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早稲田佐賀中2021A・算数・解説〜多くの問題が『中学への算数』に掲載〜

次年度(2022入試)から12月の「新思考入試」と1月の入試となり、A・B日程スタイルは2021入試で一旦、最後となりました。早稲田佐賀中の入試問題の精度は非常に高いと思います。受験者の学力と問題の難易度のバランスが合致し、出来不出来がしっかりと点数に反映されやすい問題なのではないでしょうか。

今年度の問題は『中学への算数』に多数掲載されており、早稲田佐賀中志願者以外の生徒にとっても、学習効果の高い問題が多いと言えます。問題データは学校ホームページからダウンロード可能です。

大問1 小問集合13題

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(7)『中学への算数』4月号掲載


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(8)『中学への算数』10月号掲載
(9)『中学への算数』9月号掲載
(11)『中学への算数』4月号掲載
(13)『中学への算数』7月号掲載


大問2 規則性  大問3 速さ

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例年この位置(大問2)に規則性の調べ上げる問題が出題されます。試験中にこの問題に詰まると時間が足りなくなること必至。先の問題を解いてから時間いっぱい考えるのが良いでしょう。速さの問題、この解説には書いていませんが、姉と弟の位置関係を図にして解いていくのも良い方法です。

大問4 平面図形  大問5 立体図形

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早稲田佐賀中レベル以上の中学を受験する場合は六角形の分割については知識事項として暗記しておいた方が良いでしょう。知っている前提でないと時間が足りなくなります。立体では二回切断の出題。上位校でしか出題されません。ラ・サール中を目指す生徒にはおなじみで難しくないでしょう。