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5月22日は国際生物多様性の日

「生物の多様性に関する条約」に関する国際デーだそうです。

日付の由来は……ちょっと調べたのですが分かりませんでした。元々は条約締結の12月29日だったそうなのですが……

「生物の多様性に関する条約」とはその名の通り、地球上の多様な生物の生息環境の保全を目的とした、環境面での国際条約です。

この日の午前10時には世界各国で植樹を行う取り組みをしているなど、どうやら世界的な活動もあるそうです。名ばかりの記念日が多い中、明確にやるべき事が示されている日というのは珍しいですね。さすがは国際デー。

さて、この日は要するに「環境を守る」日という事です。環境をテーマにした物語というのは、わりとよくありますね。

と、言ってみたは良いのですが、いざとなると思いつかないものです。テンプレ的ではあるのですが、テンプレが行き過ぎて昨今のフィクションでは取り上げにくいのでしょうか。かえって類例が出ませんでした。

ちょっと方向性が怪しいのですが……

藤子不二雄先生のSF短編集のうちの一つに「絶滅の島」という短編があります。傑作が多いSF短編集ですが、その話は突出して印象深く、面白いです。

突如襲来した宇宙人は、あっというまに人類を絶滅寸前まで追い込んだ。生き残ったのは、たまたま離島にいたわずかな人類のみ。絶望的な状況の中、理不尽を嘆く少年に仲間の人間が唱えるのは、「かつて人類によって身勝手に滅ぼされた種族がいた」という昔ばなし。

人類が滅ぼされる種側として描写されるこの物語は、藤子不二雄作品においては珍しく直接的な残酷描写に溢れています。宇宙人の不気味さと生理的嫌悪感、終始重苦しい雰囲気で進行する物語等、一度読めば忘れられない類の漫画になる事間違い無しと言えましょう。

そういうわけで、明日は国際生物多様性の日。環境についての活動をしてみましょう。

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