「是空指数」を駆使して展開と波乱度を先読み!競馬予想の新技術
【2月29日追記】
先週(2月24日、25日)は開催替わりに加えて雨で渋った馬場という難しいシチュエーションもあったのか、是空指数を配信してから一番冴えない結果に終わってしまいました。
ただ、こういことはこれからも多々あると思うので、一喜一憂するつもりはありません。多くの反省材料や改良点が見つかってより是空指数を強くできると前向きに考えています。
というわけで、今週はファクターの影響度を加味して重みの付け方を改良しました。今回の改良にはこれまでにはなかった手ごたえを感じています。早速、今週末からこの新バージョンの是空指数を配信します。
21年以降の3年以上のデータを元にシミュレーションした結果をご覧になればわかるようにかなり精度が上がったと思います。指数1位を機械的に買い続けるだけでも単勝は100%超となっています。
これからは、騎手による影響も深く研究しようと思っていますし、調教や血統といった現時点で手つかずになっているファクターについても組み込んでいこうと思っています。
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今週も数式を見直すなど「是空指数」の改良を試みました。
ただ、期待したほどの成果は得られませんでした。
指数順位で上位になった馬の好走率をアップすることができ、低指数馬の好走率も下がったので全体として精度は上がっていると思うのですが、人気になりそうな馬を再評価しているだけなのか、回収率からは成果を感じることができませんでした。オッズの再発明をしようとしているだけなのかもしれません。
しかも、労力に見合った成果が得られなくなってきているのも確かです。ここからは0.1ポイントを削り出すために膨大な試行錯誤を覚悟しなければならないし(もちろん0.1ポイントを削り出す作業もすごく重要ですが)他にも課題が山積しているので、来週からは違った側面やファクターを使った開発を進めていきたい。
そこで、この記事では「是空指数」を活用した簡単な展開予測や波乱度の予測について考察していきたい。
※この記事のデータは21年以降の約3年分(13万件)のサンプルを元に算出しています。
指数トップの馬が波乱度を示唆している?
まず、「是空指数」1位の指数別の3連複の平均配当と回収率を出してみました。回収率は全通り買いをした場合のものです。平均配当と回収率が高ければ荒れる可能性が高く、低ければ順当に決まる可能性が高いといえるでしょう。
100以上
平均配当:1万4886円
回収率:41.0%
90~99
平均配当:2万194円
回収率:52.5%
80~89
平均配当:2万2285円
回収率:53.2%
79以下
平均配当:1万9376円
回収率:46.5%
1位の指数が高いほど、好走確率の高い信頼できる馬がいるということなので順当な結果になる可能性が高くなる。この傾向は、想像しやすいと思われます。実際、指数100以上の馬がいるレースは平均配当も回収率も低い。
1位の馬の指数が低くなれば低くなるほど信頼できる馬がいないということになり波乱度が上がるといえそうですが、データを見ると79以下の指数的低レベルレースも波乱度が低くなる。この傾向について補足したい。「是空指数」で一番需要なファクターは上がり3ハロンタイムになっており、指数の高い馬は鋭い決め手を持った馬というケースが多い。指数の高い馬がいないということは決め手の甘い馬しかいないと言い換えることができます。そういう理由から指数的低レベルレースは(鋭い決め手のある馬がいないので)前残りになりやすい。馬券は前に行ける馬が人気になりやすいので、高指数馬のいないレースは人気馬が前に行ってそのまま粘るケースが増え、波乱が起きにくくなっているという推測が成り立ちます。
指数トップの馬が展開がどうなるかも示唆している?
前章の仮説をさらに掘り下げて検証してみたい。1位の指数が低いレースほど前残り傾向が強いのか?
「是空指数」1位の指数別のレースの脚質脚質別のデータを出してみました。結果は以下の通りです。
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