夢小説シリーズ3.5

夢小説のようなもの3
をできるだけ短くしようと頑張って、もう金ラジオに送ったやつ。
結果927文字あったので、決して短くはない。

そして高校生探偵に負けたけどそれはしょうがない。あんなん勝てるわけがない。
町内会の運動会に、よーしがんばっちゃうぞー!って出たら、現役高校生陸上部が出場してたみたいなもん。相手が悪すぎた

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ぼくの名前は○○。高校で放送部に入っている。
今は夏休みだが、部長の青木先輩の提案で今日の部活はお昼に集合し、
視聴覚室を貸し切って、ハリー・ポッターを字幕なしで英語のまま見ることとなった。これが放送と、どう関係があるのかはわからない。
青木先輩と仲が良い髙橋先輩の部活、英会話クラブとの合同活動なので、
髙橋先輩に優しさを見せたのかもしれない。

ぼくはそんな青木先輩のことが好きだった。
時折見せる優しさ、普段からふざけているようで、裏ではきっちり毎日滑舌のレッスンをやっているような真面目さ。魅力的なところは数えきれない。

今まさにハーマイオニーがピンチな場面でも、画面より青木先輩の横顔を見ていた。
あくびをした青木先輩がこちらに気づく。
少し気まずそうに苦笑いをしながら、ちゃんと画面を観ろというように小さくスクリーンを指差して合図をしてきた。

早送りもしつつ、2時間程度で映画は終わり、部員のみんなも英会話クラブのみんなも帰っていき、部屋には青木先輩と、ぼくの2人になった。
ゆっくり片付けをしていたが、それも限界にきて、なんとかもう少し帰る時間を稼げないかと思ったとき、

外が光った。直後、雷鳴が鳴り響く。
雨か。雷ってことは結構降ってそうだ、と思ったとき

「ひゃーーーーー!!!!!」
雷鳴よりも大きな叫び声が部屋に響いた。

○「あ、青木先輩???」
青「ご、ごめん。あの、雷が。雷がほんと苦手で。無理なのダメなの。」
いつもの校内放送と同じ人とは思えない、早口で、へにゃへにゃな声であった。

青「ソラジロー!『今日は一日中快晴だよ』って言ってたじゃん!ソラジロー!!」
○○「ゲリラ豪雨ですかね。最近多いですよね。すぐ止みますよ」
青「すぐっていつよ!何時よー!何分後よー!!」
女児みたいな、だる絡みまでしてくる。本当に参ってるのだろう。
青「○○くん、これから用事ある?晴れるまでもう少しここにいない??」
願ってもない提案だった。

雷の音と光をごまかすため、もう一度機材を設置し直し、ハリー・ポッターを流す。
先輩のリクエストで、隣に座り2人きりの映画鑑賞がはじまる。
この夏休みの一番の思い出になるだろう。
もう少しだけ、この雨が、この時間が、続くように、画面に映ったフクロウに祈った。

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3と比べると、主人公→たかみな、を主人公→瑠璃子さん、に変更。
なんとなくだけど、オタクからの夢小説の矢印を瑠璃子さんはネタとして笑ってくれそうだけど、たかみなはなんか複雑な気持ちになりそうな印象があったので。太郎のように2人に関係なかったり、たかみなと瑠璃子なら完全にネタとして処理してくれそうだけど。

あとは、やっぱり青木先輩が誰かのあとについていくのが解釈違いなので同じ部活の設定にした。
結果、これだけだと髙橋先輩が浮いてしまっているのはわかる。
でも3を改良した名残だから仕方ない。

「僕の名前は〇〇」っていう自己紹介から入るの、なんか、なんかなぁ。もっと自然な形にしたい。

叫び声は、ひゃー-の方がなんか瑠璃子さんっぽくない?個人のイメージ。
あと、そのあとの女児瑠璃子さんは脳内再生完璧にできて幸せ。

これの半分。せめて500文字には収めたいな。
500文字ってTwitterフルが140字だから約3個分だぞ?それでもなげぇよ。

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