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久留米附設中2023(令和5年)算数 簡易な講評と解説

(2023.1.25追記)
学校から受験者平均が発表されました。
合格者平均90.4 ← 昨年119.4
受験者平均64.3 ← 昨年89.3(150点満点)

久留米附設中ホームページ

1月21日(土)に実施された久留米附設中の算数の簡易な解説です。
例年だとラ・サール中と同日でラ・サール中優先で解くので、出遅れた感を勝手に感じ記事にもしていませんでしたが、今年は別日ということで久留米附設中の問題も解いてみました。問題は四谷大塚の解答速報から入手できます。

ラ・サール中と比較し、論理というか文章を読ませる量も多く設定も複雑な問題が多い。解答にたどり着くまでの計算量も体感でラ・サールの2倍。計算処理能力が求めれる。

大問1 小問集合
(1)A伝統の小数指定計算問題
(2)A簡単な通過算
(3)A平易な場合の数
(4)A正確に文章を読めれば平易な場合の数
(5)Bシンプルながら難度高いと思う平面図形、良問
大問2 見たことある濃度算
(1)A(2)A(3)A
ここがえらい簡単なのは大問4と大問5があるからだ
大問3 論理・試行錯誤
(1)A(2)Bもう1通りに気づけるか(3)A
これも見たことあるような問題、複雑でもない
大問4 立体だけど平面図形
(1)A(2)①SRがB②C
PQRSの面積が強烈。図は思い浮かぶが求めるものが非常に多い
もっと速い方法があるのかも知れない。。。
大問5 立体の切断
(1)アAイAウD
(2)エAオB
ウが険しい。大問4の(2)②に続き計算量多い。
エの方が簡単、飛ばして解いたか。オはウができていれば簡単

昨年の合格者平均が約8割、受験者平均6割で大きく差(約30点)がついた。上記ABを確実に取れると7割くらいに達するはず。図形の最終盤は難しく、ひと通りAとBを見つけて解きながら最後に4のラストか5のウのどちらか解けそうな方に時間を割くという感じ。答え出ても合ってる確証得られにくく苦しい。

久留米附設を目指す上でも難関校向け典型題をしっかり押さえる学習が最優先。その上で、難度の高い論理系、図形問題の力をつけていく。
首都圏や関西圏の難関校を目指す生徒にも適した題材。

解答解説は非公式です。間違いがあればご指摘ください。