見出し画像

10月28日は速記の日

1882年のこの日、日本で初めて速記の指導が行われたと言われています。

速記というのは、文字を崩したり簡単に書ける記号のようなものに置き換えたりして文章を記すための時間を減らし、とにかく素早く記録を行うという技術です。

分かりやすく言うと、よくある契約書とか。「~を以下甲という」「~を以下乙という」とか言って、繰り返し出てくる頻出語句を簡単な文字に置き換えているあれも、速記の技術の一つといえばそうなるでしょう。

喋るのと同じくらいの速さで物事を記録する事によって、正確な議事録を作るのを目的とした技術です。現在は録音がごく一般的な技術になっていますが、それでも速記による正確な議事録の作成が出来れば、随所で役に立つ事でしょう。

さて、速記とはちょっと違いますが……筆が早い作家先生の著作を一つ紹介したいと思います。

「美少年探偵団」は、「物語シリーズ」等で有名な西尾維新先生の著作です。

とある私立学園に存在する非公式の部活「美少年探偵団」と、彼らに救われた少女の物語です。

基本的に探偵モノですが、ミステリとはちょっとテイストが異なります。謎を解いていくというスタイルは一貫しているのですが、起きる事件やトリックが非常に尖っており、正統派からはかけ離れて、全く予測がつきません。

そして、「探偵」要素よりもはるかに強く描写されているのは、「少年」であるという部分。別にショタコン的なニュアンスで言っているわけではなく、少年特有の青臭さと無鉄砲さ、熱さが色濃く表れている、いわゆるジュブナイル系の物語です。

尖っている作風のためか、一から十まで投げやりな感じの巻も少なくないですが……それでも非常に面白いです。全11巻ですが一冊が短めなので、とりあえずオススメです。

そういうわけで、明日は速記の日。新たな特技として速記を身に着けてみましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?