は過去問として取り扱いにくい。単元の傾向などは踏襲しているものの、難度が違い過ぎる。過去問の出来不出来は気にする必要なし、あくまで傾向把握として過去問を利用すべし。

基本問題の習得に専念せよ

入試なので100点を取る必要はなし。受験者の半数以上が合格している入試と考えると、受験者平均取れていれば御の字。今年の問題で60点が取れる学力をつけることが目標。今年は全部で25問の出題だったので1問4点。大問1の小問集合だけで4点✕13問=52点配点。全ての分野・単元において基礎を固めることがいかに重要かが分かる。入試直前まで基礎基本を固めよう。

オススメのテキスト

四谷大塚で言えば『四科のまとめ』を徹底で十分。ENにも『コンプリーション』というテキストがあり、これでも十分。中学受験新演習の夏テキストは小5単元の本当に簡単な問題から総復習ができる優れもの。当noteにて解説動画も有料販売中につき、ぜひ早稲田佐賀中対策にご利用いただきたい。