大野拓弥騎手【政治騎手名鑑2021】
政治騎手名鑑の2021年度版が完成しました!!
ルメール騎手から北村宏騎手まで上位30人のジョッキー・バイオリズムや詳しい見解はこちら↑↑
八方塞がりで突破口が見えず
USMは複が100%を大きく上回り、単が100%を大きく下回っている。着拾いタイプの騎手です。しかも、単と複の差が徐々に広がり、その傾向がますます強くなっています。
18年75勝→19年51勝→20年33勝。20年は12月13日まで(以下のデータも同じ)の数字とは言え大きく勝ち星を減らすのは確実な情勢です。
大野騎手のジョッキー・バイオリズム
頼みの綱は活躍の原動力となった高木厩舎との関係でしたが、こちらもピンチ。
○高木厩舎
18年:9勝(68鞍)
19年:6勝(61鞍)
20年:4勝(54鞍)
高木厩舎は19年3月にデビューした菅原明騎手が所属しており、減るのは仕方ないとはいえ、減少傾向に歯止めがかかりません。それでも騎乗数でも勝ち星でもトップで主戦騎手の座は守ってはいるが、今年菅原明騎手がケガで休んだ時期もあるので、もっと勝ち星を上乗せできたはず。菅原明騎手の今後の成長次第では立場が逆転してもおかしくありません。
高木厩舎に並んで、大野騎手を支えてきたのがノルマンディーTCと岡田牧雄オーナーです。
○ノルマンディーTC、岡田牧雄氏成績
18年:7勝(50鞍)
19年:12勝(65鞍)
20年:1勝(37鞍)
巡りあわせの問題もあるのでしょうが、騎乗機会も減っているのは気になります。アンタレスSで勝利に導いたアナザートゥルースも肝心なところではルメール騎手に乗り替わってしまう。ルメール騎手が乗れないチャンピオンズCではデムーロ騎手とコンビを組んだので、もう大野騎手には戻ってこないかもしれません。
ではノーザンF系の一口クラブからの依頼はどうでしょうか。
○サンデーR、キャロットF、シルクR
18年:3勝(30鞍)
19年:1勝(21鞍)
20年:0勝(14鞍)
もともと少なかったとはいえ、影響は少ないとはいいがたい。このまま先細りになると、縁もなくなってしまいそうです。
関西馬は、やや苦戦というところでしょうか。
○関西馬
18年:4勝(80鞍)
19年:4勝(79鞍)
20年:1勝(77鞍)
今年は2着9回、3着7回。勝ち切れないだけで、質と量に変化は見られません。ただ、先約優先のノーエージェント営業が曲がり角に来ている可能性も感じます。今年の状況では新規開拓も難しいと思うので……。
馬券の目に入れるなら特別の2、3着付で
馬券的には、USMが示す通り2、3着付けで狙いたい。照準を合わすべきは、馬の質が一定以上の特別以上の条件です。勝率3.1%、複勝率26.2%、単勝回収率37%、複勝回収率115%。
例を挙げれば秋華賞のマジックリアリズム(10番人気2着)や京都牝馬Sのメイショウグロッケ(13番人気3着)など。穴での2、3着に注意したい。
大野騎手の戦法データ
積極的に逃げるタイプではないかが、だからといって消極的で後方からの競馬が多いわけではなく、先行意思はありそう。
騎乗馬の平均オッズは41.6倍
※戦法データの集計期間は20年1月1日~12月6日まで。戦法はtagetの判定方法に従っています。また、戦法の特徴がよりわかりやすくなるよう、リーディング順位の近い騎手と比較できるようにしました。さらに、騎乗馬の人気と戦法は切っても切り離せない(人気馬は能力が高いので前で競馬できるが、人気薄ではなかなか前に行けないなど)ので、騎乗馬の平均オッズとオッズ別の戦法データを合わせることで、よりその騎手の戦法の特徴が見えるようにしています。
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政治騎手名鑑2021[note版]
「馬券術政治騎手名鑑2021 Go to ケイバ!」では、紙幅の関係で上位30人までしかバイオリズムのグラフを入れることができませんでした…
みなさんに競馬を楽しんでいただくため、馬券の参考にしていただくため、頑張ります!これからもよろしくお願います!