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反対した理由は、相互理解を大切にしたいから。

 ことの経緯はこの投稿をご覧ください!

【言いたいことは3つ】     新庁舎関係の議案の動画URLです⇒...

Posted by 日置 友幸 on Monday, September 20, 2021

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一般質問原稿3

動画はこちらから。

以下が、『議案第42号 合併新市基本計画の変更について』の、私の反対討論です。動画は32:40頃から。

反対討論

 議案第42号について反対の立場から討論します。


 技術的な課題だったり、他とのスケジュールだったり整合性だったり、市民の皆様に対する理解だったりということは、同僚議員の反対討論で述べられておりまし、全く同じなので繰り返しません。

 私が強調してもしすぎることは無いと思っているのが、私たちが審議しているのは合併新市基本計画であり、新庁舎建設だと言うことです。

 まず、合併新市基本計画は旧3町が色々ありながらも力を合わせて作った大切な計画です。合併から13年経っているわけですから、当時から生きている計画書はもうこれしかない。作られた計画書は旧3町の全世帯に配布され、住民説明会も多く行われたと聞いています。

 合併が決まった時、私は高校生でした。この議場にいる皆様は、全員当時大人だっただろうと思います。当時子どもだった私から皆さんに言いたいことは、皆さんが作った合併新市基本計画っていうのは、議会を通ればそれで良いんだというような、そういうものなのかということを言いたい。

 今回の改正を、推進債のための手続き的な改正と見る向きもありますし、それだけじゃないと考える向きもあります。それも大切な視点ですが、こと今回については、もっと大切なことがあって、それは「議員間で考え方が割れている」という事実そのものなんです。

 このこと自体を議会として重く受け止めて、より多くの理解が得られる内容や時期についてもっと詰めるべきです。会期もまだあるんだし。普通の議案じゃない。新市基本計画であり、新庁舎関連なんです。継続審査を求める声が委員会において出ているのに、こういうような状態で評決取るのが適切なのかと。

 合併して13年が経っているのだから、まさに今回必要であったように、必要に応じて変えるべきだろうと思います。基本的には。しかし、人と人を結ぶために作られた計画なのに、このことで人と人の心が離れるようなことがあってはいけないと私は思います。

 まだ時間があるんです。執行部は予算編成に関連して、9月に改正したいと言いますが、来年3月に位置条例(の改正)が控えているわけだから、新市基本計画を今通そうが3月に通そうが、その意味はほとんど変わらないはずなんです。全く変わらないといってもいいかもしれません。本当は、それはそう言わないだけで、誰よりも執行部が一番わかっていると思います。

 そもそも、新市基本計画という裏付けがない状態で推進債を当初予算に計上したくないということですが、位置については、位置条例という議決が無い中で新市基本計画に記そうとしているわけです。私は整合性が取れないと思います。

 これから新庁舎を作るにせよ、作らないにせよ、いかにして相反する考え方を乗り越えていくかが重要になってきます。なぜなら、議会の対立構造はそのまま市民の対立構造に直結するからです。

 なので、意見が異なる部分を強調するんじゃなくて、意見が同じ部分を探す努力をしないといけないはずだし、その精神に立てば、今採決すべき内容じゃないと思うし、まして可決されてしまえば、今のこういう討論が出た中で、賛否拮抗した中での事実はもう動かせません。

 どちらの結果に転んだとしても、今回の議案を、新庁舎建設について、執行部と市民、執行部と議員、議員と市民、そして議員間で、こういうことにならないように、相互理解をより深める動きのきっかけにすることが大切なんだと、どっちの結果が出たとしても、前向きな動きにつなげることが大切なんだということを主張して反対討論とします。

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