経済指標リポートまとめ1.0 8:24
1. ニュージーランド株式市場の動向
NZX 50指数: 金曜日の午前取引で12ポイント(0.1%)下落し、12,457で取引中。これで5日連続の下落となる。
要因:
通信サービス、工業、公益事業セクターの損失が影響。
米国株式市場の下落に追随し、投資家は米国債利回りの上昇と、ジャクソンホールシンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演を前に慎重な姿勢を示している。
2024年第2四半期のニュージーランド小売売上高が1.2%減少し、前期の0.5%増から反転。
来週発表予定の8月の企業信頼感指数を前に、警戒感が高まっている。
主要下落銘柄: Marsden Maritime (-3.4%)、Port of Turanga (-2.5%)、Meridian Energy (-1.3%)、Westpac Banking Corp (-1.3%)。
週間動向: 前週の上昇から反転し、今週は2.1%の下落が見込まれる。
2. 英国消費者信頼感の動向
GfK消費者信頼感指数: 2024年8月に-13を記録、7月と同水準で、市場予想の-12を下回る。
要因:
経済に対する懸念が家庭に重くのしかかり、消費者信頼感が改善しなかった。
3. ニュージーランド小売売上高の動向
四半期売上高: 2024年第2四半期の小売売上高は前期比1.2%減少。第1四半期の0.5%増から反転し、予想の1%減を上回る減少。
要因:
小売業15業種のうち11業種で売上量が前期比で減少。
最大の減少要因: 電気・電子機器小売業(-6.0%)、自動車・部品小売業(-2.7%)、飲食サービス(-1.9%)、衣料品・履物・個人用アクセサリー(-4.1%)。
年間動向: 第2四半期の小売売上高は前年同期比で3.6%減少し、第1四半期の2.4%減からさらに悪化。
1. 農産物市場の動向
大幅下落:
チーズ: -7.50%
トウモロコシ: -6.96%
大豆: -2.05%
大幅上昇:
オート麦: +5.05%
オレンジジュース: +4.28%
パーム油: +1.92%
2. 金属コモディティの動向
大幅下落:
鉄筋鋼材: -3.46%
プラチナ: -2.30%
銀: -2.13%
金: -1.11%
3. エネルギーコモディティの動向
大幅下落:
天然ガス: -5.43%
英国天然ガス (GBP): -1.59%
欧州天然ガス (オランダ TTF): -1.34%
大幅上昇:
ガソリン: +1.72%
WTI原油: +1.39%
ブレント原油: +1.39%
4. 外為市場の動向
大幅下落:
ブラジルレアル: -1.97%
メキシコペソ: -1.04%
ノルウェークローネ: -1.01%
大幅上昇:
ドル指数 (DXY): +0.38%
5. ペルー経済の動向
GDP成長率: 2024年第2四半期に前年同期比3.6%増加。前期の1.4%増から加速。
要因:
国内需要の強さ(5.3%増)が成長を牽引。
民間消費が2.3%増加、政府支出は5.4%増加。建設、機械・設備の購入がそれぞれ3.3%、3.4%増加。
生産サイドでは、農業、家畜、狩猟、林業(8.0%増)、製造業(10.1%増)、建設業(3.3%増)、電気・ガス・水道(1.4%増)、輸送業(6.7%増)が成長を記録。
一方、石油、ガス、鉱業セクターは3.3%縮小し、金融サービスも1.0%減少。
6. パラグアイの政策金利の動向
政策金利: 2024年8月の会合で6%に据え置き。
要因:
国際的な原油価格が前回の会合と比較して低下、農産物価格も供給状況の改善と需要の弱さで下落傾向に。
7月の月次消費者物価指数(CPI)インフレ率は0.1%増加、主にサービス価格の上昇によるものだが、果物、野菜、牛肉などの変動の激しい品目の価格は低下。
年間インフレ率は4.4%で、コアインフレ率は3.2%。インフレ期待は4.0%付近にとどまる。
7. ブラジル株式市場の動向
Ibovespa指数: 木曜日に1%下落し、135,173で取引終了。
要因:
エネルギー、金融、消費者関連セクターの大幅な下落が影響。
国営石油大手Petrobrasは2.5%下落、Vibra Energia (-3.5%)、Engie Brasil Energia (-2.4%)、Eletrobras (-1.5%)も下落。
主要銀行ではBanco do Brasilが2.4%下落、Itaúsaが0.9%下落。
小売セクターでは、Magazine Luizaが4.8%急落、Localizaが4%減、Hypermarcasが3.4%下落。
経済面では、ブラジルの7月の連邦税収は前年比9.55%増のR$2310億、年間累計でR$1.53兆に達し、前年同期比で9.15%の増加。
1. カナダ株式市場の動向
S&P/TSX 総合指数: 木曜日に0.4%下落し、23,037で取引終了。
要因:
金価格の下落が主要鉱業株に影響を与え、Agnico (-1.4%)、Barrick Gold (-1.7%)、Wheaton Precious (-1.3%)、Franco-Nevada (-1.8%)が軒並み下落。
TD銀行も四半期業績が期待外れで2.1%下落。
一方で、カナダナショナル鉄道とカナディアンパシフィックカンザスシティは労働交渉による鉄道ネットワーク停止にもかかわらず、小幅な上昇を記録。
エネルギーセクターは原油価格の上昇によって支えられた。
2. 米国株式市場の動向
市場動向:
S&P 500: 0.9%下落
ナスダック100: 1.7%下落、技術株の大幅下落が牽引
ダウ工業株30種平均: 177ポイント下落
要因:
ジャクソンホールシンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演を前に、投資家が利上げの影響を懸念。
8月中旬の新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の緩和に対する懸念が高まる。
S&P PMIのデータでは、8月の米国民間経済が急成長したが、主にサービス業によるもの。
技術株が下落し、Nvidiaが来週の収益報告を控えて3.7%下落。消費者関連株も下落し、Teslaが5.6%の損失を記録。
一方で、金融、不動産、エネルギーセクターはプラスで終了。
3. アルゼンチン小売売上高の動向
小売売上高: 2024年6月の小売売上高は前年同月比で220.5%増加。前月の186.8%からさらに加速。
要因:
アルゼンチン経済の高インフレが主な要因。
レジャー・娯楽(356.1% vs. 68.3%)、書店・文房具(220.5% vs. 164.4%)、玩具(241.1% vs. 161.4%)、食品ホール・レストラン(285.2% vs. 194.4%)など、複数のカテゴリーで販売が加速。
衣料品・履物・革製品の小売活動は減速(179.9% vs. 186.1%)。
一定価格で調整された小売売上高は前年同月比で0.7%増加し、前月の12.7%減から大幅に改善。
4. 原油価格の動向
WTI原油先物: 木曜日に1.5%上昇し、1バレル$73で取引終了。4日間の連続下落を止める。
要因:
米国の経済減速懸念と2025年の暗い見通しが依然として価格に影響。
米国の雇用成長が予想を下回り、世界最大の石油消費国である米国の経済勢いに対する懸念が広がる。
OPEC+が次四半期に供給を増加させる見通しと、中国の経済低迷が世界の石油市場に圧力をかけている。
投資家は、ジャクソンホールシンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演を注視し、FRBの経済戦略に関する指針を求めている。
1. 農産物市場の動向
大幅下落:
チーズ: -7.46%
トウモロコシ: -6.81%
大豆: -2.05%
大幅上昇:
オート麦: +5.05%
オレンジジュース: +4.28%
木材: +1.96%
2. エネルギーコモディティの動向
大幅下落:
天然ガス: -5.51%
英国天然ガス (GBP): -1.59%
欧州天然ガス (オランダ TTF): -1.34%
大幅上昇:
ガソリン: +2.01%
ブレント原油: +1.72%
WTI原油: +1.64%
3. 米国株式市場の動向
市場動向:
S&P 500: 0.7%下落
ダウ工業株30種平均: 約200ポイント下落
ナスダック100: 1.3%下落
要因:
FRBの利下げ規模を見極めようとする動きの中、株価が下落。
8月中旬の新規失業保険申請件数が予想をやや上回り、労働市場の緩和に対する懸念が広がる。
S&P PMIのデータによると、8月の米国民間経済は急成長したが、主にサービス業によるものであった。
Nvidiaの株価は来週の収益報告を控えて約2%下落。AI主導の株式ラリーの持続可能性に対する疑念が高まっている。
4. 欧州株式市場の動向
市場動向:
欧州株は木曜日に混合状態で終了。
Euro Stoxx 50: 4,885で横ばい
Stoxx 600: 0.3%上昇し、516で取引終了
要因:
FRBの議事録で、9月の利下げが見込まれるとのコンセンサスが示され、年内の追加利下げの期待が高まる。
ユーロ圏のPMIが51.2に上昇し、サービス活動に牽引された回復が見られた。
個別銘柄: 金融株は引き続き上昇し、UniCreditとMunich Reが約1%上昇。一方、技術株とエネルギー株は低迷し、ASMLとTotalEnergiesが約1%下落。
1. 米国株式市場の動向
市場動向:
S&P 500: 0.7%下落
ダウ工業株30種平均: 約200ポイント下落
ナスダック100: 1.3%下落
要因:
FRB議長パウエルの講演を前に、今年のFRBの利下げ規模を見極めようとする動き。
新規失業保険申請件数が予想を上回り、労働市場の緩和に対する懸念が高まる。
S&P PMIのデータでは、米国の民間経済が8月に急成長したが、サービス業によるものが大半。
Nvidiaの株価が来週の収益報告を控えて約2%下落。AI主導の株式ラリーの持続可能性に対する懸念が広がっている。
2. 欧州株式市場の動向
全体動向:
欧州株は木曜日に混合状態で終了。
Euro Stoxx 50: 4,885で横ばい
Stoxx 600: 0.3%上昇、516で取引終了
要因:
8月のユーロ圏PMIが予想を大きく上回り、サービス活動に牽引されて回復。
FRBの議事録では、9月の利下げが見込まれるとのコンセンサスが示され、さらなる利下げの期待が高まる。
金融株が好調で、UniCreditとMunich Reがそれぞれ約1%上昇。一方、技術株とエネルギー株は低迷し、ASMLとTotalEnergiesが約1%下落。
3. イタリア株式市場の動向
FTSE MIB: 33,310.9で横ばい、3週間ぶりの高値を維持。
要因:
金利引き下げに対する楽観的な見方が継続する一方、ジャクソンホールシンポジウムを前に慎重なムードが広がる。
経済データでは、パリオリンピックからの強力な後押しにより、ユーロ圏の民間部門活動が予想を上回る。
個別銘柄: Brunello Cucinelliが1.8%上昇、UniCreditが1%上昇。一方、A2A (-1.5%)、Stellantis (-0.95%)、Erg (-0.9%)、MPS (-0.9%)が下落。
4. 英国株式市場の動向
FTSE 100: 木曜日にほぼ横ばいで終了。
要因:
金属価格の下落と混合セクターパフォーマンスが影響。
鉱業株が低迷し、GlencoreとAnglo Americanが1.8%から2.7%の下落。
小売業は好調で、JD Sports Fashionが第2四半期の売上高が2.4%増加したことを受けて10.7%上昇。
Haysは年間利益が安定し、コスト削減を発表したことから2.5%上昇。Ithaca Energyは第1四半期の利益減少により5.5%下落。
5. スペイン株式市場の動向
IBEX 35: 0.4%上昇し、11,160で取引終了。
要因:
ユーロ圏のPMIデータが予想を上回り、サービス活動の活発化を示す。
FRBの議事録が9月の利下げを示唆し、年内の追加利下げに対する期待が高まる。
個別銘柄: Inditex (+1.1%)、Iberdrola (+0.5%)、Ferrovial (+0.7%)、Amadeus (+0.4%)、Cellnex (+0.4%)が上昇。
1. 米国30年固定住宅ローン金利の動向
金利水準: 2024年8月22日時点で6.46%、2023年5月中旬以来の最低水準。
概要:
長期国債利回りの低下と連動しており、米国経済成長に対する懸念から投資家がより安全な固定収入証券に資金を移しているため。
昨年同時期の30年固定住宅ローン金利は7.23%であり、金利が大幅に低下している。
フレディマックのチーフエコノミスト、サム・カター氏は「住宅ローン金利が今後年末にかけて徐々に下がると予想しているが、潜在的な住宅購入者を引きつけるには、さらに1%の低下が必要」と述べている。
2. 南アフリカ株式市場の動向
JSE指数: 木曜日に0.5%下落し、83,621で取引終了。セッション中には84,800の新記録を達成。
要因:
資源関連株、特に金鉱株と金融株が市場の足を引っ張った。
投資家はFRB議長パウエル氏のジャクソンホールでの講演に注目しており、米国の金利動向についての手がかりを求めている。
企業ニュースでは、Sibanye Stillwaterがフィンランドでの新しいリチウム鉱山の完成に向けて€500百万の追加債務資金を確保したことを発表。
3. フランス株式市場の動向
CAC 40指数: 木曜日に7,524で取引終了、小幅下落。
概要:
フランスの民間部門が8月に成長に戻り、サービス業が2年以上ぶりの大幅な拡大を見せた一方、製造業活動はさらに縮小。
米国の緩和的な金融政策の見通しも投資家のセンチメントを支えたが、個別銘柄ではTotalEnergies、ArcelorMittal、Stellantisがそれぞれ0.9%下落し、Edenred、Teleperformance、Unibail-Rodamco-Westfieldがそれぞれ1.3%、1.3%、1%上昇。
4. 米国カンザスシティ連銀製造業指数の動向
指数値: 2024年8月に6に上昇、過去1年間で最高値(7月: -12)。
概要:
新規受注の量は依然としてマイナスだが、バックログの数値は-19を記録。
雇用指数はさらに低下。
年次比較の総合指数は-13から-14に低下し、生産、出荷、新規受注が引き続き大幅に減少。
今後の見通しについては、総合指数が5から8に上昇し、生産と雇用が大幅に増加すると予想されている。
5. ドル指数の動向
ドル指数 (DXY): 木曜日に101.5付近で推移し、4日連続の下落を停止。
概要:
投資家がジャクソンホールシンポジウムでのFRB議長パウエル氏の講演に注目し、新たな労働市場の緩和の兆候にどう反応するかを見極めている。
最新のFRB議事録では、ほとんどのメンバーが「予想通りにデータが続けば、次回会合で政策を緩和するのが適切である可能性が高い」と同意していたことが明らかになった。
市場は9月の25bpsの利下げを織り込んでおり、ドルは今週、ユーロとポンドに対して1年以上ぶりの安値、円に対しても数ヶ月ぶりの安値に達した。
6. メキシコペソの動向
為替レート: メキシコペソが19.4を超えて下落、2022年12月の低水準に接近。
要因:
最新の経済データが、メキシコ中央銀行に対する緩和的な議論を強化。
メキシコ経済は2024年第2四半期に0.2%の成長を記録し、前期の0.1%増からわずかに上昇。
年間コアインフレ率は8月前半に3.98%に低下し、予想を下回る結果に。
年間総合インフレ率も8月初めに5.16%に低下し、7月末の5.57%を下回る。
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