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7月6日はサラダ記念日

1987年、歌人の俵万智が詠んだ詩「サラダ記念日」によって制定された日です。

「『この味が いいね』と君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日」

と、そういう詩らしいです。恋人同士……あるいは夫婦同士のささやかな営みの尊さを端的に表した詩……という解釈でいいと思います。

で、この詩が有名になったおかげで、いろいろな日付に「記念日」を制定するという文化が加速したそうです。

つまりこれまでこのnoteで紹介してきたの様々な記念日は、元を辿ればこの「サラダ記念日」を祖とするという事になります。

もちろん「サラダ」以前にも記念日は存在していたようですし、「バレンタイン」「クリスマス」等の有名な行事は元々ありましたが、ささやかな「〇〇の日」みたいなのは、「サラダ」以後だそうです。

それだけ世間に影響を与えた詩をいうのなら、その詩が流行した当時の世間の反応も見てみたかったです。

さて、サラダ記念日が取り上げられていた漫画を紹介します。

「かくしごと」の久米田先生過去作、「かってに改蔵」です。

当初は下ネタ中心だったこの漫画、1巻第4話「詩ってるつもり!?」にて登場する変態集団「叫ぶしびんの会」がヒロインの羽美の脚に書いたポエムが「サラダ記念日」の改変でした。

もう上の文だけでお腹いっぱいになりそうな文章なので、これくらいにしておきます。

ちなみに「かってに改蔵」と同時期に連載されていたラブコメ漫画に、「サラダデイズ」という漫画があるそうです。

タイトルの由来は「若く瑞々しい時代」を表す英単語「salad days」だそうで、直接サラダ記念日との関連はありませんが、ぴったりと言うならこちらの方がぴったりかもしれません。

詠んだ事が無いので語れませんが。

さらに余談ですが、「かってに改蔵」にて「サラダデイズ」がしばしばネタとして登場します。「改蔵」自体、同誌の漫画を皮肉る作風だったので取り立てて特殊ではありませんが、「改蔵」を読んでいると昔の漫画にちょっとだけ明るくなるかもしれませんね。

そういうわけで、明日はサラダ記念日。

大切な人の印象に残る日にしてあげましょう。

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