見出し画像

リーサルウェポンズとぼくの4年間

ザ・リーサルウェポンズが来年から長期休暇に入るという。この機会に自分がリーサルウェポンズを知ってからの4年間をまとめておきたい。

その存在を知ったのは2020年の2月か3月。

当時は新型コロナの流行が始まった時期で世の中が混沌とし外出の自粛が叫ばれ始めていた。今や遠い過去に感じるけど、しきりにステイホームとか密ですとか言ってた時期。無理に外出することもないし、なるべく自室で過ごすうちYouTubeを観る機会が増えていた。

そこでたまたま流れてきたのがこのMV。

動画の公開日を見ると「2020/02/04」とある。おそらく公開直後で話題になっていたからおすすめされたのだろう。一応はストII世代なので曲も歌詞も刺さった。

そして最も刺さったのは歌声というか日本語のつたなさ。何を隠そう、自分は「外国人がつたない日本語で歌う曲」が大好物だから。例を出そう。

もっといろいろあるけど、つまりこういうのが好きなのだ。

だからリーサルウェポンズのジョーさんの歌声はドンピシャだった。通常の洋楽アーティストなら来日記念盤に1曲とかだけど、リーサルウェポンズは全曲これだからたまらない。初期に比べるとどんどん歌が上手くなっているが、願わくば日本語の上達は今のまま止めておいて欲しい。

追記:
つい最近公開された新曲はそれ系の歌声のツインボーカルなわけで、もうこれ以上私を喜ばせてどうするのという感じです!ありがとうございます!

70年代の終わりに生まれた自分にとって80~90年代をモチーフにした曲も当然刺さるわけで、どんどん好きになった。作詞作曲のアイキッド先生は自分と同じ世代だと推測される。

ポジティブな意味でのB級感やDIY感がリーサルウェポンズの持ち味だと思うけど、たまにめちゃくちゃカッコいい曲もあるから油断できない。

インダストリアル風のアレンジで、男の子が好きなサイボーグ、メカ、ニンジャを詰め込んだ「サイボーグメカニンジャ」なんかは直球でかっこいい。

「サムライディスコ」もこの系統で文句なしにカッコいい。

初ライブ参戦は2022年の3月。サイボーグジョーの回路故障(新型コロナ罹患)という名目で延期になったライブの振り替え。場所は梅田バナナホール。

まだまだコロナ禍にあり人数制限や声出し禁止という、リーサルウェポンズのようなバンドにとっては苦しい状況下ながら楽しいライブだった。なにより自分と同じような世代の客層が多くを占めており、落ち着いていて治安がいいのが印象的だった。

ネット配信に積極的なバンドなので家でYouTubeを観ているうち、妻もファンになった。現役のACCESSファンなのでシンセサウンドが要のリーサルウェポンズとは親和性があったのだろう。いつぞや元ソールドアウトの人がゲストのライブ配信で、リーサルウェポンズの「マハラジャナイト」とACCESSの「夢を見たいから」の関係性が表現されたときの喜びたるや。(元ソールドアウトの人はACCESSの浅倉大介氏と師弟関係にあるらしく、マハラジャナイトの間奏で夢を見たいからのフレーズを弾いていました)

梅田ヨドバシ前でのミニライブ、2023年末のトークイベント、最新のOKシンセサイザーツアーは夫婦で行った。

そして今に至る。

影響を受けたもののひとつにホッピーを飲むようになったということがある。

関東圏の飲み文化なので関西人としては「ホッピーというビールっぽいものがあるらしい」ぐらいの認識しかなかったけど、この曲を通して飲み方を知り三冷ホッピーを自作したところはまってしまった。

もう家でほとんどビールを飲まなくなったぐらいで、リーサルウェポンズは自分のライフスタイルにも影響を与えている。

長期休暇というのがどれぐらい長期なのか今は分からないけど、この期間を新たなクリエイティビティの糧として戻ってきてもらえたら嬉しい。

私と同じ趣味のアイキッド先生には存分に釣りをエンジョイしてほしい。そしてジョーさんの日本語が上達しませんようにと祈るばかり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?