ファブリーズファイト

.・サークルの依頼演奏で企業のパーティに行った。クソ暑いなかスーツで。



・ビュッフェでケーキを3つくらい食べた。美味しいなあと思ってもぐもぐしていたら「なんでそんなに険しい顔してるの?」と言われた。人を殺すような目でフォークを口に運んでいたらしい。「本気で味わってるからだ」と答えた。ウケたのでよし。

・部室に帰った後、大雨が降っていたのでみんなでチャオチャオをやった。アホの後輩が初ターンから指摘を繰り返しかつ全て外して1マスも進むことなく死んでいった。こういう奴がいると冷めるのが世の常だが、後輩くんはその後も他のプレイヤーとタッグを組んで場を盛り上げていた。そういうするするとした身のこなしができるのは尊敬に値する。

・”ファブリーズファイト”と称して、お互いにファブリーズを掛け合いその芸術性を競う競技もやった。後輩くんは『自分の手にかけてファブリーズ波を放つ』『私の服の下に潜り込んで噴射する』などの技を編み出して高得点を出し続けた。私も『液をかけまくった自分の身体で相手に抱き着く』という大技でジャッジの心を掴みかけるが、流れをつかめずに敗北してしまった。要するに「ファブリーズを使ってどこまで面白いことができるか」という勝負である。今考えればもう少しアイデアは出るものの、あの時何も浮かんでこなかった私の完敗だ。

・決着がついて振り返ってみたら先輩が「私は何も見ていません」みたいに背を向けて自分のスマホを眺めていた。なかなか堪えた。









・父にお金が無いことをぼやいたら3万円を貸し付けてもらった。貸し付けられたと言った方が主観的には正しいが、これが無くてはやっていけないのでしょうがない。

・3万円を借りているという事実が重くのしかかる。これによって私は私の懐事情に責任を持たなくてはいけなくなった。その時がいつになるかは分からないが、そう遠くないうちに耳揃えて返さなければいけない。今日の昼はカップ麺を買う予定だったが家にあるものでラーメンを作った。責任を持つとはこういう事である。








・ちょうど3時だ。例によってWi-Fiがつながっていないので、これを投稿するのは明日の昼ごろになるだろう。


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