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早稲田佐賀中2024(令和6年)算数・簡易な講評と解説

1月8日(月・祝)に実施された早稲田佐賀中一般入試の算数の簡易な解説です。

学校発表受験者平均点 62.7

例年と比べ難度は下がり平易な問題の集まりとなったが、逆に受験者の基礎的な算数の力を問うという観点では素晴らしいセットとなっていると思う。出来不出来がしっかりと分かれ、力通りの選抜ができたはずの試験。

小問合計25問、おそらく1問4点の均等配点で採点者にも優しい試験。16問解ければ受験者平均点を超え合格に近づく。

大問1が小問集合、大問2〜5が大きな問題という構成は変化なし。大問1でも計算量や思考量が多い問題が出題されていたが無くなった。データなどの新傾向は出ず。大問2は例年良問ながら試験中は飛ばした方が良い問題、今年も時間はかかるが許容範囲の場合の数の問題であった。平面図形も易しくなり、立体図形は切断がなくかなり易しい。ラストの記述があるも「新思考」の影響は消えた。

大問1 小問集合

(1)A標準レベルの計算問題
(2)A標準レベルの逆算
(3)A往復の平均の速さ
(4)Aしっかり解こうとするとやや時間かかるが勘でいける
(5)Bやや難しめの割合
(6)Aテキストレベルの典型題
(7)A平易な角度
(8)A平易な面積
(9)A平易な体積
(10)A平易な差集め算
(11)A平易な割合
(12)A平易な平均
(13)B植木算の応用

大問2 場合の数

(1)Aここは確実にとりたい
(2)B3回で12の場合からLをひく、3の布石
(3)C場合分けはかなり細かくなり難度高い(パスした方が良い)

大問3 濃度算 良問

(1)Aここは確実にとりたい
(2)B塩の量に注目できるか
(3)C最初から混ぜると発想できるか

大問4 平面図形

(1)Aここは確実にとりたい
(2)(ⅰ)B勘でも進められる
   (ⅱ)C難しいというよりめんどうくさい

大問5 立体図形

(1)A学校教科書レベル
(2)(ⅰ)A体積比の標準レベル
   (ⅱ)B塾テキストで見たことある問題のはず

解答解説は非公式です。間違いがあればご指摘ください。