深夜のR指定企画雑感。

土曜日のこと。

主に翻訳者、編集者の方々向けにアダルト英単語(caneは「ケイン」であり「杖」ではないのです、とか)/4文字熟語(BBBJとかCBTとか)ご紹介&実物見せちゃうよというR18講座?をさせて頂きました。

以前「フィフティシェイズ」の件でも感じたのですが、鞭とかバイブとか、そういうのって「現物」見ないとわかりづらいのですよね。あと「パネマジ」なんて、日本語ですら通じないこともある。---というわけで(わりと気楽なノリで)やってみようと思ったのが、ものすごい経験になりました。やってよかった。

数々の爆弾発言が炸裂したのも楽しかったんですが、生業としての風俗とも嗜好としてのSMとも関係ない方々からの質問というのは、新鮮でした。それは「電マとバイブはどう違うんですか」という質問であったり、「どうしてもイヤな人を接客しなければならないときはどうしますか」「飽きてしまうことはないんですか」という声であったり。

アダルトメディアのインタビューとは全く違う基準でモノを考えなければならないのも刺激的でしたし(「S女性自身の性的快楽はどう得るんですか(意訳)」みたいのは定番ですがw)、道具や行為のdefinitionを説明することは、自分の知識を確認することでもありました。

そういった諸々を風俗にあまり縁のない方々に「職業として」理解してもらえるように話すことを通じて、自分の考えやポリシーが数年前からブレてないこともわかった気がします。わたしの生業にとって「プレイ相手に寄り添う想像力」と「現実をセクシャルファンタジーに近づける技術」その2つが不可欠なので、SM慣れしていない人の声というのは貴重なのです。いやほんとに。マニアとばかり交流してちゃダメなのですよ(少なくとも、わたしのような芸風の場合)。うん、でも何事につけてもそうだな。





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