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黒鉄の魚影 感想

麻雀TLの皆さんこんにちは。早番の養分です。

初noteが麻雀のことじゃなくてコナンのレビューになってしまいました。思わず感想書きたくなるくらい、過去イチの映画だったと思います。
コ哀要素、組織の暗躍盛りだくさんの内容で思わず周回プレイ(2度観)してしまいました!

ノリと勢いで感想書き連ねて行こうかと思います!麻雀TLのみなさんもちょくちょくコナン好きそうな方をお見かけするので感想シェアできれば嬉しいです。


〜以下、ネタバレ含む感想〜









昨年のハロ嫁終わりの次作予告『会いたかったぜ、シェリー』のジンボイスをきいてからずーーーーっと楽しみにしてきた今作。

脚本が『緋色の弾丸』『ゼロの執行人』『純黒の悪夢』やドラマ『相棒』シリーズを数多く手がけた櫻井武晴さんということもあり、ストーリー中にちゃーんと伏線が丁寧に散りばめられていましたね!

要所要所でコナンファンを喜ばせてくるあたり、さすが櫻井さんだなぁ。

語りたいことはたくさんありますが、まず何より『コ哀』要素でしょう。

哀ちゃんにとってコナンくん、工藤新一くんは『秘密の共有者 > 好意の対象』なんですよね。好きな気持ちはあるけど、その辺はわきまえてる。そして新一をその秘密を共有する者同士『唯一無二の相棒』だと信頼してる。口にはしないけどね。それは新一も同じ。こうした2人の連携プレー、最高でした!

こうした2人の連携プレーは同じ櫻井武晴さん脚本だと『ゼロの執行人』『緋色の弾丸』でも観れます。櫻井さん、コ哀の動かし方わかってんじゃん!(何様)

話は逸れましたが、なんといってもラストシーン。

レギュレーターを交互に使いながら声なき会話を交わす2人。

哀ちゃん「どうしていつも君はそんなに笑っていられるの?」

このセリフに今までのあゆみが全部詰まってる気がするんですよね。ジンに殺されかけたとき、二元ミステリーのとき、ベルツリー急行のときも、あのなんとかなるさ精神のコナンくんの笑顔(+ナイスな策略)に哀ちゃんは救われてる。

2人が海面に上がった後、おなじみの『キミがいれば』が流れたときに、涙腺崩壊。こりゃずるい。
しかも2番なのがたまらない!

必ず朝は来るさ 終わらない雨もないね
だから自分を信じて
月と太陽なら私は月 キミがいれば輝けるよ
ひとりで背負わないで気づいて 私がいること

シンエヴァの『Beutiful world』がゲンドウとユイにピッタリだったように、この『キミがいれば』も哀ちゃんとコナンくんの境遇にピッタリですよね。

んで、ほんとのほんとにラストで哀ちゃんが蘭にキスするシーン。これがコ哀に対する青山先生のアンサーなんだろうなと。
哀ちゃんがどれだけコナンと同じく蘭も大切に思っているかがうかがえます。もう一回二元ミステリー見たくなってきた。

そして少年探偵団。もともと帰る場所がなかった哀ちゃんの「帰るべき場所」になってるよね。
子どもたちとの出会いを経験したからこそ、「運命から逃げない」今の哀ちゃんが形成されてるんだもんね。

全国のコ哀ファン歓喜間違いなしの最高の作品になったんじゃないかって思います!

〜ここから、コ哀以外の部分の感想〜

・ジンはやはりポンコツ

ゲストキャラ、ピンガはやはりコナンの正体に気づいてましたね。だけどあっさり始末されちゃった…やはりアイリッシュと同じ末路でしたか。

キール「ピンガにも(潜水艇でにげたのを)伝えたの?」
ジン「フッ…さあな」
じゃねえよバカかお前は!

あと村瀬歩のピンガ男女の演じ分け、さすがすぎる。あとモブで諏訪部と神谷はやりすぎだろ。豪華すぎ!

・ベルモット

最初のおばあちゃん、緑のネイル派手やなぁと思ったら次のシーンのベルモットも緑のネイル。こりゃ何があると思ったら最後にちゃんとネタバラシ。粋な演出でした。ブランドの整理券を譲ってくれたから今回は助けた!みたいな言い草なのがベルモットらしい。老若認証が自分都合でも困るくせに!

・キール

今作大活躍。今作の個人的MVPっすね。三石さんたくさんしゃべってくれて嬉しい。哀ちゃんが探偵団バッジをフードに入れたことに気づいて組織に気づかれないやり方で脱出方法を示してきたところはさすがCIA。哀ちゃん脱出までの70秒間何としても時間を稼ぐ!って気概が伝わった。ジンとの一触即発のシーンはヒヤヒヤもん。

・赤井さんと安室さん

赤井さん、新一以上のオイシイとこキラーですよね。多くを語らず弾丸一発で語る。んで後処理をする安室さん。新一携帯とコナン携帯で赤井安室2人通話させるシーンは面白かった!(現状赤井さんには新一の正体はバレてて、新一の番号もしってる。だが安室さんにはほぼほぼバレてるけど正式にはバレてない)

いわゆる工藤家のお茶会以降、2人の間で協定が結ばれたんでしょう。純黒の頃の険悪ムードとはまた違った連携プレーが観れました。ありがとうございました!

・蘭

ヒロインとは何ぞや、と思わされるくらい雑に扱われがちな蘭姉ちゃん。また新一とのテレパシー芸が一発出て終わりか?と公開前までは思ってましたが、今作は大活躍!明美亡き後の精神的な支えかつ絶対超えられない恋敵だもんな。哀ちゃんと蘭の関わりについてはアニメ345話『満月の夜の二元ミステリー』を是非ご覧ください。ベルモット編の総まとめ回になってます!

・ストーリー全般

コナン初心者にも安心設計。ほかの作品と比べても展開がわかりやすいと感じました。それでいて原作読み込んでる人がニチャアする要素もちゃんと入ってて本当にバランスがいい!ゲスト声優の沢村一樹さん、予想より全然うまかった。(何様) セリフの量もなんなら諏訪部神谷より多かった説ありますね。

最後になりますが、黒鉄の魚影の制作にかかわってくださった全てのスタッフの方、最高の映画をありがとうございました!興行収入更新してほしい!100億超えてくれ!



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