10/20 牡羊座の満月～自分の人生を切り開くための感謝と手放し～

10/20 23:56、牡羊座の満月を迎えます。

今回の満月は、自分が本当に欲しい人生のバランスを手に入れるために、人生を切り開く。一歩踏み出す。そのための感謝と手放しの満月です。

新月から2週間、冥王星、土星、木星、水星と順行が起きて色々と揺れの中で見つかったものがあると思います。流れが変わったことを感じた方も多いでしょう。

この10月から、時代が一気に風の時代への移り変わりが本格的に始まります。地の時代から風の時代への移り変わりは、これまでの常識や価値観の枠を飛び出すような変化が訪れます。

風の時代は、一人ひとりの価値観、一人ひとりの幸せの形を探し求める時代。そして、自立とつながり、自由と責任がそれぞれに問われる時代でもあります。

そんな10月に迎える今回の満月は、天秤座の新月からの流れをくんで、自分が本当に欲する人生のバランスを手に入れるための感謝と手放しの満月。敢えて自分のやりたいことを押し出して、これまで均衡を保ってきた自分のバランスや調和をくずしにいくような流れの中にあります。強制的に自分の変化を押し出されるところもあるような機会もありそうです。

これまで自分を守ってきてくれた人や考えに感謝して、手放していく。そんな気持ちを意識しながら、自分の理想に向かって切り拓く一歩を踏み出しましょう。

◆満月ってなに？

満月は、新月にスタートさせたものの「振り返りと感謝、手放し」のタイミング。

叶ったことを確認＆感謝し、要らなくなったものは手放す。
まだ足りないものを見つけたら振り返って方向修正していく。

満月から新月は、収穫と整理を行うタイミングです。

◆周囲の期待に応えるだけが人生じゃない

満月のサビアンシンボルは、牡羊座28度「落胆させられた大観衆」。

このシンボルは、自分の本質を見せていくことで期待を裏切るようなところがあります。天秤座の調和の意識とは逆ですね。

敢えて周囲の期待に沿わず自分の楽しみを追求していく。本当に自分がやりたいことを追求していく。自分の意思を貫くことを通して敢えて相手の反応を見ていく。

普段言いたいこと言えてない人は、自分の言いたいこと、伝えたいこと、正直に表に出してみましょう。ちょっとザワつくかもしれないし、荒れるかもしれないけど、それくらい力強い後押しがあります。

普段やりたいことやれてない人は、このタイミングでどんと前に進んだほうがいいですね。やはりちょっと痛い思いするかもしれないけど、それもまた財産になります。

「やりたいことが分からない」という人は、直感を信じて動いてみましょう。やりたいことが分かりにくい人ほど、自分の直感に鈍感になっているものです。

自分の「楽しそう」とか、「面白そう」のセンサが働いた瞬間に決定、行動してみる。人は5秒で意思決定しないとやらなくなるそうです。だからこそ、そんなチャレンジも人生に変化を与えてくれて面白いです。

◆自分を守って来てくれたものへの感謝と手放し

今回の満月は、自分の枠を超えて一歩踏み出すために、「今まで自分を保ってきたもの」の手放しが必要です。

満月が起こるのは3ハウス-9ハウスライン。天秤座の太陽が3ハウス、牡羊座の月が9ハウスです。

学び、広めていくハウスの組み合わせ。特に9ハウスは、ホロスコープの天頂10Hに向かって、まだ見ぬ理想を目指して学び、広く伝え広めていくハウス。

実は、怖がっていた自分の本音を出してみたら、周囲が受け入れてくれた、歓迎された、なんてケースは日常によく転がっているもので。むしろその繰り返しで自分のステージは上がっていきます。

その法則を知っている人ほど、自分の理想のために新しいことにチャレンジして、どんどん自分のスケールを上げていけるのです。

手放しの際には、それまで自分を育んでくれた、護ってくれたものへの感謝が出来ると良いですね。感謝ができると、自分の波動が高くなるので、手放す怖さや恐怖という低い波動から抜け出すきっかけが生まれます。

あなたが今あるのは、次のステージに進めるのは、これまで沢山の関わりがあったもの、人のおかげです。もちろん、これまでの地の時代への感謝も忘れずに。

感謝する時は、無理やり感謝するわけではなく、自分の本心に沿って行動するために生まれてくる感謝を大切にしてくださいね。

◆目の前の現象にぶらされずに、中道を行く

太陽には、新月同様火星がコンジャンクション。火星には木星とラインになり、前に進むエネルギーが強く働いています。

その一方で、冥王星が満月部分にＴスクエア。冥王星と言ったら「破壊と再生」の星。どこか自分の枠を壊すための抗えない強制力が働きそうな配置でもあります。

大切なのは、毎回繰り返しのように書いてますが、目の前の現象にぶらされないこと。起きた出来事にどんなポジティブな意味があったのか、どんなネガティブな意味があったのか。自分自身に問いかけて答えを出していくこと。

新月が起こった天秤座は「バランスと調和」のサイン。中道を行く、中庸を見つけるために全てのことにはプラスとマイナスの意味があることを伝えてくれるサインであると解釈します。

ネガティブな感情や想いの中にこそ、大切な自分の想いが隠れていることがほとんどです。だからこそ、ネガティブなものを悪いものとせず、大切に見てあげましょう。

満月の起こる牡羊座にはキロンが滞在中。水星とタイトにオポジション、土星の調停があります。それぞれが抱える「一歩踏み出すのが怖い」「バランスを崩すのが怖い」という理由に向き合うこと。

自分自身の心の傷や一歩踏み出せない理由をしっかりと言語化し、客観視していきましょう。自分の本心に気づいたときが、一歩踏み出す準備が整う瞬間です。

◆あなたの満月は何ハウスで起こる？

満月が自分のホロスコープのどのハウスで起こるかによって、今回の満月の影響が分かります。是非二重円を作って、どこで満月が起きるかを確認してみてください。（月の入るハウスを確認してください）

【1ハウス】アイデンティティの確立、容姿、体質の向上
【2ハウス】生まれ持った才能を伸ばす、お金や所有物、価値観の明確化
【3ハウス】情報やコミュニケーションの循環、言語習得、新しい体験

【4ハウス】家庭の向上、自分の居場所の確保、心の安定
【5ハウス】自己表現・趣味・恋愛、内側からこみ上げる喜びを感じる
【6ハウス】健康・見た目を鍛え整える、仕事の向上、個人としての完成

【7ハウス】出会い、パートナーシップ向上、他者を通して自分を知る
【8ハウス】自己実現のための変容、深い専門性、財産や遺産と向き合う
【9ハウス】理想を描く、高等教育に触れる、非日常・海外に意識を向ける

【10ハウス】自己実現、社会的肩書きを得る、ライフワークに繋がる
【11ハウス】異なる分野の仲間を得る、常識の枠を超える、未来を描く
【12ハウス】潜在意識と繋がる、秘めた想いと繋がる、過去の記憶を癒やす

◆まとめ

今回の満月は、人生のバランスを手に入れるために、敢えてバランスを崩しにいく時。

強い変化の推進力を受ける中で、これまで大切にしていた何かを手放す瞬間が訪れる方も多いでしょう。自分を守ってきてくれた人、ものに感謝して、自分自身が持つ幸せになる力を信じて進みましょう。

この満月を過ぎると太陽が蠍座入り。どんどん深さと濃さが増していきます。

蠍座の季節は、「深いつながり」の季節。自分が心身を捧げられるようなモノ、人、人生と同化するくらいの濃い時期になります。ここで一歩踏み出した先に、あなた本当に繋がりたいものが見えてくるのかもしれません。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

【INFORMATION】

🔯ホームページ
https://hinatamasahito.com/

🔯note
https://note.com/hinatamasahito/

🔯各種SNSリンク
https://linktr.ee/hinatamasahito

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿