良いバイト キツいバイト 全部本当

・一昨日と昨日はイベントスタッフのバイトをしてた。一日中。

・「関係者以外立ち入り禁止」のところに立って向かってくる人が関係者かどうかチェックする仕事を主にしていた。と言っても9割くらいはぼーっとしていた。ライブの音が漏れ聞こえてきて、しかもほとんど暗闇なので、こっそり踊るなどして暇をつぶしていた。真っ暗な廊下の向こうでくねくねしている影が見えたらそれは私です。

・2日間で3万弱稼いだ。長い間じっとしてなきゃならないのでしんどくはあるが、それでも割のいい仕事だ。8月もこれで稼ぐつもり。




・今日はコンビニバイトをしていた。1人の客を対応して、対応し終えた5秒後くらいにミスでお客さんに多く払わせてしまっていることに気づいた。それでも客は途切れなく続いているのでどうしようかと思っていたところ、30秒後くらいにブちぎれた客が戻ってきて詰められた。「俺が気づかなかったらどうするつもりだったんだよ」とか「あんたがやってること詐欺だぞ」とか恫喝されながら返金処理を終えた。めちゃくちゃ怖かったが、それでも客は途切れなく続いているので恐怖が抜けきらないまま次の対応をした。まったく気持ちが切り替わらないままでも[いらっしゃいませ][レジ袋はつけますか]など口にしみ込んだ接客の文句がすらすらと出てくる自分を三人称で眺めている自分がいた。手は震えたままだった。

・今日のことはなるべく早く忘れたいので本当は日記に書かない方がいいのかもしれない。大学の授業で「日記は1日の出来事を選んで再編集して自分好みの1日を再構築する営みです」と聞いた。私は今日のことをさっぱり無かったことにもできるが、そういうものは心の奥深くにたまり続けるということを知っているのであえて正面から見つめることにしている。文章にすることで嫌な出来事を解体し、他の出来事と並列させる。相対化とはこういうことだ。

・リュックに濡れたままの折り畳み傘を突っ込んでたせいで図書館で借りた本の背表紙にドでかい穴が開いてしまったり、「合格ってことにしておきます」と言われた店舗からバイト不採用の通知が来たりしたけど、それらは全部今日あったこと。無かったことにはしない。









・なんかお腹痛くなってきたので寝ます。明日は良い日になるよね。

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