点字ブロック、俺には必要ない。

 もうさぁ、いい加減歩道の点字ブロックを無くしてくれませんかね?それが無理やったら歩道のど真ん中じゃなくて、端っこのコンクリートの蓋をした排水溝(側溝と言われてるやつ)の脇に設置してくれませんかね?あれめっちゃ邪魔なんで。

 調べてみると、俺を含めた健常者達に比べて、視覚障碍者の方は全国に約30万人いるらしい。この人数を多いか少ないかと捉えるのは他人の自由だが、別に少ないからと言って「点字ブロックを無くせ」と言っているわけではない。

 正直俺としては、普通に生活していて邪魔だとしか思っておらず、気分次第でブロックに沿って歩いてしまうこともあるが、やっぱり自転車乗りとしては真ん中に置く必要がない。自転車がパンクしている時、走っているとパンクしているタイヤがスリップしてしまう。そしてスリップして自転車が横転しないかと冷や冷やしてしまうのだ。

 なんで自転車が通るようなところに点字ブロックを敷いてんねん!普通、側溝の脇らへんに敷くやろ!手を繋いで歩く親子連れ並みに邪魔やねん!じゃあ歩道と車道の間にある狭い空間を通れってか?狭すぎて逆に危険やろ!俺の他に自転車乗ってる奴いたらどうすんねん!前か後ろにバスやトラック居ったらどうすんねん!

 若干話が逸れてしまったが、俺らみたいな健常者にとって点字ブロックというのはただの床の模様にしか過ぎないくせに、選挙カーやら選挙に出馬する人、テレビクルーみたいな点字ブロックを塞ぐようにして何かをしている人見ると、「点字ブロックの上で演説して許せない!」だの「点字ブロック塞いでまで撮影するな!」だのいわゆる”点字ブロック警察”ちゅうのが現れて、とてもうんざりするわけですよ。何を偽善者ぶってんだよと。お前らだって無意識に点字ブロックの上を歩いちゃうことぐらいあるだろと。自分の気に食わない人が点字ブロックの邪魔をしてる際に、ここぞと文句を言う奴は不愉快極まりない。

人が作業しようとする際、点字ブロックなんか置かれると「踏まないようにしなきゃ」と配慮しなければならない。だいたい真ん中に置くのが悪いのに、健常者は点字ブロックの内側か外側で作業するというのを踏まえなけらばならない。端っこに置けば、そんなこと考える必要なんてないのに。

 ほんでこういう風に点字ブロックの文句を言うと、「自分が目が見えなくなったらどうすんの?」とか質問するアホな奴がいるわけですよ。こう質問するように言い返す奴っていうのは十中八九性格が悪いんですよ。俺以上に糞みたいな性格しているわけなんですよ。生まれつき目が見えないんだったらまだしも、視力がよくて急に両目を失明するなんてあっても可能性は低いやないか。0%じゃなくても可能性が低かったら実質0%や。こういうたとえ話のような質問で追い詰めようとするのはほんとに止めていただきたい。

 大体、点字ブロックを設置して約に立ったのであろうか。全盲の方も白杖持って歩くよりも盲導犬や、それ専用の介護の方と歩くはずなのに、点字ブロックは必要なのだろうか。今でも設置しているのって、もしかして利権?