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RHODIA(ロディア)オーガナイザーデビューをした話


コンパクトポメラがでないので……


 というのは半分冗談で、最近脳内の妄想が記憶にとどまりにくくなってきたので(老いだな……)、やはりどんな場所でもアウトプットは大事だろうと、持ち歩く手帳を探していた。大昔愛用していたスマホカバーになってるキーボード、あれさえあれば話はかなり早いのに……。


 私はそもそも小学生時分から、筆記用具を手放さない子供だった。

きっかけは『六年四組ズッコケ一家』(山中恒)の地獄耳の情報屋、キキ耳ズキンチャンこと三好利恵ちゃん。情報屋や情報通という役割のキャラには今でも弱い。

 そんなキキ耳ズキンチャンに憧れてジャンパースカートの胸ポケットに縦開きのメモ帳とボールペンを差し、毎日を過ごしていた。小説のネタも、小説に出せそうなお店の名前、人の名前もそれで拾っていた。子供の頃からの癖(ヘキ)は変わらない……。


 スケジュール帳はEDITのB7変型という、とてもコンパクトな手帳を3年ほど愛用しているが、そのぽってりとした厚さ(※)故にポケットに入れて持ち運ぼうとは思わなかった。男性なら背広の内ポケットに十分収まるサイズ感だが、女性の場合、冬服アウターならいいけど、ちょっと薄着になるとポケットに入れるには躊躇するサイズだ。


(※年間一日一ページの割り当て+フリーページがあるにも関わらず、1.8cmととっても薄い。がポケットに入れるにはちょっと厚い)

厚さ比較 リング側はEDIT(B7変型)と同じだが、反対側は1/3(角度がついてるので分厚く見えます)



 コンパクトポメラだったら、ポケットに入らなくても専用ポーチで持ち歩きますよ、もちろん!(…我ながら愛がオカシイ…)


 そしてEDITは横開き。EDITサイズでも片手で保持はできても書きづらかった。基本いっぱい書きたい!ので文具王さんのおすすめPLOTTERの横型M5を横向きで使用するのもいいなぁ、とは思っていたけど、どうしてもサイズ感の問題とお値段(!)で、候補落ち。


 仕事の覚え書きメモにはLIHIT LAB.さん(お世話になっております!!)のAQUA DROPS の縦開きメモ帳を使っています。(専用のパンチも持ってる)

 仕事用のポケットの多いエプロンならともかく私服だとポケットが少ないため、スマホとむき出しのメモ帳リングがひっかかるのがどうしても気になります。そして当たり前だけど、仕事用とは明確に分けたい気持ちがある。


 久々に自分の用事で都会に出て、ぼんやりしていた思いが爆発しそうになっていた。いや、暴発か?

EDIT(B7変型) / RHODIAオーガナイザー2023限定色カーキ / LIHIT LAB. AQUA DROPS (N-1761)


RHODIA(ロディア)について


 オレンジに黒の印象的なデザインで知られるフランス生まれのロディア。創業者二人と紙の材料を表す寄り添う二本の木からなるロゴと、アウトドアを連想するデザインの印象通り雨がぱらついても使えそうな紙質。どんな環境でも使えるものが好きな人間の、心の琴線に触れる商品に出会ったのは前世紀のこと。


 世の中にこのブロックメモが出回るようになった頃、

「ただのメモ帳に、こんな値段を出すなんて」

と言っていた人も知っている。気持ちはわからないでもなかった。実際に書いてみるまでは。


 ブロックロディアの紙質は好きだったが、基本書いてちぎる、という動作が前提の商品。毎日きちんと書いたメモの整理ができるわけもなく、書いた物の散失を恐れて結局使わなくなってしまった。私のような人間は、ある一定期間はノートの形でまとまってないと困るんです……。
 そして……年を経て、濃いめの紫の罫線に目が泳ぐようになりました。

 いい紙なんです、本当に。


ロフトで出会って恋に落ちた


 ロディアオーガナイザー 2023年限定色カーキに出会ったのは、手拭いを求めて入った梅田ロフトでした。


 色に一目惚れでした。ちょっと高いかもなぁ、とナガサワさんで小一時間悩んだ時間はなんやったんや。


 このロディアオーガナイザー、

 ・柔らかく手触りの良いゴート革(山羊)の「ブリオン」

 ・牛革の「シック」

の素材違いの二種類の展開があり、ロフトでは「ブリオン」の方は半額になっていた。この柔らかさは、そのまま尻ポケットに入れてもまったく問題ない感じ。


 私の場合手が小さいので、革が柔らかいと書く面のカーブがきつくなってしまいしっかり支えられないので、お値段に迷いはしたのですが……革の硬い「シック」一択。でもなぁ、お値段がなぁ……と迷っていたのです。
 ちなみに限定色は「シック」(牛革)のみ。即決でした。

 よくある「そのまま使える少量リフィル」は入っていません。本体のみ。



消耗品を確認した私は偉いと思う(自画自賛)


 はっと気づいた消耗品、リフィル。

 ロフトでは20枚330円(税込)のお高いマヤリフィルしか在庫がなく。スマホで調べても、ブロックで馴染みのあるベラム紙が40枚330円(税込)……。このサイズ、この枚数、私の想定している使い方でランニングコストどうよ……と商品を手に逡巡しているところ、自作している先人を発見。ピッチがシステム手帳と同じとのこと。


 それなら、すでに持っている『カール事務機 リフィルメーカー GP6』(手帳用A5バイブルミニマイクロ5対応)で簡単に自作できるな、とサンプルにひとつだけマヤリフィルを取り、そのままレジに向かったのでした。

120g/m2のしっかりした厚さ ホワイトマヤ リフィル クロスドット
片面しか書かないのに、ちょっともったいない良き紙 見出しなどに使用予定




嬉しい、嬉しい、ただ嬉しい!

この色が、シックなカーキがたまりません……。

来月のカード引き落としも(あえて)忘れることにして、スキップするような心持ちで帰宅の途についたのでした……。


※次回は『ロディアオーガナイザー 3穴自作リフィル』の作り方について書きます。

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