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ティファニーワンダー展 にて

先日、虎ノ門ヒルズで開催中の「ティファニーワンダー」展へ向かっていた時の出来事。

虎ノ門ヒルズは初めてではない。日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」で初下車し、ヒルズ直結の改札口から45階の会場へ向かおうとしたのだが、迷ってしまった。
方向音痴ではないと自負しているが、エスカレーターは見つけられても、エレベーターが見つからない。

今時の小洒落た施設は、美観を損ねるのでデパートのようなフロア案内図がほとんどない。スマホでググってアクセスしなさい、と言わんばかりだ。
スマホを使いこなせない年齢層によっては、ちょっとした探検になるだろう。

「えー、アンダーズ(2014年の開業当時からあるホテル)はどこへ行っちゃったの?!」と浦島太郎のような独り言を小声で言いながら、間違ったエレベーターに乗ったり降りたりしつつ、なんとか会場入口で友人と無事合流できた。

ヒルズ系エリアはアップデートされていくので、うかうかしていると
「丘」に登れなくなってしまうので要注意である。

自他共に認めるカメラワークのセンス無し、のわたくし。
滅多に写真は撮らない。
けれど、心にピン!ときた時のみ、写真を撮る。

掲載した写真は、NY5番街のティファニー・ショーウィンドウを再現した展示の一部分。
見ているだけで涼しくなり、センターのアクワマリンの、海のようなブルーカラーを魅力的に演出。緻密で美しいデザイン。
ショーケースガラスまでもが凍っているように、ディスプレイされている。

私自身が深海に潜り、大きなハサミを手に持って、氷山に近づけているような錯覚をも感じた。

多くの美術展は、基本的に写真撮影NGだが、こちらの展覧会は全展示物の写真撮影OK。展示品を囲むショーケースのガラスは、同行したアートの仕事をしている友人曰く、「アート展示にも使用されている写真撮影をしても反射しない特殊なガラスを使用している」とのこと。


私にとって、ジュエリーは装飾品というよりも「心ときめく」芸術品の部類だ。ずっと見ていても飽きることがない。

心惹かれるタレントも、パッと浮かばなくなってしまった今日この頃。
美しい石だけには、魅入られる。

もしかしたら、私の心さえも「石」になってしまってはいないだろうか。
気をつけねば。












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