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これからたくさん好きを伝えたかった人に伝えられなくなってしまった

2018年7月13日の記事です。

7月6日の朝、これからたくさんたくさん応援したかった子が永眠しました。22歳でした。

翔太くん、お疲れ様でした。
今はただゆっくり休んで欲しいなあと思います。

昨日、初七日でした。
これは、気持ちがどうにも落ち着かない自分の為に吐き出すものです。

 

私がLDH沼にドボンした経緯は気が向いた時に話すとして、FANTASTICSが好きになったのはほんとにここ半年くらいのことで、VBA5の最終選考が盛り上がっている頃にようやくメンバーを覚え始めました。

彼らが最初の夢者修行をしていた頃、私はエルディーエイチのエの字も知らないくらいだったし、彼らがハイローランドのステージに毎日のように出没してた頃は、「FANTASTICSってなんだろ、ジャニーズJrみたいなもんかな」程度の認識でした。
まあびっくりするほど新参も新参です。
でもだからこそ彼らのことがもっと知りたくて、彼らのステージがたくさん見たくて、9人でのパフォーマンスを心待ちにしていました。

私がFANTASTICSを初めてこの目でみたのは、GENERATIONSの昨年のアリーナツアー「MAD CYCLONE」のオーラスです。
世界さんと大樹くんを除く5人のパフォーマーがツアーに帯同していたんですが、私はまだメンバーの名前と顔を覚えたての頃だったし、スタンド席の上の方だったのでFANTASTICSメンバーをほとんど判別できなかったんですけど、それでも弾けるように踊る彼らを見て「あっ好きかも」って思って。
この子たちのパフォーマンスをもっと見たいなあとわくわくして。

結局、私が翔太くんを生で見れたのはこの日が最初で最後になりました。

年末のPKCZ×RIZINのライブも見に行ったんです。
ボーカルが決まって半月でいきなりこんなところでお披露目はないやろワハハ(期待)、とかアホなこと言ってたら翔太くんが体調不良で急遽欠席と告知されて、インフルエンザとかかなあなんて思っていたら、年明けてからのイベントも欠席するようになって、これは結構まずいやつでは…と思ってたところでの胃がん公表で。

最悪の状況って、考えたくないじゃないですか。

若いと進行が速いってことはわかっていたけれど、公表後もたまに出してくれるメンバーと翔太くんの写真に安心したり、メンバーや本人の言葉を信じて元気に戻ってくることを祈るしかできなくて。
4月から始まった夢者修行もほんとは翔太くんの誕生日の愛知公演に応援に行きたかったんですけど、どうしても休みが取れなかったのでなんとか浜松公演の日は休みをねじ込んで、公演3時間前には列に並んで、夢者タオルは買えなかったけど、2列目の本当にステージ近くで彼らのパフォーマンスを見て(BALLISTIK BOYZも最高にかっこよかった)ああやっぱり好きだなあという気持ちが強くなって。

FANTASTICSの何が好きってあの、カラフルでコミカルなダンスなんですよ。
にこにこ笑顔で表情から魅せてくれる彼らが好きで、びしっとかっこよくキめるところはとってもかっこいい彼らが好きで。見てるこっちを笑顔にしてわくわくさせてくれるパフォーマンスに心奪われたんです。
ダンスジャンルなんてそれこそほんとEXILE TRIBEにハマってからいろんな種類や歴史があることを調べるようになった程度なので全然よくわかんないんですけど、FANTASTICSの弾けるような、彩度の高い(衣装のせいもあると思うけどパフォーマンスってそれ込みだと思うからそういう印象を受けるのは間違ってないよね)ダンスって私すごいわくわくしちゃうんですよね。

それと私、最推しはGENEの佐野玲於くんなんですけど、彼とキッズの頃からの縁があって彼を憧れの先輩って言ってくれてる中尾翔太くんが気になってたんです。ピンク色のふわふわの髪とあの笑顔がかわいくて、ダンスをファッションセンスが素敵で。メンバーで同郷の堀夏喜くんが翔太くんを追い続けてきたって話もぐっときて。
だから彼のことこれからもっと知ってもっと好きになりたいなあって、思ってたところだったんです。

6日と7日のメンバーのブログ、文面と更新のタイミングにちょっと違和感を感じてたんですよね。日付が変わる前後ギリギリにまとめて更新されるし、文面も気合いが入っているというより堅苦しい感じを受けて。
それでも、訃報が公になるまでの2日間、ファンに悟られないように今まで通りブログを更新して、笑顔でライブのステージやテレビカメラの前に立っていたメンバーのみんなや事務所のみんなを思うと、ほんとに、ほんとに苦しくなってしまうんです。
20歳そこそこの青年たちが、仲間を、メンバーを、友人を喪ったとしても、「見ている誰かの為に」いつも通り最高のパフォーマンスをしなきゃいけない、そういう世界なんだなあと思うとほんとにどうにかなりそうで。
なんでよりによってEXILE再始動後初のMステ出演の朝だったんだとか、なんで玲於くん初主演映画の公開初日の朝なんだろうとか、そもそもなんで翔太くんが苦しいめにあわなきゃなんなかったんだとか、ぼんやりしてるとぐるぐる考えてしまって。
FANTASTICSはずっと9人だけど、それでも実際問題これからはずっとパフォーマンスするのは8人になるから、今まで翔太くんが戻ってくる前提で組んでたフォーメーションを組み直すとか、これから新しく作るのは8人前提なんだっていう、そういう現実に立ち向かっていかないといけないメンバーのことも、いろいろ、私なんかが心配することじゃないとは思うんだけれどそれでも、堂々巡りに考えてしまう。

よくないですね、ほんとうによくない。

だけど、どんだけいろんなこと考えても、一介のファンである私にできることなんか、これまで以上に彼らを応援して、彼らのパフォーマンスに笑顔で応えることしかないので。

訃報が公になってからFANTASTICSブログ更新止まってますけど、しんどいときはファンの方は向かずメンタルケアとかリハとかそういうのに集中してくれればいいので、彼らの本質であるステージでのパフォーマンスでまたみんなの笑顔を見たいなあと、そう思います。

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