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「恥ずかしい」

わたしはとても恥ずかしがり屋で
時々、損をしてしまうことがあります。

誰かに愛情を表現されると
恥ずかしくていたたまれなくなるので
その場でストレートに受け取ることが難しいのです。

男女問わず
関係を問わず
ドキドキしてしまいます。

「ありがとう!」
とハッキリ伝えて
相手をハグすることができたら
どんなに素敵だろう…
でも恥ずかしくて、とてもそんなことできない…

仕事など、外ではきちんとお礼を言うようにしていますが
仲の良い友人には恥ずかしがり屋のわたしを見抜かれており

ムーミンの歌になぞらえて
「ねぇ、ふーちゃん、こっち向いて♪
 恥ずかしがらないでぇ~♪」
とよくからかわれたものでした。

先日、ふと
あることがきっかけで、「恥ずかしい」と思うのは
自分中心のワガママだなと気付き
心底照れくさいけど直そうと思いました。

ここでいう恥ずかしいは
「恥を知る」とは違って
嬉しくてモジモジしちゃう方の「恥ずかしい」です。


それに気が付いたのは
友人とカフェでお茶していた時です。

ある話の流れで、彼女から
「わたしはそのままのふーちゃんがスキ。そう思ってるひともいっぱいいる。だから頑張らなくていい」
と言われた時
あまりの喜びに泣きそうになりましたが
なんだかとにかくとても照れくさくて
早口で「そんなのわかってるし!」
みたいなことをパーーっと口走ってしまいました。

あとで思い返すと
あの時、彼女の目を見ながら
「ありがとう、わたしも同じ気持ちだよ」
と言えたなら
そのあと、もっと素敵な時間を共有することもできたのにと
『ギフト受け取り下手』の自分を反省したのでした。

「嬉しい!」
と舞い上がった時には
一呼吸おいて
ゆっくりと両手に受け取った贈り物を見つめてみよう。


いまさらなのですが
恥ずかしい、恥ずかしいと思うのは
自分のことしか考えていない証拠。

まだまだ、人生は修行ですね。



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