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芽生えた感情

連日の酷暑、皆様いかがお過ごしでしょうか?

ここ数日、かなり身体が弱っているのを感じたので
水分補給と休養を心掛けています。

暑さに負けて、最近は体調が悪いかなぁと思い
昨日は前々から楽しみにしていた
友人の息子のピアノ発表会を観に行くのはキャンセルして
自宅でノンビリ
昼寝と読書を繰り返しておりました。

キャンセルしたのにはもうひとつ理由があります。
なんと!発表会の会場の冷房が壊れていて
「暑いのは覚悟で来てください」
という連絡が友人からあったから。
う、うん。
野外ライブと思えばね…
ところが、昨日の最高気温は37℃超え。

いつもの体力ならOKなんだけど…
ごめん、今のわたしには耐えられそうにもない。 ^^;


というわけで
一日ゴロゴロしながら
小川洋子さんの
『犬のしっぽを撫でながら』を読んでおりました。

小川洋子さんの本は初めて読んだのですが、とても面白い!
『博士の愛した数式』の作者なんですね!!!

数学は苦手ですが、数字にはロマンを感じる方なので
魅力的な世界観なんです。

エッセイを読んでいると
わたしの感じていることと波長が合うので
ぜひ、いろんな作品を読んでみたいと思いました。

さらに、これはほんとうに軽い気持ちで
ふっと
「わたしも想像の世界を文章にしてみたいな~」
と思いました。

うっすらとボンヤリと、遠くにキラッと光ったくらいの薄い感情ですが
ひとはやっぱり
「なにかオリジナルなものを創作したい、残したい」
というDNAを持っているんだなぁと感じました。

自分の生きた証。
わたしが生きていたことを忘れないでほしいという気持ちなのかな。

単純に、小川洋子さんの生き方に『いいなぁ』と共鳴するものがあったからなのかもしれません。


本は不思議な物ですね。

お会いしたこともない
これからお会いすることもないだろう作家の文章に
様々な事を思い巡らせている人間がここにいます。

知らない人の経験や、脳の中を
なぞるように旅する感覚は
わたしが本を読むときの愉しみの一つです。




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