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H2-265収録後。お魎さんについて思うこと。

youtube動画H2-265でお魎さんについてかなりとやかく言ってしまいました。お魎さんファンにはかなり苦い回になったかと思います。思いがけず嫌な思いをしてしまった方々には申し訳ないことをしました。。でも物語にのめり込むとつい、正直な感想をそのまま口に出しちゃうんですよね。。。

さて、なぜそのように感じたかは動画内でも少しご説明しましたが、言葉が足りていない箇所もあると思います。更にその後の感想の変化なども含めて自分の中の考えを整理するためにも文章に起こしてみようと思います。

●なぜお魎さんにがっかりしたのか

これは完全に、私が園崎家のはったりに踊らされた結果です。
園崎家はメンツとはったりで伝説を作り上げてきたということをたびたび目にしていたにも関わらずまだ騙されていたわけです。
つまり園崎家が作り上げた園崎天皇像をそのまま信じ込み、更に慈悲深く子供にやさしい面もあるということから「豪胆かつ寛大で慈悲深く偉大な園崎天皇」という、いわば”イデアルお魎”が私の中で作り上げられてしまっていたのです。つまりめちゃくちゃ出来た人を想像し創造していたわけです。

●イデアルお魎ならどう問答したか

丁寧に懸命に話す圭一君の話を一通り黙って聞き、唐突に
👵「・・・村というものはしがらみがあってな、簡単には…」
👦「!じゃ沙都子がどうなっても関係ないってのかよ!」
😎「おい!誰に向かっt…」
👵「黙れ!!わしと小僧が話とる!関係ないもんは口を挟むな!!・・・まぁ聞け、小僧。村には古くからのしがらみが強く残っておっての。ダム戦争の終結宣言をとうとうし損ねてしもうた。沙都子のことはそのしわ寄せだわな
。わしはな、普段偉そうにしとるくせに自分のせんといかんことから逃げておったんじゃ。年は取りたくないわなぁ。保身に走ってこんな若造に背中を押されてやれやれってんじゃ園崎天皇の名折れじゃな。情けねぇことだ。よし!この件は園崎お魎が持つ。ほかの者には文句を言わせん!やれ!」
👦「ば‥ばあさん・・・!!」
・・・・・・みたいな。

自分の非を認め、自分が正しいと思うことを自分の責任と権力で実行する、これぞ豪傑!かっこいい!!的な堂々たる振る舞いを勝手に想像し、勝手に期待していました。
でも実際のお魎さんはよく分からん切れ散らかしをした上で周りの人にお膳立てしてもらってやっと自分の尻をぬぐうことが出来たという失態とも言えるような振る舞いで、自分の中のお魎さんとあまりにもかけ離れていたことに勝手にガッカリしてしまいました。
繰り返しますが、これは完全に私の思い込みによる結果であってお魎さん個人の性格が悪いとかどうこうという話ではありません。この点について動画内では言葉が足りていなかったように感じています。

●現在のお魎さん像

ひとりで黙々とプレイしていたなら前述の感想で終わっていたのでしょうけど、実況動画だといろんな方のコメントによっていろんな感想を聞けるので自分とは違う視点に気づくことが出来ます。
今回はあるコメントで視界がサァッと拓けるような感覚になりました。
それは
_人人人人人人人人人人人_
> お魎さんはツンデレ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
( ゚д゚)!

この時の私にはなかった感想でしたので、このことに気づかせていただいた後はぎゅんと違う角度からお魎さんという人を考察することが出来ました。
別の動画で「お魎さんと魅音ちゃんは似ているところがある」と言ったことがあるのですが、あれは案外当たっていたのかも知れません。
”園崎天皇”とまで呼ばれ名前ばかりが一人歩きしているけれど、本当のお魎さんはいざというところで気が弱く心優しい人なのかも知れない。

そこから考察するとお魎さんの切れ散らかしは自分を大きく見せるための威嚇的な手段であり、許される場所でしか披露していないのではないかという説が出てきます。
だとしたら「意見を覆すことで村人の求心力を失うかもと怯えるお魎さんが、自分の傍若無人な振る舞いで求心力を失うかもと考えないのはなぜか」の疑問にも答えられそうです。つまり、許される場所・許される人・許される範囲を選んでの振る舞いであり、村人の求心力を失うより手前の部分だけで暴れているのではないかということです。これはアカン、手に負えんって状態になったらその場はお開きです。

そして日本刀を振り回すのも、楽々とラインを越えてしまえる詩音ちゃんのような人物のちょっと切れてる振る舞いを真似たパフォーマンスなのかも知れません。実際は人に当たらないように細心の注意を払ってそうでかわいい。
こうしてお魎さんは自分なりに精一杯の園崎天皇を演じていたのではないでしょうか。

更にあの場の茜さんについて。
勘当された茜さんが園崎家としてあの場にいたことで私が違和感を覚えたのは正しかった思います。やっぱりあの場面の茜さんは場違いでした。でもその場にふさわしくない茜さんを呼ばなくてはならないほど、お魎さんは不安で追い詰められていたのではないでしょうか。詩音ちゃんどころか魅音ちゃんまで向こうについてしまいましたから味方が居ませんもの。
「集団で直訴に来るって言うんじゃー。魅音も向こう側なんじゃー。怖いんじゃー。茜頼む、一緒にいてくれー。」と言ったかどうかは分かりませんがこのような流れで茜さんが同席することになったのではないかなと想像します。かわいい。
本当に豪胆な人なら一人で対峙できるはずなので、あの場に茜さんがいたということこそがお魎さんの気の弱さの表れではないでしょうか。

茜さんが「園崎家を無視して勝手に決めてもらって良かった」と言ったのは、町会で勝手にまとまったことに対する皮肉も含みつつの本心だったのではないでしょうか。そして公由のおじいちゃんもお魎さんの本性を知っていて、そうしようかとも思ったけど園崎家のメンツも大切かと思って・・・的な葛藤があったのかなとか。みんなの協力の上で「園崎家のお魎」が成り立っている感じかわいい(妄想)。

この説を使うと、どんどんピースがはまってしまう…。
考えれば考えるほど「期待を裏切られてがっかりだ」でいっぱいだった私の心は「なんていじらしいのだ・・・🥺」に占領されていきました。
園崎家に生まれた宿命で強い人物を演じなくてはいけなかった心優しい女性・・・いじらしいが過ぎるー!!

更に勝手な想像なのですが、茜さんはどちらかというと詩音ちゃんタイプの性質なのではないかなと思っています。
そして茜さんの勘当や詩音ちゃんの取り違え等でこのタイプの人が園崎家当主を逃したのは偶然ではなく、本当はお魎さんの考えだったのでは・・・とまで勘ぐってしまいます。
園崎家には威厳や権力や財力があります。通常ブレーキを踏むべきところでアクセルを踏み込めるタイプの人が当主だと、良くも悪くも大きなことが出来てしまうので何かと危ういです。そういったときにしっかりとブレーキを踏む魅音ちゃんタイプの方が園崎家当主に向いているというお魎さんの判断だったのではないかと。でも自分と同じ苦悩を魅音ちゃんに負わせる後ろめたさもあり・・・と妄想がいろいろと捗ります。

「お魎さんツンデレ」コメントから事を発し、「お魎さん=魅音ちゃん」を経由してここまでに至った今、お魎さんがいじらしくて仕方ありません。そんな度量もないのに園崎家を背負って矢面に立たされる姿を魅音ちゃんで想像するとめちゃくちゃリアルに心象を描いてしまいます(※私の勝手なお魎さんの心象)。
圭一君の「魅音は打たれ弱いから強い俺が矢面に立てば良い」というセリフを思い出します。旦那さんがいた頃は圭一君と同じようにお魎さんの矢面に立っていたのかなとか考えるとキュンキュンするし泣けてくる(泣いてる)。

お魎さんの度量が小さいという感想はそのままに、ガッカリから萌えに昇華出来るなんて。。不思議な感覚です。
同じ事象でも見る角度を変えると印象が180度変わってしまう。
広い視野を身に着けるって大切なことだなと改めて感じました。

そしていろんな角度から考えるきっかけコメントを下さる方々にも感謝です。わざわざ時間と手間を使って私の動画に向き合ってコメントを書いてくださるなんて本当にありがたいことです。皆様のコメントのおかげでひぐらしを2倍3倍に楽しめています。ゲーム実況をやって良かったなぁと心から思います。
いつもありがとう(●´ω`●)

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