天より〜天へ ㉙  「ガザの女(ひと)」

24/8/26
22:13  “ドボーン”
誰かが水に飛び込んだ。男だった。
22:17  “ニコニコするなよ”
お使いさんが言った。

22:20  “教えてよ”
これはカサンドラが男を海に放り込んだ記憶の断片。

24/8/27
職場の昼休憩中だった。視界に青い光。
12:55  “やっぱり……このまま融け込んで…”

スーパーで買い物の途中、頭の中にフッと浮かんだ。
13:41  「あたしたち(三人)、結構頑張って  
    るよね?」

お供えするおやつを買った。
カサンドラに届け『のり天』。

15:04  “お母さん、お母さん”
   「んっ、なに?」
   “蒼い光の中に入って行ったんだね”

蒼い光の中に融けて逝ったカサンドラ。
数百年という時を経て名前を得、浄化したようだ。故郷の空に旅立ったかな?
 彼女の故郷は北欧の国、スウェーデン。  

24/9/2
6:37
物静かで思慮深い女性、というよりも
キャラキャラした…と感じる。

さあ、次が待ってるぞ。二人共、また頑張るよ! 私たち三人のライフワーク。
数日前から考えていた。日付通りに続けるか、『ガザの女(ひと)』を先に書くかを。

24/8/26
15:16  “(僕の)前から書いて”
目の前には『ガザの人』の下書きの紙があった。
「天、いいの? 天の絵もあるんだよ?」
16:00  “待ってる人(天のことを)、いねえの
   か?”

お使いさんも気にしている。天は優しい。
私が早くガザを書きたいと思っているのを天は知っている。


23/11/10
22:58  “お母さん、わかる?”

23:07
視界に映像
白い服の後姿(人の姿)が用水路を囲っている金網フェンスを抜けて水底の階段を下りて行く。そこは、おじちゃん宅の北側にある1メートル幅の細い用水路だった。

その秘密の階段はどこに繋がっている?

23:07  “そんなんじゃないです”
   “本当はそんな未完成じゃ……”

身を隠す? 建物が完成してない?
そんなことかと思いながら寝た。
これには大事な続きがあったのだ。

23/11/11
3:06  “にゃお”

23/11/12
4:22  “にゃ〜お”
「天、随分遠くまで行ったね」

23/11/14
8:00  “……さん、地震みたく……”

女性が私の名前を呼んだ。
地震があったわけではなく
「地震のように激しく揺れた」と、言っている。

23/11/15
1:59  “黙祷捧げています”

視界に映像
椅子に座りテーブルに両肘をつき、組み合わせた両手を額に当てて目を閉じている女性。足元までの黒いローブを着ている。

室内のコンクリート壁は無残にも崩れ、床は瓦礫の山だ。
小山のように大きな白い犬に身を寄せている小動物たち。小動物は比喩表現で小さくか弱いもの、子供たちだとわかる。

傍らに立つ背の高い女性は髪を被った中東の黒い民族衣装姿。
腕に抱きあやしている白布に包まれた赤ん坊。女性は「息子」と言った。

2:25  “チャレンジしなきゃ”

『生きることを諦めない!』

女性は力強く言った。

2:47
視界に映像
一枚の紙の中心、橙色で塗られた四角の中に国名が書かれている。それが三枚。
それぞれ別々の国の名前。
一枚目、『セルビア』
二枚目、『イスラエル』
三枚目は読めなかった。それには理由がある。この国名だから…。
『……………』

19:18  “いつ〜も泣いてた〜
    トナカイさんは〜♪”
20:21  “LINEで味方ね”

23/11/16
0:24   “ありがとうございました”

貴女の名前は知らないけれど
いつでも味方! いつか彼の地に平和が訪れ、笑顔ではちきれんばかりの貴女が視れたら嬉しい。混沌としたこの世界が少しでも良くなりますようにと心から願う。

23/11/17
4:30   “恩返し、どうする?”
男性の声が聴こえた。
「何もいらないから」私は言った。

『生き抜くことが恩返し!』

16:57  “起きろ、こりゃあ〜!”
うたた寝をしていた私をお使いさんが怒鳴りつけた。

17:08  “俺、今日でやめっから”

白い犬の姿で女性を助けに行っていた天。留守を預かっていたお使いさんが言った。天の役割も兼ねて疲れたか? 天の帰りを知っていたようだ。

17:54  
テーブルと同じ高さの空間に黒い穴が開いた。『翔ちゃん』を迎えにきた『福』の時と同じ黒い穴。
飛び出してきたのは天。
「おかえり、天。二人共ありがとね」

24/4/30
3:04  “一体、何をするんだ”
3:07  “また何れ願う”

映像は、女性が黒布に包まれた子供? を床から抱き上げようとしている。あれから五か月後に届いた。平和はまだ遠い。

24/5/4
映像を思い出し、名前も知らない女性と男児の無事を祈った。

2:39    “名前は『……(……)』”

彼女は自分の名前を知られたくないと思っている、そんな気がした。

「もし、衣装が白でもし……なら?」
 そんなことを考えた自分を嘲笑った。
 私はどうかしている。


息子の勘違いに怒りまくった私を。
ウメは “心が赤い” と言う。

23/10/30
22:07  “……がドンドン広がってくるんだよ
   ね”
   “それも手薄だが……” 
黒い闇が大きくなってくるけど、怒りもそのうち薄らぐと、天は言う。 
天は私に対して幾分優しい表現をする? 

23/10/31
お兄ちゃん、勘違いを謝ってるから……。
1:35  “ヨーグルト、サービスしてあげて”
    (笑)

昨日、友人がウォーキングの最中に『アップデート』の件で私に突っかかってきた。 
6:50  “アップデートした君を見たかったな”
   あ〜”

23/11/1
21:54  “バスを止めて!”
映像は、山道の急カーブでガードレールが目の前に迫っていた。息子がバスで遠出する。

“行くの、止めたらいいよ。お兄ちゃん”

23/11/2
年上の人と言い合いをした。少し後悔が残った。
23:13  “……とそう答えるのが正解”
   “人との付き合いに波風を立てない
   ように”
全くその通りで反省の每日だ。

23/11/4
僕とお兄ちゃんは早朝暗い時間に海釣りに出発した。二時間寝坊して焦って家を出たから? 竿以外の道具を全て忘れてしまった! 前夜から準備していた餌も…。
“こんなことってある?!”

7:40  “もしもし…(忘れ物だよ)”
  頭の中で電話の呼び鈴が鳴った。
  “ジリーンジリーン”

12:49  “抜けば大丈夫じゃない? かして”

ルアーが何かに引っ掛かった。お兄ちゃんが四苦八苦している。僕は取ってあげようとしたが肝心なことを忘れていた。
僕の手は透き通っていてルアーを触ることができない。

僕たちが釣ってきた鯖(小さっ!)が味噌煮になった。お母さんは鯖の腹ビレで指をやられ、血が出ている。キズバンを貼りながら忘れ物の話を聞いていて楽しそうだ。二人が笑うと僕は幸せな気持ちになる。嬉しいはずなのになぜか涙が出てくるんだ。

“でも、ちょっと待って? 
  僕のご飯は?”

“僕のご飯ください”

息子と鯖を食べていた。何だか視線を感じて振り向いた。
「あははは」突然笑い出した私に息子が
どうした? と言う。
「ごめん、ごめん。天のご飯忘れてた!」

(24/9/1 )
23:54  “結局、隣(隣の部屋)から覗きました”
「天、それは面白いよ!」  (笑)


23/11/5
14:56  「餌に使おうとしてた魚の切り身
    捨てて」
お兄ちゃんが冷凍庫にいれた釣餌。
後始末をお母さんに頼んでいた。
全く…しょうがない。

22:43  “何か食べますか?
    (忘れたのは)悪戯か?”
   “食べるか訊いた”

20:10  “空っぽじゃん”
部屋が空っぽの映像だった。

今日の午後、お兄ちゃんのこと社宅に送り届けたのに部屋にいないよ。ご飯でも食べに出掛けたの?

23/11/6
21:58  “金の猫〜”
   “気をつけたほうがいいぞ!”
22:01  “あきら、きた!”
22:05  “0.1  0.5? 教えてよ”

この話の主人公はスケート金メダルを逃してしまった。

23/11/11
23:02  “俺のカードは適当なんだ”
   “自分のカードを使え”

息子と買い物に行き、現金が足りずに立替を頼んだが、現金無いと断られた。

23:09  “真っ赤なお鼻の〜
    トナカイさんは〜♪”
   “いつも泣いてた〜
    トナカイさんは〜♪”

天は私の心を歌で代弁した。  (笑)

23/11/27
3:17  “お兄ちゃん…”
11:38  “腹痛くない?”

映像は、具合の悪い天が籠の中に入っていた。このまま死んでしまうのかと心配した。薬を飲ませ暫くしたら元気そうにゴロゴロと喉を鳴らしている。籠の中から這い出す様子を視て「治った」と思う。

“お兄ちゃん、変なの食べた?”

23/11/28
23:32
黒い椅子の上に古い白シーツを敷いた天のお気に入りの場所。天が丸くなって寝ている。
23:49  “楽しみでしょ”
23:54  “猫は死んでるんじゃ”

「全く…、いい加減に…。
 いつまでもしょうがない人間」
お使いさんは私のことをそう言う。

23/12/1
3:39  “ふう〜ぅ”

天が背中を向けてフードを食べている。
声まで聴こえた。仕事休みの私の代役で
同僚タニの手伝いに行ってきたらしい。
一息ついていた。

3:46  “……(タニ)さん、一人で活躍してるもんねー”

23/12/4
22:40  “火事の話してないで、消防署!”
22:44  “動くなー!”

23/12/5
市内のお店で機械の部品から煙が出たそうだ。危うく火事になりかけた。
その話を聞いて職場で盛り上がっていた。
天、何で知ってるの?

23/12/7
友人たち五人でランチをして、アイスクリームを頼んだ。
22:19  “アイスクリーム? 
    ちょっとお茶碗だして”
22:33  “四冊? 雨の中…。
    覚えたほうが早い”
22:43  
映像は紙(地図)を持ち上げ見ている友人。

友人四人は地図を頼りに冷たい雨の中、車を運転してきた。天は今日の楽しかったランチの場に一緒にいた。

23/12/8
息子が帰ってくる。夕飯は何を作ろうか。
4:31  “食べたいの、買ってこ”
言ったのはお使いさんだ。

23/12/15
8:55  “ほらできた。お母さん、できたよ!”
ワードを忘れた。思い出せない。
天、まだできてないんだけど…。

23/12/17
21:49  “一緒に”
21:55  映像は、”万歳!“
22:00  ”元々あった。お母さん、教えて“
22:05  ”なんてきれいな花なんだろう“
   ”あんな花とは思えない”
22:09  ”日曜のまつ(末)から三週間くらい経った“

もう冬だから鉢植えのバラを切り、咲き損ねた蕾を温かい部屋に飾った。かたい蕾がふっくらしてきた。
22:19  ”手作業で“

「天、バラを入れて写真撮ろうか」

22:24  ”たくさん“

「撮るよー、天たち皆笑って。
  ハイチーズ!」

写真、何度も失敗した。
”たくさん“ って、そういうことか?
   (笑)

23/12/19
耳鳴りがひどい。
23:29  ”しょうがないもんね〜、
    こればっかりは“
 見えない世界を視ているからね。

23/12/19
0:30  ”何回読んでも面白いね、『教授』“

天の一推し 『GIANT KILLING』25.26巻
ジェムユナイテッド千葉 監督
  『プロフェッサー ミルコビッチ!』

(24/7/28)
2:57  ”千葉、千葉 にゃ〜“
3:01  ”知らなかった“
男性が椅子にドカッと座った映像。
3:35  ”丸い形の遺言状“

丸い形はサッカーボール。
『教授』が落ち込んでいる選手に言った。
「今日はお前の引退試合なのか?」

『GIANT KILLING』 27巻

23/12/22
18:01  ”ミスター、ミスター
    ミスター…ドーナツ 知ってる?“

『GIANT KILLING』 28巻
U-22 日本代表監督 『ミスター剛田!』

23/12/23
お母さんの炊飯器は何年も前に壊れ、今は鍋で炊いている。美味しくできるのに年末に来るお兄ちゃんに炊飯器持ってくるよう言ってる。「買ったら?」とお兄ちゃんは言うけど僕は反対だ。

23/12/24
1:48  ”ちょっと様子見てから買おうよ“
1:49  ”何万もするわけじゃないけど…“
家計を担っているのは天だったの?

23/12/24
天の予告 『DOC2  あすへのカルテ』編

22:57  ”あ〜、やっぱり君(ガブリエル)は
   ボランティアの仲間に間に合った”
23:00  “忙しいですか?”
23:04  “実家に行ったの? (リッカルドが)
    休んだんじゃない?”
23:09  “絶対マネージャー休む”

“僕、知ってるよ。お母さんの職場のマネージャー、風邪ひいて休んだでしょ”

23/12/27
6:33  “ゴゴゴゴゴ”
7:07  “わかるもんか、安全じゃない
  いくらひっくり返されたって、絶対に”
7:12  “古い建物だから”
7:31  “住みたいな〜、住みたいよ”

今日午前11時前、名古屋市での事故だった。トレーラーの積荷の鉄骨がバスに接触。乗員、乗客の方々に怪我なく何より。
天は注意喚起できない。

23/12/27
年の瀬に天たちから通報がきた。
23:02  “いうこと聞かなくても”
23:04  “今日は何しに来た?”
   “何しに来たって、お前よー”
23:08  “三億円プレゼントしたっていう…”

23/12/28
4:04  “少し前から来てやがる”
4:21  “こいつをどうするか”

お母さん、河川敷で強盗でしょうか?
見えない世界とはお金の桁が違うとはいえ心配ですね。




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