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短文バトル「毎日/毎日お仕事」

フリーランスだ。

フリーランスということは毎日仕事をするということだと私は思う。仕事がなければ次の仕事をどうやって獲るかも考える。結果的に1文字も打たなくても、アイディアは頭でこねくり回している。

お話創りが仕事なので、いつでもお話のことを考えてる。ツイッターを見てはネタをストックし、テレビを見てはネタをストックし、本を読んでネタをストックし、人と話してはネタをストックする。見たもの聞いたもの感じたもの触ったものを後で書けるようにストックし、夢に見たこともネタとしてストックする。趣味も書くことなので境目がない。

もともと好奇心旺盛で、ムー的なことに興味がある。勉強するのも好きだ。だからライターには向いている、らしい。

といっても、今はお話創り系のライターに全振りしてるんだけど。寝る時間も食べる時間も仕事を軸に振り当てられている。仕事をするために寝る。寝ないと能力が落ちるからだ。気温管理も気が散らないことを一番に考える。仕事の効率が落ちることはなるべく排除する。

お話を書く仕事は感情仕事なので、メンタルの安定も大事だ。いかにストレスを散らし、気分を安定させ、少しでも仕事を進めるかに神経を注ぐ。

それでも不安なことはよく起こる。不安だからといって筆は止められない。いかにその不安の合間に仕事を進めていくか。精神的なバランスを取りながら、1字でも前に進む。

メンタルを守りながら、毎日仕事をする。仕事をしなければ生活費は稼げない。筆を止めることはできない。生きるために書くしかない。毎日、毎日、毎日書く。

書くことは楽しいので苦にはならない。書くことから逃げたいと思ったこともない。逃げるときは仕事と一緒にしか逃げない。父親の死に際も離婚での逃避計画もすべて仕事は一緒だった。休めば生活できないのだから。仕事ができなくなるというのなら、安楽死の薬をくれと思う。

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