音楽詩(おんがくうた):坊やの春を・・

ぜんまい 仕掛けの 詩 の オルゴール

慌ただしい 日常の  子ども の しつけ

砂場に 忘れさられた  

小さな スコップ半分 砂に 埋もれた  

錆びかけたぜんまい 仕掛けの 詩 の オルゴール

また 雨 が 降ってきた

曇り空 の 日々

慣れて しまった曇り空 の 日常

オルゴールの 中から
 
意識が 突き抜けて 行く

どこまでも どこまでも天空 抜けて

どこまでも

外側の あかり に たどり着いた 時

砂場の オルゴール

暗 どん の  砂場に ・

意識のあかり  を 灯す

幼稚園帰り の  長靴 ぼうや

砂場に 靴を めり込ませ

拾って  行った   

意識のあかり

詩 の オルゴール

砂場の 靴跡 を  

雨 がなにも なかったように消して  いた

意識のあかりが 勝りますように  ・

やがて 明るく 見えます ように  ・

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