天より〜天へ ㉛ 「天の十五夜前夜祭2024」
その前に……。
自民党総裁選より
24/9/9
23:07 “詰めなくていい(会見場に)
入ってくなんしぇ”
24/9/13
23:00 “潰さないで”
23:01 “…9人が………した”
23:05 “そんなに人いるかなあ”
23:07 “…市のために。なかでも”
23:12 “小泉さんに、小泉さんに…”
23:14 “ぐぅえー! ぎぃえー!”
23:29 “小泉さんが、小泉さんが”
23:32 “9月の再計画”
23:36
映像は、対向車が目の前で急に右にハンドルを切った。
“左にハンドル切ればいいじゃない
か”
右派? 左派?
23:37 “苛立ちの証”
23:51 “結局、麻生さん…”
23:53 “人を動かしてナンボだから
麻生さん”
24/9/16
7:49 “焦るな、岸田派”
22:03 “リスクを取って”
22:07 “ふざけるな!”
ピッピッ! 部屋の中で音がした。
24/9/17
サンルームの中で見えない者たちの話題は総裁選だ。
22:10 “こういうのないんだからって
話するわけ”
24/9/18
3:47 “うわー! 腐っている名前が……”
3:55 “腐った理由というのは
えーと、世の中にあった……”
3:59 “ミスター…できました!”
4:00 “世の中にあった総裁選!”
4:01 “消すことを専門的に……”
4:06 “この中では取引…”
4:18 “わかっていても許し難いものがある”
ある事件の公判より
24/9/13
23:17 “殺到した。検察側から”
23:19 “悪いお話ではない”
23:21 “不本意、初めて調整をして”
24/9/14
0:32 “検察官(に)負けてらんない!”
23:30 “しさんかしたのは
(私物化しようとしたのは)
私が防いだようです”
23:34 “こちらこそありがとう
バイバイ”
財産を手に入れようと画策していたのを防いだ、そういうことか。
言ったのは……あの人だった!
23:41 “んーー! ブラック!”
……はブラック!
十五夜前夜祭の数日前より
今年の十五夜は9月17日だ。
僕は庭に出て二メートル以上伸びているススキを見上げた。穂が出ていない。
お母さん、ススキ間に合う?
「ちょっとキビシイ」
24/9/10
前夜祭のご飯とおやつを考えていた。
19:54 “天ぷら、買える?”
22:35 “今日も(メニューを)考えましょう”
23:13 “もう少しきたないの(変わったの)
やってみたら?”
23:46 “ゴーヤーの他に何?
二、三個(数種類の天ぷら種)”
24/9/11
22:50 “下がれやー! お前!”
出しゃばるなと天がお使いさんに怒鳴られた。
「本気で言ったわけじゃないと思うよ?」
24/9/12
3:46 “私のハートは
私のハートは……”
3:47 “ハートは0円だ”
お使いさんの心無い言葉で僕は傷ついて立ち直れない。
今の気分を表す悲しい歌を僕に……。
『カーペンター…の……』を。
「あっ、ごめん天。
自転車乗ってたら口ずさんでいた曲
忘れた」
(怒)
庭の彼岸花がチラホラと咲き始めた。
部屋中、台所でも盛んに音が鳴っている。
「ピシッパシッ、トットッ…」
24/9/13
23:58
白く小さい丸いものが低い位置を飛んでいる。前夜祭を待ち切れない者たちが集まり始めている。
24/9/14
ウメのことを考えていた。
「今年もくるかな?」
0:03 “飼い主さん?”
「トットットッ」 誰か来たようだ。
サンルームにご飯を用意するから私一人で掃除をするしかない、と思った。
0:06 “隣りの人と…”
0:09 「…………さんの…?」
“マミー”
0:12
名前を訊いた。「………?」
驚いた。来客は日本中、誰もが知っている女性だった。
ウメがどこかで出逢って前夜祭に誘ったようだ。
“彼女と一緒に掃除したらいいよ”
そう言うけれど、 「冗談でしょ!」
0:12 “じゃあ、参加どうすればいい?”
0:18 “「(今まで)どうやって
参加印やってた?」”
「えっ、石ころで?」
“だめ?”
「わかんないけど、いいよ」
0:24 「あなたが食べていたような豪華な
料理は出さないよ。
庭の野菜中心だよ」
“大丈夫!”
その言葉は輝いていた。
そして、彼女は小さい石ころを置いた。
22:41 “無論、どこでも行ける!”
“うんうん”
22:45 “全世界に…(どこにいても…)”
別れたばかりのカサンドラが来る。
海苔とレモン飴を用意しよう。
22:49 “掃除終わったら帰っていいの?”
「いやいや、参加印置いたでしょ?」
22:57 “早く食いたい”
「お使いさんさ〜
子供じゃないんだから」
“いつもありがとう”
「どういたしまして」
初めてお使いさんにお礼を言われた。
23:07 “開催予算は…”
「自家製野菜だからかからない」
23:08 “調べなければわかりません”
「大丈夫」
23:13 “ウッ ウウウーーー”
少し早い開催を告げるサイレンが鳴った。
23:14 “心配しないでね”
23:17 “景色を見ている”
彼女が寂しそうに言った。何か心配事を抱えているようだ。
(あなたは浄化しているの?)
23:52 “每日、荷物…”
23:55 “泊まってる可能性…”
“本当のことを言っていいのかな”
(もう家に泊まってるんだよ)
24/9/15
0:01 “場所代は要らないよ。
サンルームだし”
彼女の荷物が次々と運び込まれてくる。
何日分の荷物?
というか、いつも沢山持ち歩いているの?
「これからは必要無いのは捨てて
身軽でね」
24/9/16
1:09 “お名前は?”
1:14 “お前の名前でなく
現れた人の名前だ!
天が来客の受付をしていた。
やれやれ、あの二人はまた揉めている。
1:15 “俺がそうなのだ”
1:16 “回転寿司の…”
1:18 “かっぱ巻だよ。キュウリ” トットッ
天が得意そうに来客に今晩のメニューを説明していた。
何で知ってるか、不思議だ。
「あんたたち連れて回転寿司行けない
(そんなお金ないよ)」
1:20 “あっ、そう?”
1:22 “邪魔しようとしたのに”
“そこ、パン屋さん?”
7:29 “またしょうぶ(来客)が来た”
映像は、『12』の数字を書いている。
12人集まったようだ。
私は想像で『集合写真』を描きサンルームの入口に置いて寝た。
まさか、要望がくるとは思わなかった。
映像は、クルクルとした長い線を2本引いていた。私は彼女の髪を肩までの長さの
ウェーブのかかった髪型で座っている姿を描いた。
「トットップ……」
22:14 “…線の姿勢で”
つまり、“長いカールの髪と立ち姿で描いて欲しい”と言っている。
「はいよ、直すよ。上手く描けたらいいけどね」 (笑)
22:17 “ありがとうございます”
“いや、すまん”
映像はお礼を言って頭を下げた人。
22:19 “五百万あって”
22:20 “体力無かったらどーすんだ”
22:20 “パパ”
22:21 “お父さん”
彼女の寂しそうな原因。心配していることを伝えてあげたいけれど…。
私たちは伝える術を持たない。
22:24 “夏でも(暑い盛りでも)手作り
面倒くさくない、すごいね”
「いちいち買ってたら大変」
23:54 “遠隔によると二度も
(描き直した絵も)体を隠し続けた
……さん”
24/9/17
4:28 “60年代ブームの感覚”
“開催された”
4:36 “お、お母さん!”
「はいはい、皆泊まるのね。仕事だから帰るまで頼んだよ、天」
帰ってからサンルームを片付けていた。
「ヒュッ!」と低い位置で走る黒い線。
鬼ごっこか。
21:57 “ご飯、あの人の”
22:02 “十分な…、りんご”
「今晩はキウイだよ」
22:07 「ドン!」
サンルームで誰か暴れている。
22:13 “運動神経がいいから…”
24/9/18
4:02 “トランクひ〜と〜つで♪”
カサンドラが旅立った。
またいつでもおいで。
私のことは名前で呼んでくれたら嬉しい。
海苔と飴をポケットに入れてね。
“どこの空にいようと
駆けつけて……”
4:32
ガラガラと戸を開けて帰っていった人。
皆で彼女の背中を押した。
『パパのそばへ』
『……』にはガザの子供たちにお菓子のお土産を。黒ニャンコ便で届けるよ。
遠い地からありがとう。
ここ数日間、物凄く眠かった。
今日は帰って直ぐ横になった。
17:53 「にゃーーっ!」
天の声で飛び起きた。
窓を開けて「てーん!」と叫んだ。
外はもう暗く、一瞬翌日の早朝と勘違いした。何だかんだ言って私も疲れたのだ。
24/9/19
20:02
女の子のコートのポケットから顔を覗かせているアメリカンショートヘアの子猫
『ハーヴィ』。
映像は、『巻紙の猫』のしっぽにぶら下がって遊んでいた。
3:34 “ペットとして行ったんじゃなく
修行として……”
3:37 “お内裏さ〜まとお雛様〜♪”
この歌の意味は後日。
弟子入りしたようだ。
いつか彼の地から良い知らせを運んで来
るのはハーヴィかもしれない。
3:52 “確かに生きていた
今は『見えない世界の住人たち』”
24/9/21
4:01 “これ?
僕たちは必ず拍手する”
(笑)
4:07 “自分の考えで描く”
4:30 “遠隔地” ガザより
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