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NovelJam「帰りゃんせ」販促チャレンジ企画「百物語」

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NovelJamによって生み出された私の怪談小説「帰りゃんせ」を販促するために、グランプリまでに百物語を完成させるマガジンです。なんとか完成させてグランプリで怪異を起こすぞー!
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2018年11月の記事一覧

百物語7話目「疳の虫を抜く」(実話怪談)

私の家は商売をやっていたので、拝み屋さんに通っていた。 昔は日田駅の裏に拝み屋さんの家が…

日野光里
5年前
6

百物語6話目「座布団枕のSL」(実話怪談)

これは超怖い話に採話はされなかったけれど、最初に当時の掲示板に書き込んだ話で、編集の加藤…

日野光里
5年前
8

百物語5話目「井戸」(実話怪談)

これは今、住んでる場所近くでの話。 私の家は海から5分くらいのところある。 ある日――。…

日野光里
5年前
7

百物語4話目「河童のおばあさん」(実話)

※追記あり 前回までの話――。 一階の病室から律儀にベッドひとつひとつに順次現れていた女…

日野光里
5年前
9

百物語3話目「病室を巡る霊」(実話)

アキレス腱が切れるときには、ブチーンっと音が鳴ったという。 バトミントンをしてた母親が怪…

日野光里
5年前
5

百物語2話目「大島てるで調べてみた!」

冒頭写真:© NPO法人日本独立作家同盟 帰ったら、絶対やってやると思っていたこと、それは―…

日野光里
5年前
7

百物語1話目「肉団子」(実話怪談)

今日の昼間、実際に我が家で起こったことだ。 昼夜逆転中の娘が、さあ寝ようと畳の部屋の布団に転がっていた。 そこは私が仕事をしているダイニングと、襖を開ければ続き間になる場所。 突然――。 「おかーさん、おかーさん! 今、幽霊見た!」 と娘が叫び出した。 「え? 今? 今なの?」 と、聞くとたった今だそうで……。 娘から見えるダインニングルームを、私が仕事をしている机へと、今、人が横切っていったと言う。 「あ、でも、人じゃない。首だけだった」 「首?」 「