見出し画像

2月5日はプロ野球の日

1936年のこの日、日本にプロ野球が誕生したそうです。

日本にはたくさんのプロスポーツがありますが、その中でも野球は一際注目を浴びているジャンルだと思います。年代ごとの人気や競技人口に関してはよく知りませんが、観戦も含めた娯楽としてのスポーツを一つ挙げるなら、やっぱり野球でしょう。

現在、日本のプロ野球チームは全部で12個。熱心な野球ファンは必ずと言っていいほど、そのうちの一つだけを応援しています。しかし彼らは果たして12個のチームのうち、どうやって応援する一つを決めているのでしょうか。

たとえば出身地。広島に住んでいる野球ファンは、地元のカープを応援するでしょう。同じように宮城に住む人は楽天を、千葉に住む人はロッテを応援したくなる事でしょう。特別地元意識など持っていなくても、身近なチームに親近感を覚えるのは得てしてよくある事です。

たとえば選手。小さい頃に偶然目にしたテレビの中で目覚ましい活躍を遂げていた選手を応援したくて、その選手がいるチームを応援したくなる。そういう事もあるでしょう。

あるいはそういうの抜きで両親や友人、恋人なんかから影響を受けていつのまにか……という事もあるかもしれません。

そう考えると、プロ野球の好きなチーム選びは、そう難しく考えるべきではないのかもしれませんね。音楽を聴いて好きなアーティストを選んだり、歌や踊りを見て推しのアイドルを見つけたり……そういうのと同じです。

とりあえず、気軽にどこか応援してみましょう。

さて、プロ野球を舞台にした漫画を一つ紹介します。

「ライアーゲーム」の作者、甲斐谷忍先生が描いた野球漫画「ONE OUTS」は、ある意味野球漫画界における最高傑作のひとつだと言えましょう。

トーナメント戦である高校野球なんかと違ってリーグ戦になるプロ野球は、漫画として題材にしづらい印象が強いです。「絶対に負けられない」という試合が少ないため盛り上がりに欠けますし、一つのリーグの球団の数が6つしかないため、日本シリーズまで敵チームが5つしか登場しません。「グラゼニ」みたいに野球選手一人に焦点を当てるならまだしも、勝ち負けに重きを置いた熱い試合はなかなか見られないでしょう。

しかしこの「ONE OUTS」という漫画は、その常識に囚われません。プロ野球にはご法度であるはずのギャンブル要素を加え、賭けられた金額の都合上「絶対に負けられない」重要な試合が頻出し、オーナーを相手にありとあらゆる番外戦術を駆使するため対戦相手に不自由しません。

野球×ギャンブルというアダルトな世界観で繰り広げられるシビアな試合……しかし時に少年誌さながらの熱さも見せます。

幾多の困難を乗り越えながら徐々に強まっていくチームメイト達との絆、ダメ選手達の強い意識改革による成長、そしてそれらによってもぎ取る勝利……非常に熱いです。

まさに友情・努力・勝利の三拍子揃った激熱プロ野球モノ……これほど魅力的な漫画はそうそうありません。ぜひともご購読をオススメします。

そういうわけで、明日はプロ野球の日。推しの球団を見つけましょう。

いいなと思ったら応援しよう!