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10月1日は法の日

1928年のこの日、陪審法が制定された事を記念して、法の日とされています。

陪審法とは、刑事事件の裁判において、裁判官とは別に「陪審員」なる一般人を裁判に参加させる事が出来るという法の一つです。

専門家ではないのであまり詳しい事は言えませんが、現在の「裁判員制度」に近いものだと思います。

ただし裁判員制度と違って陪審法は、集まった陪審員のみで有罪・無罪を決定する方式らしく、なかなか尖った制度である事が窺えます。

裁判をより公平にしようと画策した結果の法なのでしょう。しかし現在この法律は施行を停止されており、再び施行される目途は立っていないようです。

法という「ルール」は基本的に平等で、悪さをしなければ牙を剥いてきません。が、司法はルールではなくあくまで人で構成された「組織」であるがために、どこでどういう風に牙を剥いてくるか分かったものではありません。冤罪というものは自分発信で起こるものではなく巻き込まれるもので、いつだって他人事から始まる事故のようなものなので、回避は不可能です。

例え善良な一市民だとしても、冤罪に巻き込まれてしまえば司法が牙を剥き、司法が敵になればルールも敵になります。

そう考えると、やましい事がなくとも法というものの恐ろしさを感じずにはいられません。自衛のためにも、少しくらいは法というものを学ぶとよいかもしれませんね。

さて、法といえばこのゲーム。

カプコンの謎解きゲーム「逆転裁判シリーズ」は、非常に面白いです。

弁護士の主人公を操作して、不利な立場に立たされている被告人を助けるというのがこのゲームの基本的なスタンスで、裁判という殺伐とした題材とは裏腹にコミカルな空気感が強いのが特徴です。

主人公の立ち位置はあくまで弁護士なのですが、立ち回りは半分くらい探偵です。現場を歩いて証拠品や手がかりを収集し、検事や真犯人と戦い、やがてその戦いは法曹界の闇へと繋がっていく……

と、フィクションならではの豪快さが楽しいゲームです。まずは「1」からのプレイをどうぞ。

そういうわけで、明日は法の日。法について学びましょう。

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