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初めて 向けられた言葉 君と一緒にいるのが好き それはいつでも 他人から他人へのものだった どれほど 望んでも 手の届かない 眩しい世界 初めて 文字を渡された 君と一緒にいるのが好き 外は雨が続いているけれど 見たこともない 光が漏れてきた 先輩のクラスには 手紙を渡す付き添いだった 校舎の廊下の記憶 役は どこまでも同じまま 初めて 言葉を願った 君と一緒にいるのが好き まだ 迷い続けているけれど 明日も まだ迷いそうだけど 一度もなかったから 怖くて 離れ続け