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数字の色

先日、友人と「色の見え方」の話になりました。

わたしたちは便宜上、色に名前を付けて呼ぶことで
他人とのコミニュケーションをとっていますが
実際に自分の見えている色が
他の人にも同じ色に見えているとは限りません。

そのひとが見ている物は、そのひとでなければわからない。
そんな話をしていたら
最後に友人から
「あとね、数字には色があると感じているひともいるんだよ。不思議だよね!」と言われました。
わたしはニコッと笑って、何も返事をしませんでしたが
わたしも数字に色を感じている人間のひとりです。

ずっと前にも別の知人から
「数字に可愛いとかカッコいいがあるという意味がわかんないんだけど。数字は数字にしか見えない」と言われ、心の中で仰天したことがあります。
えっ!
数字は数字にしか見えない…
その感覚については理解はできますが
わたしにはたぶん一生共有できない感覚だと思いました。

些末なことのようでいて
こういう感覚の違いが、概念の相違を生んでいくのでしょう。
それが悪い事だといっているのではなく
興味深いと感じています。
他にも掘り下げていけば、他人との感覚の違いを知ることができそうです。


わたしにとって、数字に色やイメージがあるのは当たり前のことで
その感覚を利用して数字を頭の中にメモすることの方が多いくらいです。

また、わたしは手編みの作品をネットで販売しているので
作品にナンバーを付けて整理しています。
製作した日付順にナンバーをつけるほうが整理しやすいのでそうしていますが、その際に「作品の色のイメージ」と「ナンバーに使う数字の色の印象」にズレがあると、そのナンバーをいつまでも覚えられなかったり、残念な気持ちになったりします。

何が残念なのかというと
「作品に、ピッタリくる名前を付けられなかったのは心残り」というような感覚が残るのです。

これは、ほとんど人に話したことがなく
子どもの頃から当たり前の感覚として持っていたものでした。
数字は特別なものであり、愉快な仲間のように見えるのです。


もうひとつ
数字については、わたしは「二進法」に馴染めなくて
「二、四、六、八、十」と数えることに
ぎこちない違和感を覚えています。

その件についてはまた別の機会に投稿しようと思います。^^



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