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悔しいとか羨ましいとか、そんな毎日

いつからか絵を描くことが楽しくなくなった。描きはじめようとする度、腹の底が重苦しくて仕方がない。
でも、いつのまにかペンを手にとっている私がいる。と、いうことは、どうやら絵とはもう「挫けるまで縋ってしまう何か」、なのかもしれない。
多分私から絵をとったら、なんにもなくなるからじゃないのかな、などと。

周りを見渡せば、思いを込めて出来上がった作品たちはキラキラと輝いて、それが私は心の底から羨ましい。そして、大勢から見向きもされない私は悔しくて悔しくて心の底から悔しくて仕方がない様だ。拙くても出来上がった作品は大好きだから尚のこと。(好きでいてくださる方、ありがとう)
大勢という名の高い壁はその上ぶ厚いし、「キャラクターを動かして絵や物語を描くことができない私」は、燻っていてもっと厄介。どろどろとした気持ちが渦巻いて、重く垂れ込め続けている。
だから、突然ではあるけど、もう何人もいる私の中から選んだひとりのわたしに頑張ってもらうことにした。
大勢からの、「反応が欲しくてたまらない、欲深いわたし」に。
悔しい気持ちも欲だと言えばそうなのだけれど、ここは正直に、心の底から反応が欲しいわたしを一度解き放ってみるのはどうかと思った。

それで、一年頑張ってみることにした。

一年、自分ができる小さな範囲の試行錯誤を繰り返してみて、来年どうなっているかで、筆を折るかどうしようか考えることにしようと思った。
来年、たくさんいる中のどのわたしも満足しているかどうかで決めようと思った。

というわけでそういうことです。
読んでくださって、ありがとう。


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