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大山崎山荘美術館の、燃えるような秋

元は実業家の別荘であった、京都府大山崎町の山荘を
後にアサヒビールが引き取って美術館として復刻したのが
大山崎山荘美術館

趣のある建物と庭園を持ち、
四季のどの季節に行っても美しい。
所蔵品やテーマ展は、山荘ゆかりの
民芸作家の作品などが多く、
それがまた建物の雰囲気にもあって良い。
現在は、この山荘でも実際に使われていた食器や花器を作った陶芸家、
河井寛次郎展を開催中。
(画像はホームページから頂きました)

私は6月にも1度観に行っているので
今回は2回目。
6月の時は庭園の紫陽花がきれいでしたが、
今回はやはり紅葉が見たくて。

最寄りのJR山崎駅・阪急大山崎駅から
美術館の無料バスが出ています。
美術館はけっこう坂の上なので、行きはバスにしたいところ。
ありがたく乗せてもらって、
山荘入り口のトンネルをくぐると

おお!一面の紅葉ロード!
テクテク上がると、途中に検温ポイントもあります。
検温ポイントで用紙をもらって名前と連絡先を書き(これがないと館内に入れない)、
山荘美術館の入り口に到着。

もう、この入り口の山荘感よ。
申し訳程度の控えめすぎる美術館の表札が
また何とも言えない。

入り口入ったところの、池のある前庭。
ここも見事な紅葉。
別の季節に来たときは、こんなに紅葉の木があることに気が付かなかった。

この素敵な山荘の建物の中が、美術館。
館内は写真が撮れないので
毎回、ここで一枚写真を撮ってます。
それにしてもこんなに紅葉なんだ!と
どこ見ても驚く秋の大山崎山荘美術館。

本当に館内のどこを取っても素敵なのですが、
私が特に気に入ってるのはバルコニー。
木の手すりにもたれて庭園を眺める。

樹々の上を雲が流れる、という
延々と続く絵のような庭。
写真には撮れなかったですが、実は右側に
塔と羊のモニュメントがあって
ますます絵画の中に居るよう。

建物の中には喫茶室があって
いつもは展のテーマに合わせたケーキがあるのですが、
今はコロナ対策で喫茶室は休業。
再開したらのお楽しみにしよう。

館内をのんびりと見て回って
今日は地下の「モネの睡蓮」室には寄らず、
山荘の建物だけ通って帰る。
地下には建築家安藤忠雄さん設計の
増築された地中館が2つあり、
そのうちの1つにはモネの睡蓮の連作が常設展示されています。
本日は何となく気分で立ち寄らず。

館からバス停まで降りる坂道の脇は
どこもかしこも燃えるような紅葉。

力一杯の、秋の赤。

そういえば冬の雪景色だけ
まだ見たことないなぁ。
またその頃来てみよう。

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