有馬記念

有馬記念の本命は、アーモンドアイです。

降雨に関わらず、今回は揺るぎない状態にみえ、
かつてない強さを発揮するかもしれません。
夏は牝馬といいますが、
高体温体質の彼女にとっては冬こそが最適な環境である可能性もあります。
その場合には、かつてのダイワスカーレットのように、
有力先行勢を屠ってしまい、
前で競馬のできなかった人気薄馬を連れての大波乱を生むこともあるでしょう。

しかし一方で、まったく死角がないわけではありません。
その最大は、ルメール騎手の戦前の相当な自信。
紛れの生じやすい有馬記念の舞台で、
それは少し慢心ではないか、とも感じます。
もちろん、ノーザンファーム生産の人気馬ということもあって、
かつてのテイエムオペラオーのような包囲網が敷かれることはないでしょう。
けれど、これまで例をみないほど、
有力馬、実績馬が好状態で出走してきた今回。
怖れることなく負かしにくる馬、騎手はいるはずです。
たとえば隣枠のスミヨン騎手は、間違いなく、隙あらばチャンスを拡大する厳しい競馬を挑んでくるのではないでしょうか。

また、早々と参戦を決め、
JRAを動かしルールを拡張してレーン騎手騎乗を確保したリスグラシューも侮れません。
2週に渡って坂路で強い負荷をかけたのみならず、金曜にも時計をだしてきました。
引退レースだからできる調教、ともいえるかもしれません。
軽い、時計の速いいまの馬場の適性ではアーモンドアイに譲りますが、
単勝以上に、つまり7回に1回以上勝つ資格を有している馬だと思います。

さらにいえば、アーモンドアイ陣営の強気の理由を邪推すれば、
この万全な状態の彼女に勝った牡馬の種牡馬価値が一気に上昇する、ということです。
ディープインパクトとキングカメハメハがこの世を去ったタイミングだけに、社台グループは新しい人気種牡馬を是が非でも誕生させなければなりません。
他牧場生産のロードカナロアでは、旨味が薄い、からです。

そこでアーモンドアイが本命ではありますが、
敗れるケースも想定しておきたいところ。
その場合には配当が跳ねますので、少額でリカバリーができます。
3連単、あるいはWIN5も駆使して、
さまざまな買い目を重ねていく予定ですが、
そのあたりを既存の馬印では表現しきれないので、
今回の印はひとつだけにします。

◎アーモンドアイ


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