天より〜天へ ㉚ 「巻紙(まきがみ)の猫」
どうしたらいいか考えていた。
お母さん、『棘の道』は後回しにして。
今は止めてね。
“だって、頑張ってるもん”
「そうだね」と天の提案を快く受けることにした。
自民党総裁選より
24/9/7
3:12 “各地の穴場から大変なことになって
る”
3:14 “多分、……会長の挨拶しか…”
3:40 “昨日の…覚悟を決めて…”
6日に出馬会見を開いた進次郎氏。
4:37 “ゴミを止めるように言っている”
自民党裏金問題か。
4:38 “おーい、息子ー”
父は純一郎氏。
4:43 “全く…よく反省する気になれたよ”
22:55 “ホントはさー”
22:58 “お金を出して”
23:02 “これは鹿児島産。
後から来るの? 後から”
23:03 “ダメね、ほら〜”
23:04 “あなたこそ”
23:05 “ついつい、
任せろな、なんたってよー”
24/9/9
0:24 “真面目だから
言ってるようなもんだべ”
0:26 “人任せの人数はハンパない”
0:29 “あー、ラッキー(涙)”
0:35 “たっくさん長生きしてよ”
0:37 “この商売”
0:38 “これはあなたのお気に入り”
映像は、誰かが椅子に腰かけようとした。
また出馬表明が始まる。
0:40 “ほら、そこに座って”
“また誰か来たかな?”
0:42 “誰と結婚しましたか?”
0:44 “僕たち三人とも……”
誰を総裁に選んだか話しているけれど…?
「いやいや、私は何も聴いてないよ!」
日本の行く末を心配しているのは人間だけではない。
24/1/1
0:00
サンルームと部屋を仕切るガラス戸にカーテンを吊っている。
映像? 夢?
カーテンの端が三角に開いている?
違う、ニヤッと笑っている白い顔の人。
パッと目を開けた。カーテンはぴっちりと閉まっていた。
同時刻、息子の夢。
「周囲は林の中? 板壁みたいに見える。話し声がする」
「蒼い龍の子供。蛇のような細い体にツノもヒゲもまだ見えない。目と鼻穴だけがポツンと見えるかわいい顔」
蒼龍(チンロン)かと思ったが、息子の部屋の『守り札』の龍か?
今年は辰年。元日に龍の子が生まれた。
24/1/2
3:27 “お母さん、洗濯物だよ。外”
3:28 “お母さん”
「なに?」
“お母さん、洗濯物だよ、外!”
4:36 “買い物してこい
と言われたんだけど…”
夕方洗濯物を取り込んだ後、息子に灯油を買ってくるように言った。
天の予定通りに進んでいる。 (笑)
22:25 “ガッツリ肉があったのさ”
映像はカレーだった。明日作ろうと思っていた。これも予定通り。
24/1/2
4:38 “採用するな”
23:57 “訊いてみたら?”
24/1/3
0:00 “診察券あるでしょ”
“ウーッ ワンワン!”
遠くから聴こえる犬の鳴き声。
0:02 “活躍したいさ”
0:04 “捜せー!”
伝わってきた言葉に胸がつまる。一人でも多くの方を、との一心で機上していた。
旅客機と自衛隊機の痛ましい衝突事故だった。皆さんの御冥福をお祈りいたします。
24/1/6
16:52 “私の手足となるのは嫌ですか?”
18:17 “ひらいて〜 ひらい〜て♪
うまくひらけるかー”
19:23 “いつかきっとお世話して……”
二度続いた天災と大事故。
24/1/8
誰か道を訪ねている人がいる。
23:07 “きた?”
“うん”
23:11 “レンコンも一流じゃ、二流”
23:18 「ここには無いよ」
蓮根の買い置きは無かった。
お正月に大好きな蓮根を食べるのを楽しみにしていた人。二日後、蓮根たっぷりの筑前煮を作り神棚にお供えした。
24/1/11
21:20 “名前が知りたい”
21:27 “喜んでました”
私たち三人の名前を言った。
「気を付けて逝ってよ」
24/1/12
15:18 “あ〜……、何作ってくれたっけ?”
近所のおばあちゃんからお肉屋さんの惣菜『手羽先煮』を頂いた。ごちそうさま。
23:25
映像は、『』の中に文が書いている。
私はそれを一文字、一文字ずつ確認しながら、多分声を出して読んだ。
天からのお祝いメッセージを。
今日は私の誕生日。
大好きな手羽先はバースデーケーキ。
21:51 「読み取る力をください」
天とお使いさんは意味不明な言葉が多い。
私はお願いをしたようだけど、いつまで経っても叶えられていない。
プレゼントは無かったのだ。
24/1/14
7:47 “モミジが(バラが)散ってしまうのは
仕方がないけれど、来年もきれいに
咲かせてください”
24/1/15
4:27 “今までも怪我、血が未満だったけ
れどこれからも最低だったら
嬉しいなあ〜”
昨日朝、仕事中に台車の棚板が外れて額を直撃した。血は出なかったが鉄板なので物凄く痛かった。天は每日私のことをよく見ている。
24/1/18
22:50 “大絶賛するのにね” (笑)
年始めに大変な事が起きたからXの投稿を控えていた。
「天の話と絵は残念だけどね」と言葉にした返事だった。
『天座』のX投稿は1月20日。
22:58 “ガーッガーッ”
何かの機械音がした。
23:04 “フォロワーは……から通信しません”
これまでに何度か聴いた冷静で抑揚のない声だった。
23:04 “俺、訳わかんねえ”
24/1/19
声の主は誰? AI?
22:48 “二人に一人(一体いる)。
だから甘えさせたくなかったんだよ”
22:57 “3400円” ?
24/1/20
11:53 “天、お前のお母さん頑張った。
頑張ったんだ”
職場の昼休憩中「疲れた〜」と寝ていた。
午後も頑張ろう。
世の中の働く方々、每日お疲れ様です。
24/1/22
21:58 “輪島もっと……ー!(探せー!)”
また大きな地震がくるのかと心配した。
22:05 “何でここ同じこと言うの?”
22:09 “仕方ないさ、来たんだからあ!”
22:16 “はい、(この件は)他人事だと
思ってます”
24/1/23
人ではない来客があった。見間違いかと思うくらい驚いた。
お待たせ! 出番だよ!
4:31
猫の顔のドアップ。
口に丸めた紙を咥えている。何か急な知らせを持ってきたようだ。
「どうしたの?」と訊いたが返事は無い。
職場の休憩中、天が言った。
“お母さん、手紙書いた? (話)聴いた?”
14:53 “お母さんに何をして欲しいのかと
お使いの方(猫)に訊いたらいいよ”
「返事無いから訊く方法が……」
“内容がわかるよう教えて、と訊いて”
猫は巻物の内容の返事を欲しがっていた。
14:59 「わかる?」
神棚に向かい言った。
15:07 “俺のお使いですわ”
猫の主人が伝えてきた。
15:28 “内容を聴くように”
16:05 “うっそ…”
17:00 “……が混ざって……金が……”
あまりにも眠すぎて聴き取れなかったが、全部の言葉は輝いていた。
天たちは既に話を知っていたらしい。
22:40 “俺”
22:47 “誰か力を貸して”
22:54 “現金”
23:02 “批判が相次ぎました”
23:07 “トータルで”
23:17 “わかる?”
「なんとなくね」
23:30 “歳が違い過ぎる、冷たくて
魂だけでなく”
23:42 “何もしないでバカくさいとか…”
23:48 “じゃあね”
23:52 “さ、持ってくよ”
話はこういうことか。
輪島の地震は人間世界だけでなく、見えない世界にも被害が及んだ。
大事なお金を保管していた場所が地震で崩れてしまった。
お金は何かに混ざってしまい探せない。
助けて欲しい。
預かっていた責任者の自分は仲間たちに非難されている。助け合って事態を打開したいのに、文句ばかりで責任をなすりつけてくる。 どこの世界も同じか…。
お金は全部で3400円。復興のためのお金。
数日前に聴いた“3400円”はこの件だった!
既に『声』は届いていた。
24/1/24
14:14 “これだろうか?”
何を持っていったかわからなかった。
お使いさんに昨夜の件を話そうとして
「あっ!」と声をあげた。
神棚横に招き猫の貯金箱がある。
それには私と息子からと、天の『お小遣い』を入れていた。一万円くらいはあるかもしれない。
こちらと見えない世界では桁が違うから十分に間に合ったはずだ。
天は自分のお小遣いの中から融通してあげたようだ。
「足りたか? 気を付けて帰れよ」
サンルームの天井を見上げて言った。
“自分には守ってくれる者が憑いているから
大丈夫”
猫が言った。
24/1/24
15:11 “にゃー”
無事に輪島に着いたと連絡してきたのは
天か?
22:35 “要らないんだ。
じゃあ、半分するか?”
22:37 “返してもらったの。
大丈夫だって”
22:43 “足し算、うんうんうん”
映像は「大丈夫だよ」と手を振ってる人。
22:47 “知っちゃいましたね。
ほら(あの人だよ)”
お金は天の手元に戻ってきた。
皆でお金をかき集めたそうだ。
天も良いことしたね。お小遣いはあまり無駄遣いしないで貯めておこうね。
きっと役に立つ時あるよ。
24/1/26
0:57 “誰が持ってくるんだ?
というふうになった時も…”
1:09 “この経験からいうと、わかるー?
みんな”
1:17 “スーパーマーケット、開けました。
見てなさい”
1:24 “ただいまー”
1:32 “主人の招き猫でしょ?”
(持ってきたのは)
8:37 「ほらーっ天!(起きるよ)」
天は輪島に物資を届けて帰ってきた。疲れたのか珍しく寝坊した。
お店とは限らないけれど働いてきたのだ。
「天、頑張ったね。お疲れ様」
(ここで僕から)
お母さんは聴こえた言葉を忠実に書いています。けれど、人間世界と見えない世界ではお金の桁が違うように、言葉の使い方も少し違います。
そこは皆さん、察してくださると嬉しいです。なるべくお母さんにもわかるよう伝えているんですが……。
「理解不能!」だと、いつも怒ってます。
(24/9/13)
今日note投稿するつもりだったから?
7:30 “あのね〜、もし輪島の人に……”
「天、………ではわからないよ」
24/1/26
1:29 “あすも旅客機……”
ちょっと不安でドキドキしていた。
『日本航空高校石川』さんへ
選抜出場おめでとう!
24/1/27
4:24 “いや〜、すばらしいよ。
あれがなんであるか、きっと彼は
わかっている”
17:01 「それは卓球?」
24/1/28
1:39 “名前があるんですが…”
1:44 「探しものは何?
私が見つけてあげれるか?」
1:44 “う〜〜ん”
1:52 “輝〜く星〜は誰〜かのもと♪”
1:56 “先ほど…”
卓球 全日本選手権 『熾烈な戦い』
天は誰が『星』を手に入れたのか知っていた。また軍団の『先取りツアー』に参加したのか?
24/1/29
11:35 “………”
昼休憩中聴こえたのは地名だった。
それは輝いていた。
夜のニュースで地元出身選手のパリオリンピック出場を祝っていた。
『頑張れ!』
24/1/27
18:50 “買ってどーするの、高いんだよ!”
テレビ通販の電化製品が欲しいな〜と思った。無駄遣いするなと戒める天の声。
やはり、我が家の家計を担っているのは天だった。
19:20 “恐い、恐い(戒めが)” (笑)
24/1/31
4:16 “君を待っている〜♪”
20:22 “こんな高いの
誰も買わないっちゃ”
20:38 “物は何だろうか?”
「天、買わないことに決めたんでしょ!」
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