経済指標リポートまとめ 3.0 21:21 20240823
1. コソボの貿易赤字の動向
貿易赤字: 2024年7月、4億9580万ユーロに拡大。前年同月の4億4470万ユーロから増加し、2023年11月以来の最高水準。
輸入: 13.6%増加し、5億8180万ユーロ。主な輸入先はドイツ(13.9%)、トルコ(13.4%)、中国(13%)。
輸出: 27.6%増加し、8590万ユーロ。主な輸出先はアルバニア(21.9%)、北マケドニア(16.6%)、ドイツ(9.6%)。
2. 米国の建築許可件数の動向
建築許可件数: 2024年7月、季節調整済み年率で1.406百万件に3.3%減少。初期見積もりの1.396百万件から上方修正。
詳細:
5ユニット以上の建物の許可: 10.7%減少し、41.6万件。
一戸建て住宅の許可: 0.2%増加し、94.1万件。
地域別動向:
中西部: 11.8%減少し、18.4万件。
南部: 4.6%減少し、77.3万件。
西部: 3.8%減少し、30.8万件。
北東部: 20.5%増加し、14.1万件。
3. 米国株式先物の動向
先物市場: 金曜日に上昇。
S&P 500先物: 0.6%上昇
ナスダック100先物: 0.8%上昇
ダウジョーンズ先物: 150ポイント以上の上昇
背景:
FRB議長ジェローム・パウエル氏がジャクソンホールシンポジウムでの政策講演を控え、市場は利下げのヒントを期待。
パウエル氏は、物価圧力の緩和と経済成長の鈍化を背景に、4年以上ぶりとなるFRBの初の利下げを示唆する可能性が高い。
9月に0.25ポイントの利下げが織り込まれ、0.5ポイントの利下げの確率は約25%とされている。
プレマーケットの動向:
メガキャップ株(Apple、Nvidia、Microsoft、Amazon、Meta)が0.9%から1.6%上昇。
1. インド株式市場の動向
BSE Sensex: 金曜日にほぼ横ばいで終了し、81,086.2ポイント。3週間以上ぶりの高水準を維持。
背景:
米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の講演を前に、世界的な株式市場のラリーが一時停止。
インド準備銀行(RBI)の議事録では、インフレ目標のアンカーリングを確保するため、政策は積極的なディスインフレを維持すべきと強調されている。
価格圧力と経済成長支援のバランスを取ることの難しさも指摘された。
主な上昇銘柄: タタ・モーターズ (+1.5%)、サンファーマ (+1.4%)、バーティ・エアテル (+1.3%)、ICICI銀行 (+1.1%)。
週間動向: BSE Sensexは0.8%上昇し、2週連続の上昇を記録。来月の利下げ開始への期待が背景。
2. マカオのインフレ動向
年次インフレ率: 2024年7月、前年比0.82%上昇。前月の0.64%から加速。
セクター別動向:
アルコール飲料・タバコ: 0.97%上昇(6月は0.59%)
レクリエーション・文化: 0.28%上昇(6月は-0.65%)
住宅・燃料: 0.60%上昇(ほぼ変わらず)
運輸: 減少幅が縮小(-1.53% vs -3.60%)
食品・ノンアルコール飲料: 0.91%上昇(6月は0.99%)
衣類・履物: 1.17%上昇(6月は1.42%)
健康: 2.28%上昇(6月は2.41%)
月次動向: 7月の消費者物価は0.24%上昇。前月の0.01%の減少から転じて増加。
3. 債券市場の動向
南アフリカ10年債利回り: 17ベーシスポイント上昇。
その他の債券動向:
メキシコ10年債: 3.70ベーシスポイント上昇。
韓国10年債: 2.60ベーシスポイント上昇。
総評: 金曜日の時点で、政府債券市場は混在しており、特定の地域では上昇が目立つ。
1. アイスランドの生産者インフレの動向
生産者価格: 2024年7月の前年比で6.2%上昇。前月の4.7%から加速し、2023年2月以来の最高値を記録。
セクター別動向:
海産物: 1.7%上昇(6月は0.7%)
金属産業: 13.9%上昇(6月は8.4%)
食品生産: 3.3%上昇(6月は3.5%)
その他の製造業: 2.9%上昇(6月は6.5%)
輸出向け商品: 8.1%上昇(6月は6%)
国内販売向け商品: 1.5%上昇(6月は1.9%)
月次動向: 7月の生産者価格は前月比0.8%減少、6月の1.2%増加から転じて減少。
2. 外国為替市場の動向
主な通貨の動向:
韓国ウォン: +0.34%
英ポンド: +0.26%
豪ドル: +0.26%
下落した通貨: スウェーデンクローナ (-0.29%)、ユーロ (+0.06%)、ドル指数 (-0.1%)、日本円 (-0.18%)
3. スロベニアの観光動向
観光客数: 2024年7月の観光客数は前年同月比1.3%減少し、1,026,196人に。
内訳:
国内観光客: 6.3%減少(152,261人)
外国人観光客: 0.5%減少(873,935人)
主要な外国人訪問者: ドイツ(12.9%)、チェコ(7.2%)、オランダ(6.8%)
宿泊数: 2,877,982泊で、前年同月比0.9%減少。最多宿泊は山岳リゾート(39.4%)、次いで海岸リゾート(20.9%)、スパリゾート(13.5%)、首都(11.8%)。
4. 南アフリカの株式市場の動向
JSE指数: 84,100付近で取引され、史上最高値を更新。前日の小幅な減少から反発。
主な上昇銘柄: インパラプラチナム、ノーサムプラチナム、サソル、アングロアメリカンプラチナムが2.8%から3.5%の範囲で上昇。
通信株: MTNグループ (+2.6%)、ボーダコム (+2.2%)。
金融株: 1.1%上昇。
週間動向: JSEは約1.5%の上昇見込み。
5. トルコの観光動向
観光客数: 2024年7月、外国人観光客数は前年比2.6%増の730万人に達し、月間での最高記録を更新。
主な増加元: ドイツ (+10%)、イギリス (+15%)、ポーランド (+17%)、イラン (+25%)
1月から7月の累計: 観光客数は前年比8.3%増の2,890万人。
6. スロベニアの消費者信頼感の動向
消費者信頼感: 8月に前月比1ポイント上昇し、-24に。
要因:
家計の12ヶ月先の財政見通しに対する悲観的な見方がわずかに改善 (-13 vs -14)。
将来の貯蓄に対する見方も改善 (-16 vs -17)。
価格の進展に対する懸念が減少 (39 vs 44)。
一方で、失業に対する懸念は増加 (17 vs 16)、大きな購入を控える意向も強まる (-36 vs -33)。
1. 米国10年国債利回りの動向
利回り: 金曜日に3.85%で安定。週初には一時14ヶ月ぶりの低水準である3.8%まで下落。
背景:
FRB議長ジェローム・パウエル氏のジャクソンホール経済シンポジウムでの講演が注目されている。
最近のデータでは、8月中旬の初期失業保険申請件数が予想を上回る増加を示し、3月までの1年間で非農業部門雇用者数が約820,000人上方修正された。
これにより、7月の雇用報告後の雇用成長の鈍化懸念が浮き彫りに。
先物市場では、年内に100ベーシスポイントの利下げが織り込まれている。
2. スペイン株式市場の動向
IBEX 35指数: 0.5%上昇し、11,218に到達。今月の売り圧力から完全に回復。
背景:
投資家はFRB議長パウエル氏の講演に注目し、9月の利下げの可能性について期待している。
主な上昇銘柄: インディテックス (+0.4%)、イベルドローラ (+0.4%)、サンタンデール (+1.1%)、BBVA (+0.4%)、カイシャバンク (+0.6%)、フェロビアル (+0.7%)、アマデウス (+0.6%)。
週間動向: IBEXは2.2%上昇。
3. ドイツ株式市場の動向
DE40指数: 4週間ぶりの高値となる18,565ポイントに到達。
週間動向: 過去4週間で0.96%の上昇。過去12ヶ月間では18.83%の上昇を記録。
4. イタリア株式市場の動向
FTSE MIB指数: 33,500を超えて上昇し、地域の他の市場をアウトパフォーム。
背景:
投資家はFRB議長パウエル氏の講演に注目。9月の利下げが完全に織り込まれ、さらにどれだけの利下げが行われるかが注目されている。
ユーロ圏の利下げの期待も高まっている。
主な上昇銘柄: イベコグループ (+2%)、ウニポル (+1.5%)。銀行セクターも好調で、バンコBPM (+1.4%)、ネクシ (+1.3%)、インテーザ・サンパオロ (+1.2%)が上昇。
主な下落銘柄: ブルネロ・クチネリ (-1.4%)、モンクレール (-0.6%)。
週間動向: FTSE MIBは約1.5%の上昇見込み。
5. 香港株式市場の動向
ハンセン指数: 金曜日に29ポイント(0.2%)下落し、17,612で取引終了。
背景:
技術、プロパティ、消費者セクターの下落が影響。
中国企業の決算が弱かったことも市場心理に影響。
それでも、週間では1.0%の上昇を記録し、3週連続の上昇。
ビジネスニュース: アリババグループは香港での二次上場を8月28日に主要上場に転換する計画を発表。
主要銘柄: テンセント (-0.2%)、美団 (-1.8%)、オリエント・オーバーシーズ (-6.8%)、中国ガスHD (-5.9%)、招金鉱業 (-3.3%)。
6. 台湾の小売売上高の動向
小売売上高: 2024年7月、前年同月比で3.4%増加。前月の3.9%から増加ペースが鈍化。
セクター別動向:
減少: 食品・飲料・タバコ (-1.3%)、繊維・衣料品 (-3.1%)、医薬品・化粧品 (-0.8%)、文化・レクリエーション用品 (-7.9%)。
増加: 建設材料 (+1.2%)、情報通信機器・家庭用電気機器 (+1.9%)、店舗外取引 (+2.9%)。
大幅増加: 自動車・オートバイ・関連部品 (+14.6%)。
月次動向: 7月は0.6%増加、前月は成長なし。
7. 農産物市場の動向
主な動向:
コーン: 5.59%下落。
羊毛: 0.98%下落。
小麦: 0.51%下落。
キャノーラ: 1.42%上昇。
砂糖: 1.37%上昇。
オート: 1.10%上昇。
1. 台湾の工業生産の動向
工業生産: 2024年7月、前年同月比で12.3%増加。前月の12.82%からやや減速。
セクター別動向:
製造業: 12.97%増(6月は13.17%)
電気・ガス供給: 0.57%増(6月は7.39%)
鉱業・採石業: 9.92%増(6月は2.33%)
水供給: 2.55%増(6月は1.72%)
月次動向(季節調整済み): 7月は前月比3.27%減少、6月の0.61%減少から減少幅が拡大。
2. メタル市場の動向
銀: 1.05%上昇し、メタル市場で最も強いパフォーマンスを記録。
3. フランス株式市場の動向
CAC 40指数: 0.3%上昇し、7,548で取引終了。3週間以上ぶりの高値を記録し、3週連続の上昇が見込まれる。
背景:
投資家はジャクソンホール経済シンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演に注目している。
フランスのビジネス信頼感が98.8に上昇し、市場予想の96を上回る。
主な上昇銘柄: アコール (+1.4%)、ステランティス (+1.1%)、ソシエテ・ジェネラル (+1%)。
主な下落銘柄: ダッソー・システムズ、エルメス、キャップジェミニ、テレパフォーマンスがそれぞれ0.4%から0.7%の範囲で下落。
4. ユーロ圏のインフレ期待の動向
1年後のインフレ期待: 3ヶ月連続で2.8%で変わらず。5月に2021年9月以来の最低水準に達した。
3年後のインフレ期待: 7月に0.1ポイント上昇し、2.4%に。
不確実性: 1年後のインフレ期待に対する不確実性は2022年2月以来の最低水準で安定。
5. エネルギー商品市場の動向
主な動向:
天然ガス: 0.77%下落。
ガソリン: 0.59%上昇。
ブレント原油: 0.43%上昇。
WTI原油: 0.4%上昇。
6. 英国株式市場の動向
FTSE 100指数: 連続3日目の上昇を記録。
背景:
貴金属鉱業株が0.7%上昇、工業用金属鉱業株が0.5%上昇。金とベースメタル価格の上昇が影響。
英国のエネルギー規制当局が10月1日から家計のエネルギー料金上限を10%引き上げ、1,717ポンドにすることを発表。
FRB議長パウエル氏とイングランド銀行総裁アンドリュー・ベイリー氏の講演が注目されている。
英国の消費者信頼感は8月も安定。
7. ドイツ株式市場の動向
DAX指数: 0.3%上昇し、3日連続の上昇。
背景:
投資家はジャクソンホールシンポジウムでのFRB議長の講演に注目している。
主な上昇銘柄: シーメンス、ドイツテレコム、エアバス、アリアンツが0.2%から0.6%の範囲で上昇。
主な下落銘柄: SAPが0.5%近く下落。
銀行株: ドイツ銀行とコメルツ銀行が1%以上上昇。
1. 中国株式市場の動向
主要指数:
上海総合指数: 0.2%上昇し、2,854で取引終了。
深セン成分指数: 0.24%上昇し、8,182で取引終了。
背景:
市場のリスク感情が改善し、3日連続の下落を反転させた。
それでも、経済見通しへの懸念と地政学的な緊張が引き続き地元株式市場に圧力をかけている。
主な上昇銘柄:
成長指向の自動車・技術株が牽引: セレスグループ (+4.4%)、四川長虹 (+10%)、創維デジタル (+4.1%)。
金融株も強い上昇: 平安保険 (+3.9%)、興業銀行 (+3%)。
週間動向: 上海指数は0.87%、深セン指数は2.01%それぞれ下落。
2. 欧州株式市場の動向
主要指数:
Stoxx 50とStoxx 600: 約0.2%上昇。
背景:
FRB議長ジェローム・パウエル氏のジャクソンホール経済シンポジウムでの講演を前に、投資家は将来の金融政策に関する手掛かりを求めている。
中国の商務省が大型エンジンを搭載したガソリン車の輸入関税引き上げを検討中との報道を受け、自動車セクターが0.5%以上上昇。
石油・ガス株も0.5%以上上昇。
食品・飲料株は0.9%近く下落。
企業ニュース:
ネスレのマーク・シュナイダーCEOの突然の辞任により株価が約4%急落。後任は社内ベテランのローラン・フレックス氏が務める。
週間動向: 欧州株式市場は3週連続の上昇を記録する見込み。
3. フランスのビジネス信頼感の動向
製造業の景況感指数: 2024年8月に98.8と上昇。7月の3年半ぶりの低水準である95.4から回復し、市場予想の96を上回る。
要因:
全体の受注残高(-16 vs -20)、海外受注残高(-8 vs -19)、生産見通し(-13 vs -18)が改善。
個別生産の見通しもプラスに転じ(8 vs -5)。
経済的不確実性の指標が減少(20 vs 24)。
課題:
完成品の在庫に対する見方(4 vs 9)、雇用の変化予測(1 vs 2)、販売価格の予想トレンド(2 vs 7)に対する楽観度は低下。
4. ハンガリーの失業率の動向
失業率: 2024年5月から7月の期間で4.2%に上昇。前年同期の4.3%から増加。
雇用状況:
失業者数が前年から210,000人増加し、合計210,000人。
男性の失業率は4.2%で変わらず、女性の失業率は4.3%に上昇。
就業者数は18,200人増加し、4,746,000人。
平均求職期間は9.7ヶ月で、失業者の37%が3ヶ月未満、35%が1年以上の期間求職中。
5. 日本株式市場の動向
日経225指数: 0.4%上昇し、38,364で取引終了。
Topix指数: 0.5%上昇し、2,685で取引終了。
要因:
日銀総裁植田和男氏が経済予測が実現すれば金融政策を調整する可能性があると発言し、利上げの意欲を示唆。
日本のコアインフレ率が3ヶ月連続で加速し2.7%に達し、全体のインフレ率は2.8%で3ヶ月連続横ばい。
主な上昇銘柄: 三菱重工業 (+2.1%)、ファーストリテイリング (+1.4%)、信越化学工業 (+1.9%)。
主な下落銘柄: ディスコ (-0.7%)、東京エレクトロン (-2.5%)、アドバンテスト (-3.4%)。
週間動向: 日経指数は0.79%、Topix指数は0.23%それぞれ上昇。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?