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閉鎖病棟でのお話

前回の自立神経の記事はまた後日になります。
楽しみにしてくださってた方がいたらすみません。

私は適応障害からの鬱と診断され、緊急入院することになりました。
閉鎖病棟では本当に非日常な世界だったので、記録として残しておきたくて実際に起こったことをメモしていたので、それを元に書いていきます。

まず私は自死をしようとする行為が激しかったため主人が病院に連れてってくれました。
レントゲンや心電図、PCR検査をし、閉鎖病棟への入院という運びになりました。
入院時に私が持って行ったもので没収されたもの
化粧水、アベンヌウォーター、乳液、美容液、メイク道具全部、帽子(ひもがついてるからという理由)、携帯充電器コード、四柱推命のお勉強道具、ノートやペン、iPad、ポケットWi-Fi(これは退院日近くに許可された)
4日間は部屋から出てはいけず、看護師さんからの監視が1時間ごとぐらいに入るのかな。
私は、その状態でも、部屋中見渡して、ベッドの柵の隙間に首を無理やり入れたり、テレビがあったのでそれを繋いでた太めのコードで首絞めてました。
なんとか死ねないか、それしかその時頭になくて今思えば怖かったです。

さて初めての閉鎖病棟での入院。個室だったのですが、ドアの足元付近は外から見えるようになっており、誰でも、私の部屋を覗くことができます。

☆覗かれてました。時々ですが。患者さんに。
部屋のドアを開けられたこと何度もあります。開けてはすぐ閉めていたので、きっと自分の部屋がわからなくなった人なのでしょう。
すぐに慣れました。私もおかしかったし、どうでもいいと思っていたので。

☆常にドアを叩いてる人がいる
ドアを叩きながら『開けてください!お願いします!助けてください』と声が枯れるまで叫んでいる人がいました。

☆ブツブツ言ってる人がいる
私は耳が遠いのでなんて言ってるのかわからなかったですが、集中した時に聞こえた言葉が『あのふんころがしが!!!』でした。
私はその日なぜあの人はふんころがしと言ったのだろうと、一日中ふんころがしについて調べたり考えたりしていたことを覚えています。

☆完全に拘束される部屋が存在する
いつの日か、危険な患者さんが緊急入院することが決まったようで、看護師さんがドタバタしていて、耳をすませていると『完全に柵しといて!しっかりね』と、言ってました

☆ご飯を食べるホールが毎回カオス
4日間経つと部屋食からホールでの食事になるのですが、とにかく叫ぶ人や、茶碗をひっくり返す人、殺されるーと叫ぶ人でご飯の味がしなかったです。

☆普通にうん○が落ちてる
歩いてると普通に落ちてました。

☆看護師さんのことをお母さんと言う患者さん
『おかーさーん(婦長さんらしき人)こっちきてーーーそんなん子供(普通の看護師さん)にやらせたらええやん』と言っていた。

☆夜中ベッドから落ちる音、走る看護師
恐怖でした、大丈夫だったようです

☆私と同じ女坊主の人がいた
ちょっと親近感湧いた

☆寝る前に出される眠剤はきつめ
多分夜勤の看護師さんが少ないため、夜中は静かにしてもらいたいのかもされません

☆叫ぶ人や怒る人や暴れる人は普通にいた
すぐ慣れたのでなんとも思わなくて、今日も怒ってるなーぐらいの感情

☆お金がない中入院してる人?
「◯◯!お金持ってきてくれ頼む!生活できへんのや、なんもできへんのや!お前だけが頼りや!」
「◯◯!頼むで!お金だけ持ってきてくれたらええわ!あとは用ないわ!」
「◯◯さーん(さっきと別の名前)大至急お金持ってきてくれ!身動きとられへんのや!」
これ、電話で話してると思うでしょ?全部叫びの入った独り言でした。

☆時計も鏡もない
個室で洗面所はあっても鏡がなかった。自分の顔を確認することができなかった。
顔を見たくない精神患者さんが多いからか、理由はわからない。

と、まぁこんな感じのことをメモしてました。

あ、いきなり部屋のドアを開けておばあさんが『あなた大丈夫ね!今日も私は人を助けたわ!』と言いながら出て行ったこともありました。

不思議で非日常な世界を体験しました。

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最後までご覧くださりありがとうございます。

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