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ラ・サール中2023(令和5年)理科の物理化学分野・簡易な解説と講評

合格者平均 33.4
受験者平均 29.3

総評

地学12点、生物10点、物理13点、化学15点の計50点という配点でした。地学や生物では計算問題は出ず。生物ではグラフを読み取る問題が出ました。物理は電気回路とばね。複雑な試行錯誤や計算を強いるものなし。化学は化合と水溶液。計算量も非常に落ち着いていました。

1問1問解いてみて悪問はなく、物理や化学も解きやすい問題であったと思います。それでも合格者平均が7割に届かなかったところをみると、要因はボリュームにあります。40分ですべて解くことが不可能に近いという構成であった、と。社会同様、理科もほぼ1問1点(涙)速く解く練習が必要です。

本質的ではないテクニックの話になりますが、各大問のラストの問題は飛ばしてまずは先に取れるだけ取り、余った時間で解けそうなのを解く。この解き方の練習を行い本番に臨む必要性があります。流れで物理のラスト問題を解きたい。けれどその時間で化学の序盤を3問くらい解けそう、という話です。化学のBの水溶液の問題は、算数の計算力で差がついたと思います。

知識は中学受験用のまとめテキストを1冊仕上げる。記述問題に関しては学校教科書レベルの内容理解と実際に文章で説明できればOK。計算問題は他の中学校の入試問題でしっかり練習。

物理・化学の解説画像

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