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備忘録:コロナ渦で英国へ行ってくる(出発から到着編)

出発はいつもどおり地元駅バス停より空港バスで向かう。帰国後の待機ルールにより公共機関を使って帰ることは許されないので、本当は自家用車で行きたかったのだが、あいにく空港駐車場はべらぼう高いし、羽田周辺へ預けられる外部駐車場は軒並み国際線はやっていないとなっていた。ちなみに数週間前に帰国した友人は自家用車で成田空港を利用し、外部駐車場で良いお値段でとめられたそうだ。

最寄り駅からの空港バスは同じ駅から4人、次の駅から3人の乗車で、国際線のあるターミナル3までは行かなかった。ターミナル1で無料シャトルへ乗り換える。

出発ロビーはガラガラで、外国人やツアー客でごった返していた面影はない。チェックインもすぐにできる。

しかし、このチェックインが重要であって、航空会社側の責任の重さに同情したくなった。つまり、行先の国の法を順守した手続きをチェックインの時点でしなければならず、英国でいうならワクチン接種者はワクチン接種証明書、そうでない人は72時間前PCR陰性証明書、そしてイギリス側の指定した到着時間の48時間前以降に作成したpassenger locator formを提示しなければならない。そこには必ず到着2日目までに行わなければならないPCR検査の予約済みの情報(ワクチン非接種者は8日目PCRも)が入っていなければならない。ちなみにワクチン非接種者は10日間の自主隔離が必要だ。

老いて神経質になっているのか何度も確認した私たちは難なく終了、だいぶ前に到着したので、お店の空いていない日本橋エリアで持参のバナナやおにぎりを食す。人もほとんど歩いていない。この時期に観光で渡航する人はさすがにいない。それぞれの今行かなければいけない理由のある人たちであることは間違いない。留学生の割合も多かった。

数えるほどしかいない渡航者たちなので、荷物検査も出国も早い早い。しか出国後の店舗はほぼ閉まっていて、ちょっとつまらない。別にいつも何か買うわけではないが、必ず娘にお茶のペットボトルを購入しているのだが、彼女が好きなものはなく、自動販売機で数本購入した。

出国ゲートもまばら。すなわち搭乗者もこれだけか、という人数。貧乏人は一番最後に呼ばれるが、それすら待ったと感じないほどの機内案内だった。

いつもどおり私たちは機内後方の二人席を予約した。いざ蓋を開けてみれば三人席や四人席に一人、まるまる空いている列もある。

何十回と往復している中で、相当昔に一度だけクリスマスイブにAMSへ向かう機内がこんな感じだったのを思い出した。後にも先にもこの時以来の空き具合であり、楽に過ごすことができた。客室乗務員さんも指定人数は減らせないのだろうし、持て余しているのか、ものすごくかまってくれた。トイレの掃除もいつもより頻繁にしていたようで、常にペーパーが三角になっていたし(笑)、消毒のにおいもしていた。それでもやはり英国側が待期期間を撤廃したことにより、ビジネス客が少しずつ増えているとおっしゃっていた。

さて当然ながら到着したヒースロー空港ターミナルは同じように閑散としており、入国審査も機械なのでここも難なく通過。すなわち、入国時にもう一度確かめられると思っていたワクチン接種証明書やPpassenger locator formの提示は一切求められず、人とも接触なしだった。ただし、確認したわけではないが。留学生のような長期滞在のビザチェックが必要な人は機械ではじかれ、カウンターへ行っていた。

預け荷物もスムーズに出てきて、空港についてからの所要時間は国内線並みの30分くらいではなかったかと思う。入国審査まで歩く距離は長いので。英国の場合、到着後公共機関での移動が認められているが、今回は期間中車が必要なのでレンタカーのバスに乗るため外へ出る。


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