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梅雨の東京

成田だ。
もう何度見たかすっかり構造を覚えてしまった空港の中で私は昼食を探す。「宮武讃岐製麺」がデカデカと本場讃岐を主張しているが、香川県民の私は一切聞いたことも無く見た事も無いあの店に並ぶ人を眺めながら松屋へ入店。
松屋は何処に行こうが味のブレが無い。千葉と言う訳の分からない場所で食事をするには無難なのだ。
千葉観光に良い思い出は無いが千葉県自体は悪くないのだ。そんなことはさておき、長い連絡通路を渡り空港第二ビル駅を目指す。
300mもの連絡通路は陸上競技場に良くあるタータンと言われる床になっており私の心を踊らせる。
流石に周囲の迷惑があるので走らないが、歩けば数分のこの道も走れば40秒足らずで向こう岸に辿り着く、やろうと思えば成田空港に着いてから5分乗り換えも可能なんだなと馬鹿なことを思いながらひたすら歩く。

逆に味が気になるが触れてはいけないのだろう

駅に着くや否や、待ち合わせしている人物から15:30くらいに喫茶店に行くよとの連絡が。
今の時計は針を真上に指した辺りだ。まだ少し時間があるということで以前から気になっていたとある場所を目指す。


スカイライナー車内

まず乗り込むのは「在来線日本最速」の称号を持つ京成スカイライナーだ。
こいつは本当に速く今なお唯一160キロ運転をしている在来線(新幹線ではない路線)だ。
さっそく乗り込むとTwitterでは謎のやり取りが始まる。

こういうノリは本当に好きだ。

意味のわからない日本語を話すのが好きな私は今回会う人物とタイマンで会話出来るのがより楽しみになり気分は上々。

MAX162.3キロ

日本全国の列車に乗り込んだがやはり京成スカイライナーは別格だ。この為に成田空港着弾を選んだまである。そんなこんなで列車は京成上野駅に到着。
山手線で秋葉原駅へ。
目的地を目指す為につくばエクスプレスに乗り込む。電光掲示板には既に忌々しい文字が。
見なかったことにして快速列車に乗り込む。
こちらもかなり速く顔が130キロで移動する。
あっという間に目的地の「守谷」だ。

わかる人には分かる自虐ネタ

話すと長くなるが私の因縁と言うか、6年の後悔や未練が詰まっており1度は来てみたかったのだ。
実際来ると本当に虚しい、記念撮影を終えて未練や後悔をこの駅に投げ去り、さっさと折り返し秋葉原方面へ。もう二度と来ないであろう駅を後にする。
つくばエクスプレスは頭がおかしい。
何故、快速と区間快速で停車駅が違うのか本当に理解が出来ない。そんな事に気付いた時にはもう遅く、秋葉原では無い駅で降りてしまった。
さて、どうしたものか待ち合わせ時間がきつい。
御手洗にも行きたいが都会のコンビニには御手洗が無いことを実際に入店してから知る事になる。
じゃあどこにあるんだ。考えに考え抜いた結果で「上野駅」を目指す。どうやら徒歩30分らしい。
途中で御手洗を探しつつ待ち合わせ場所方面へ歩く。
結局道中で御手洗は見つけれなかったがなんとか上野駅へ辿り着いた。時刻は15:37待ち合わせ相手はもう店内に居るらしい。少し遅れる旨を伝え御手洗へ駆け込む。上野駅から徒歩2分もあっただろうか?
1軒目、待ち合わせ場所のギャランに駆け込む

いざ店内に入るや否やでとんでもない物を見せつけられた。やはりこの人は好きだ。面白すぎる。

なんとマッチを使いヤニに火をつけていたのだ。
こんな人は見た事ない、いやこの世でこの人くらいだろう。私が入店するまでに既に2本吸い終えた彼女は目の前の光景が当たり前かのように寛いでいる。
さっそく珈琲を注文。実にオシャレだ

珈琲ショップギャラン

海外旅行やアイフルの話が特に弾んだところで2軒目へ、ところがどっこい生憎と雨が強くなってきたので傘をささねばならない。私が持ってるのはキャリーケースに入った壊れた折り畳み傘だ。
そんな私を気遣い彼女は傘を差し伸べてくれた。
友人関係とはいえ異性との相合い傘など何年振りだろうか、少し緊張してしまう。
と言うか僕はチー牛なので彼女の横に並んで良いような容姿では無く終始申し訳なかった。傘、買おう。徒歩3分ほどですぐ近くにある珈琲王城さんへ。

これまた店内がオシャレな店であり、先程とうって代わり静かな店内は上品さを感じる。
どうやら上野の喫茶店にも色々な顔があるらしい。
私はパンケーキ、相手が頼んだのはオシャレな名前の何か(覚えてない)だ。

珈琲王城

どうやらこの店もかつて「ヤニ」が吸えてたらしい。今回は吸えない雰囲気だったので彼女が我慢していた。何故か可哀想に思えてきた。本当に何故だろう。
この店でも東方の話で盛り上がり、久しぶりにアルカディアレコードを開くなどして少し良い頃合になって来たのでメインである3軒目、U.N逢縁を目指す。

オリジナルカクテル 霍青娥×2

店内に入り、彼女が自作した青娥娘々のぬいぐるみを見せてもらう。本当に作り込みに愛が籠っており手足が曲がり自立したりもする。

お世辞抜きにしてこの世に存在する1番愛の籠った霍青娥の二次創作品だろう。靴や羽衣も着脱可能であり各パーツの取り換えも可能だ。

さて、ここに来てすることといえば古きイタリアンの熱唱だ。君色サブリミナルなのでティラミスクラシコはお持ち帰り出来ない。この謎の会話を理解できるのはやはり店内で我々2人のみ。

しかしながら演歌は色々な方に通じ今宵も盛り上がりを見せた。今宵の店内では二次創作の売り子をしたことがある方と知り合えた。僕もやってみたい。またタイマン会話リストに新たな人が追加された。こうした出会いが沢山あるので逢縁は飽きない。

時刻は23:30、どうやら頑張ればここ亀戸から多摩センターに行けるらしい。都会って凄い。
急ぎ足で総武線に乗り込み、途中の駅で本日のタイマン会話リストであった彼女とお別れ。
私はこれから3回もの乗り換えをし多摩センターへ。

京王多摩センター駅

時刻はほぼ1時だ。今日も元気に #どうせ私は限界オタクで快活CLUBプラチナ会員ですよ を発動。実際に快活CLUBはコスパ最強かつホテルより設備が良いことさえあり重宝している。
僅か1600円で一夜を明かし、あざみ野の彼と合流し今回2つ目の目的地へ

多摩のニューウェーブ

話すと長くなるし世の中には知らなくて良いこともあります。我々ら涙を流すほどに感動しましたがね
さて、今回の用事を終えて今度は羽田空港へ。
今回JALが6000円で乗れるらしい。
浜松町から初めての空港快速に乗り込みいざ羽田空港へ。日本で唯一快速運転しているモノレールだ。
多摩モノレールとの格差は一目瞭然に駆け抜けあっという間に羽田空港に。

ここで意外な出会いがあった。
シウマイ弁当だ。名前だけは聞いたことがあったので迷わず購入。マグロの照り焼き?みたいなのがすごく美味しかった。皆も食べて欲しい。


ジャルジャル

JALが2つでジャルジャル、そんな言葉を残して羽田空港を飛び立ち今回の旅行を終える。
楽しかった!

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