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射手座の息子

十数年前、石井ゆかり という
お気に入りの星占い師さんがいて
そのひとの本をよく読んでいた時期がありました。

もちろん自分の星座の本を中心に読んでいました。

あるとき、本屋さんの占いコーナーで
石井ゆかり の本がズラリと並んでいるのを見つけて、ふと

「息子の星座も調べてみよう。どんな性格なんだろう?射手座の息子」
と手を伸ばしたのですが…

その瞬間、わたしの中のもう一人のワタシの声が聴こえました。

「貴女は息子の本が書けるくらい、石井さんよりも知ってるはずでしょ!」
「わからないことがあるなら、息子本人に聞いて知りなさいよ!」

ヤダ~
ほんと、そう。
笑いながら手を引っ込めて
おうちに帰り
それ以来、どんな占いでも息子のことについては調べておりません。


誰かの事を知りたいと願う時に
星座の本を読もうとするなんて
「サボってるな~、あたし」
って感じでした。

今でも星占いやタロットや
各種占いは好きです。
楽しめる程度に生活に取り入れています。

信じていないということもないし
盲信しているわけでもありません。
「けっこう理にかなってるな!」と思っています。

でも相手を理解したいと願うときには
やはり、相手に直接聴いてみたい。

その時間を短縮するために占いの力を借りるのは
わたしにはしっくりこない行動なのです。




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