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占いで一番大切なこと❣️実践編 〈その4〉日干が丙(ひのえ)のあなた!

みなさんはご自分のお生まれの日の干支(かんし)をご存知でしょうか?生まれ年の十二支はご存知のとおりで、ねずみ年生まれとか辰年生まれとか言いますよね。これと同じく生まれた日にも干支(かんし)があるのです。

たとえば、乙卯(きのとうさぎ)とか庚辰(かのえたつ)という具合です。この場合、お生まれの日の干これを日干といいます。乙卯の人は日干は乙(きのと)になります。庚辰の人は日干が庚(かのえ)となります。

ご存知ない方は、〈干支カレンダー〉で簡単に調べることができますから一度お調べになってください。https://keisan.casio.jp/exec/system/1189949688

さて、今回の本題です。日干が丙(ひのえ)の人についてお話をします。丙は火性の陽星です。大自然の形象では太陽とされます。古くからの言い習わしに「丙火猛烈・へいかもうれつ」という言葉があります。他の干は相剋といって他の星から剋されることを嫌いますが、太陽である丙(ひのえ)は対照する水性からの剋を恐れることがありません。

◇ 日干が丙の人の特徴 ◇

・ 日干が丙の人には社会的なリーダーとしての資質があります。これを活用すれば、大なり小なり必ず指導者としての道を歩むことができます。ここでいう活用とは、生まれもった資質を自覚して、焦らず時を待つということです。

・ 丙の人は怖いもの知らずで、やや自己過信の傾向があります。エネルギッシュで行動力は高いのですが、これが過信につながると平凡な会社員の生活に満足できなくなって、猪突猛進よろしく勢いにまかせて、退職して一気に起業することになったりします。丙の人にはこういう要素が強いことを心得てよくよく考えることです。

・ 丙の人は情熱をもって仕事に人生に強いエネルギーを傾けることができる稀有な人です。独自の生き方、好きな世界を求めることができます。だからこそ、若い時期には忍耐力と協調生と思いやりの心を養うことです。そのために、若い二十代にはサラリーマン生活を通して対人関係を磨くことをお勧めします。

・ 丙の人は、若い時期から自分の夢と希望を求めることです。どんな人として社会に貢献するのか、どんな仕事を天職として自覚するのか、どんな生き方をしたいのか?こうした自分の生き方への強い願望こそが丙の人の人生といえます。

・ 丙の人は財運が良さそうに見えます。また一定の財運があることも事実です。だから、強引な生き方も出来る人であるといえます。しかし、一定の財運はあるが大きな財産とはなり得ないと言われています。丙の人の財運は「流通の財」であって固定した「財産」とはなりにくい傾向があります。

・ 丙の人には美男美女が多いと言われています。丙は南の空に昇った太陽で、易学でいう〈離〉であることから世の中を照らす〈光〉であり〈麗〉を意味します。このことを考えると、丙の人が見た目に麗しく美しい、あるいは純粋な心の持ち主であることは当然の理であるのです。

・ 丙の人は生まれ持った生き生きとした活動力を社会へ向けて発信することを人生のテーマとしましょう。とりわけ身弱(四柱推命でいう生命力の小さい)の方は、家庭生活にこだわることなく、つまり夫婦二人の関係にこだわっているよりも、社会的におおらかな生き方を楽しむように考えましょう。

◇ 日干が丙の有名人 ◇

野村克也さん、苦労人のプロ野球選手で解説者の野村克也さんは若い時期に苦労がありましたが、情熱派で人情派の野球監督としてわが国のプロ野球界を発展させました。

日干丙の女性の代表格は、美空ひばりさんでしょうか。言わずと知れた昭和歌謡界の女王とも言える存在ですヽ(´▽`)/ 今の時代を代表するニュースキャスターの有働由美子さんも日干丙です。

日干丙の人たちは、かなりの個性派ぞろいです。バイオリニストの高嶋さち子さん、女優の沢口靖子さんらは、個性的なパーソナリティで活躍中です。ニュース解説の池上彰さんは元NHK記者で、現在は独立してバラエティー番組でお茶の間向けのニュース解説をしています。

アメリカで活躍する俳優の渡辺謙さん、芸人の狩野英孝さん、横澤夏子さんらも日干丙の人たちです。

ここまで、丙の人たちを考えますと、相当な個性を上手く表現して、強い魅力を感じる人たちであることがわかります。これだけの個性派だけに、若い時期には一定の苦労があることはいさぎよく受け止めることです。丙の人たちにとって、一番大切なことは「人生は夢と希望のためにある」ということです。

思考より行動、率先して動くことを好む丙の人には、協調性を培う時間と、生きることの意味を考える哲学が必要だといえます。つまり、丙の人たちには常に〈学び〉の環境が求められていると考えられるのです。

次回は、日干が火性の陰星である丁(ひのと)を取り上げて解説をさせていただきます。引き続き、日干から見た各人の鑑定についてお楽しみください。 鑑定家・芦田ひろし

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