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ある日の夜

実家の母から電話がかかってきました。
「お金を送るから、それで荷物をまとめて帰って来なさい」という内容。
いつ、誰が決定したのかと思いました。

少しボケてきているとはいえ、おそらくですが私が実家にいたウン十年前の感覚なのかなと。
相談では全くないのです。

同居人のことはいっさい伝えていないので(「同棲」となれば田舎に住む85歳の両親が大騒ぎするだろうことが容易に予想できるため)、
「知人に間借りして仕事もあったりなかったりしている娘を可哀想に思う親」
の体なのだと思います。

私のためと何度も繰り返していましたが、1年間失業していたときにはそういう話にならなかったので、おそらく母の中で
「介護要員としてバツイチの長女を実家に戻す」
と決めたのでしょう。

私は、「帰るつもりはない」と言いました。
母は笑いました。

これまで、何も知らせないのはどうかと思い仕事に関してだけは正直に伝えていましたが、これからは教えないことにします。
もっと早くそうすべきでした。

ひさしぶりに激しく落ち込んで、夜中までぼんやりしました。
昔のことを忘れさせてくれる今の日々の幸せに、もっと感謝します✨

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