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ポジティブ心理学を学んで良かった

株式会社YeeYさんのポジティブ心理学講座(基礎編)を受けた!

ポジティブ心理学のテーマは「well-being」

 自分は転職して仕事が楽しくなって、仕事以外でもやりたいことがどんどん出てきて人生全体が楽しくなっていった。そこで自分の中で出てきたのは、人にとって幸せとはなんだろう、よい人生ってなんだろうみたいな問いだった。
従来の心理学「ー→0」 と 「+→++」のポジティブ心理学。心理学にはもともと興味はあったけど、自分がより興味があるのは後者だなと。
”よりよく生きる”というところに今の自分を重ね合わせたからこそ、この講座に好奇心が向いた。

 初日の冒頭に行った自己紹介では、”自分が最も輝いていた時”をテーマに話した。
自己紹介で定番の何歳で、どこに住んでいて、どんな仕事をしていて、みたいな目に見えることで自分を表すのではなくて、
どんなことに喜びや価値を見出す人なのか、という観点から人柄が分かるおもしろい自己紹介だった。すごく本当の姿?が表れそう。
自己紹介をした後の他己紹介も、自分は外からはどう見えるのかが分かっておもしろかった。他者を通したまた違った言葉で表される自分。こそばゆい感じで恥ずかしさもありながら、すごく自分っぽくて納得だった。

ポジティブ心理学はポジティブシンキングとは違う。ネガティブを否定するのではない。ネガティブも含めて、出来事やそれに対する自分の気持ちをどう捉えるか。どういう見方で見るのか。何にフォーカスするのか。という学問。
いつも、人は自分の見方に無意識にとらわれている。まずそのことに気付くことが第一歩。そして、その見方は変えることが出来る。どんな見方をするのか選択するのも自分。過去の経験に対しても、今のことでも。
自分は子ども達にwell-beingを伝えたいのかもしれない。そんな風にも思った。

セリグマン博士がポジティブ心理学を発明したきっかけは、娘さんとのやりとりだったそう。
やっぱり子どもってすごいよな。学童の子どもたちと接していても感じる。とくに低年齢の子。すごく純粋であるからこそ、本質・核心をついている、というか。
高学年や大人になるにつれて、先生とか周りの声とかに影響を受けて、やっちゃいけないこととかを知って、自分を修正していって、いろんなことを考えられるようになって、偏見なく見ることが難しくなってしまうのかな。
もっと子どもでいいと思う。大人も子どものようでいい。

講座の中で印象的だった問い。
「私がポジティブ心理学を選んだのではなく、
ポジティブ心理学が私を選んだとしたら、なぜ私を選んだ?」
フシギな問いだけど、見方が変わってくる。
この問いについて考えてみるとどんな気持ちになるだろうか。
私は「これは今のあなたにとって必要で良い学びになるよ」というメッセージかなと感じた。

 毎日、3つのいいこと(経験して良かったこと)を書きだすワーク。
以前やってみたことがあってあまり続かなかったのだが、今の自分でもう一度トライしてみた。感じたのは、
その日を振り返って、楽しかった気持ち、心地よかった気分、幸せや感謝を一日の終わりにもう一度味わうことができる。
そして何日かやって見返すと、よく出てくるパターンみたいなものがあることに気付く。自分が何に幸せや喜びを感じやすいのかが見えてくる。
ただやってるだけでも効果はあるだろうけど、たまに見返して、「つまり自分は何を大事に生きたいのか?」が言語化できるとさらにいいのかも。
印象的だった言葉は、
「ネガティブは自然に出てくるもの。ポジティブは見つけ出すもの。」

 自分だけじゃなくて、他の人の幸せにも興味持つようになった。
試しに家族に「どんなときに幸せを感じるか」を聞いたら、本当に回答が人それぞれで人柄が表れていて興味深かった。
ちなみに私は、
・美味しいものを味わっているとき
・心地よい風と太陽を感じるとき
・何かを夢中にやっているとき
・人の笑顔や幸せそうな様子を見たとき
・自分が笑っているとき
・ひたすらに好奇心を満たしているとき
などなどが出てきた。

2日目の始まりのチェックインは、
「今の自分の気持ちや状態を、色で表すとどんな色?」という問いからスタートした。
「今の気持ちを言葉で言おう」よりも、何か他のものに例えるほうが言葉で誤魔化しづらくて真実が表れそう。
最初に色でイメージしてから、どうしてその色が浮かんだんだろう?と巡らせてみると自分の正直な思いが出やすい気がする。
問いのパワーってすごい。

 well-beingという抽象的な概念を測定する指標としてPERMAがある。
P=Positive Emotion(ポジティブな感情)
E=Engagement(没頭フロー状態)
R=Relationship(質の高い人間関係)
M=Meaning and Purpose(人生の意味・目的・大切なこと)
A=Achievement(達成・達成のための努力)

自分の生活を振り返ってPERMAそれぞれを言葉にする。
指標があることで捉えられるものがある。

またこのPERMAを支えているのは強み。
強みを活用することでPERMAを増大できる。

VIAテストは、強みを診断できるテスト。
・ストレングスファインダーは行動(パフォーマンス)の強み。Doing。
・VIAは人間性や美徳、土台となる性格から表れる強み。Being。
どちらも受けて、重なる部分もあった。けどまた種類が違う感じがした。

ちなみに自分の24強み順位の結果
1.スピリチュアリティ
2.思慮深さ
3.知的柔軟性
4.好奇心
5.公平さ
6.ユーモア
7.熱意
8.寛容さ
9.感謝
10.審美眼
・・・
22.リーダーシップ
23.チームワーク
24.自制心(自己統制)

それぞれの強みの定義はあるけど、そこから自分にとっての〇〇(強み)ってなんだろうと考えることが大事そう。
スピリチュアリティは、定義読んでもよくわからなかったのだが、
自分的にはなんとなく、いろんな物事や学びから本質を見抜きたい、みたいなことが関係してそう。日々いろんなことにいろんなことを感じ考えている、そこから何かを見出したいみたいな。あとは「幸せに生きるって何だろう」とか根源的な問いを持つクセもこれに表れてそう。
ストレングスでは公平性17位で微妙な位置だったんだけど今回のVIAでは5位になってるな。今後自分の公平さに注目してみたい。

ファシリテーターの方々から言われて嬉しかったのは、
「自分の言葉で語っている」というフィードバック。
経験を自分なりに捉えている、そこから紡がれる言葉には伝わってくるものがあると言ってくれた。とても嬉しかった。


映画「フィールド・オブ・ドリームス」を見て

 講座の中で出てきた、映画「フィールド・オブ・ドリームス」を見た。
謎の天の声に従って行動すると、不思議な奇跡がどんどん起こるお話。
最初トウモロコシ畑を野球場にしているとき、作業に夢中な時はあまり考えなくていいけど不安だっただろうな。やり始めちゃったら途中でやめにくいけど、やると決めて始めるまでが迷いがあったと思う。
ここのシーンで印象に残ったセリフ
「これは僕らにとって全く新しい経験だ。しかしこれをやることが自然だと思うんだ。こういう超自然的なことに関わる時に大事なのは、細かいことを気にしないこと。」
完全にイカれてる、正気じゃない。そうわかっててもやる主人公たちに
笑いながらも勇気をもらう。
行動を始めるには何か理由がないと不安になるのかも。周りにいろいろ言われると不安がさらに加速する。
でも行動してはじめて理由が分かることもある。

他印象に残ったセリフ
「何か起こりそうだが何が起こるかわからない。」

「金なんか問題じゃない、ゲーム自体やこの音や匂いがいいんだ。・・
ほんと、金の問題じゃないよ。」

「わしもそういう情熱がほしい。たとえ間違っていても情熱は情熱だ。」

「人間その時はそれが人生の大事なポイントだなんて思わない。」
 →深いぃぃ



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