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ちょっとお疲れのあなたが 読むだけでフワッと癒される本 感想文

ちょっとどころか、毎日激疲れの私なのですが、この本の表紙を見ただけで「うわ〜かわいい!」と心がぱあああっとするような、そんな感覚がありました。

これまでの樺沢先生の出版本は、かっこよさやシャープさを感じてましたが、今回は真逆のフワッと癒し感で、疲れてる人が本屋でフワッと手に取るんじゃないでしょうか(笑)

見開きで質問と答えが完結してて、分かりやすい。答えの他にYouTubeの動画ページの案内もあるので、興味が出たらすぐ見に行ける。
次の2ページで解説が完結してるのも、すごく疲れず読めた。


私は樺沢塾とウェブ心理塾にいたので、この本を読みながら、樺沢先生の話や、仲間と話をしていたことを思い出しながら、当時の様子に心が温まったり、学んだことの復習にもなって、心の疲れが取れて軽くなる感覚がありました。

私の仕事は看護師で、急性期病棟が職場です。女性スタッフが多く、入院患者がほぼ毎日あり、時に人の生死が交差するところで疲弊しており、こんなに疲れる仕事を一体いつまで続けられるんだろうか、私もう定年も見えつつある歳なのに、消耗するばかりで大丈夫なんだろうか、でも今から転職は無理、やりたいことは全然分からない、と、ぐるぐるする日々を送っています。

常にぐるぐるしてるし、心身疲れて何もしたくない、目標もやりたいこともないから、どんなにいい話を聞いても動かないし実にならない。
疲れてネガティブになりがちだし、自己肯定感も下がる。自分の振り返りや棚卸しもできずに、さらに落ち込む、という負のスパイラルになりがちでした。

そんな時は本を手に取る気力も湧かないのですが、それでも一気に読める本はまさにフワッと感満載でした。

例えば1章の「怒られても落ち込まない方法」では、インプットとアウトプットとフィードバックを回す、フィードバックを必ず行うこととあります。私は前からフィードバックが弱く、注意されたりミスをしたら、ずっしり落ち込んだり、いつまでもクヨクヨ考えてる時間が長く、フィードバックも「今度からこうしなくちゃな…」でなんとなく流れていくことが多いです。

先日ちょっとしたミスがあった時に、「あ〜またやってしまった!」とがっくりしたのですが、本書のフィードバックを思い出し、同僚に「こんなことまたやっちゃって…」と話したら、「そういう時に限ってそういうことあるんだよね!しょうがないよ」と言葉をもらい、こうした方がいいかな?とか、こうでもしないと忘れるよね、などいろんな対策を話し合い、自分だけじゃ思いつかなかった振り返りがありました。

上司からは「だからもっとよく確認しないと!」と注意をされました。上司は忘れ対策の道具を作ってくれて、後日職場全体に注意喚起と道具の活用をするよう呼びかけをしていました。私1人でただ落ち込んでいたら、そこから何も発展しませんでした。アウトプットし、自分以外の人も巻き込んでフィードバックしたことが、自分だけじゃなく他スタッフのミスの可能性も減らせることにつながったと思います。

また、4章の「自分はダメだと思う人の対処法」では、ポジティブ3行日記をとアドバイスがあります。これも前から樺沢先生がずっと言われてることですが、私はいつも3日坊主で終わってしまいます(笑)すぐ書けるように、常にテーブルの上にノートを置き、ペンまで準備しているのに続きません。
これ良い習慣なんだけどなぁ…パソコンでタイピングでも続かないので、やる気の問題かもしれないけど…(汗)

と思いながらぼんやりしてたら、ふと「書くのが無理なら独り言はどうかな?!」となぜか思い浮かび、すぐに「今日のよかったこと」を声に出して呟いてみたのです。そしたらなんとなく、「今日も疲れたけど、ちゃんと良いことはあったな」って思って、心に少し元気が戻った気がしました。

書くのも、話すのも、自分の体を使うことだから、割と独り言もいいかもしれない!樺沢先生だって鏡に向かって「俺ってすごい!」って言ってるんだし、きっと効果ある!とワクワクしてます。しばらく続けようって思ってます。


最近の事例を2つ挙げましたが、この本の特徴はハードルが低いこと。ひとつずつ、ゆるりと取り入れて人生を生き生きとさせていきたいです。

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