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「狙い(エイミング)」と「練習方法」について(アーチェリーから弓道へ)

1 狙い(エイミング)について

 アーチェリーでは、弦サイト(ストリングスと弓の位置関係のチェック)とともに、サイト(照準器)のピンを的のゴールド(10点)に付けて狙います。
 弓道においては照準器がない(いわゆるベアボウ)ため、弓と的がどのような位置関係に見えるかによって狙います。「満月」「半月」「闇」などと言われています。

2 エイムオフ(アーチェリー)について

 無風で弦サイトやシューティングフォームに狂いがないにも関わらず、矢が10点からずれた場合には、サイトピンを矢の飛んだ方向へ動かして狙いの精度を高めていきます。
 しかし、横風などが吹いて矢が流されるときは、サイトピンをロックして以下に示すエイムオフを行います。

エイムオフについて

 「黒の×」の場合は、矢が5時の2点に流されているので、11時の2点(黒の○)を、
 「赤の×」の場合は、矢が9時の5点に流されているので、3時の5点(赤の○)を、
 「緑の×」の場合は、矢が8時の3点に流されているので、2時の3点(赤の○)を、
 というように狙う場所を変えて風に対応します。

3 エイムオフを参考にした弓道の練習方法

 エイムオフは風が吹かないときに練習するのが有効です。
 狙う場所を変えたとき、きちんとそこ(狙ったところ)に矢が飛んでいくことが重要だからです。
 弓道においては、以下の練習をしておくことが大切です。

弓道における狙いの練習

 「赤○」からはじめてみて、きちんとその方向へ飛んでいくかチェックしてみてください。
 精度が上がったら「青○」にチャレンジしてみると良いと思います。
 この練習は遠的にとても有効だと思います。

4 弓道における狙いについて

 「満月」「半月」「闇」などありますが、骨格や顔向けの角度、射術の違いによって異なります。
 しかし、可能であるならば「半月」が理想と考えます。
 理由は、的の大きさが変わったり、距離が変わってもずっと「半月」で良いからです。

 「狙い」については、アバウトで良いということは絶対にありません。
 「詰め合い」においてしっかり的の真ん中を狙い、そこに向かって強く「伸び合い」、強い「離れ」と「残心」、「的中」が得られることが最重要です。


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