⑱大学病院勤務 口腔外科医くん 32歳

「僕じゃその人の代わりになれませんか?」

口腔外科医くんに初めて会ったのは、夏の暑い時期でした。
口腔外科医くんがうめこのお休みに合わせてくれて都内の某所で会うことになりました。
「初めまして!」なんだけど初めて会った気がしない、「久しぶり~」な感じの印象が強いなー。

さて。
口腔外科医くんからのスーパーライクでマッチし、早々にLINEへ移行しました。
そこで初めて、彼のプロフィール写真に突っ込みを入れてみたのです。
うめこ「あのさ、なんで術衣着てるの?」
口腔外科医くん「一応歯科医なんだよね。」
うめこ「そうなんだー。ドクターじゃ忙しくて遊んでるヒマなんてなんじゃない?」
口腔外科医くん「まあねー」
コロナ禍の影響で、ちょうどその時期にW不倫していた小学校教諭くんとなかなか会えなかったうめこ、寂しさのあまりから口腔外科医くんに愚痴っていたのです。
そのころの主な手段は通話がメインで、「彼に会えなくて寂しい!!」といつも言っていた気がします。

ある時の事、いつものように「彼に会えない」「めちゃめちゃ寂しい」と愚痴をこぼすうめこに。。。
「僕じゃその人の代わりになれませんか?」ポツンと、でも落ち着いたトーンで言い出したのです。

そう、冒頭の言葉でした。
うめこ「え、ちょっと何言ってんの?オバサンからかわないでよ笑」
口腔外科医くん「からかってないよ。そんなに寂しいなら、僕がその人の代わりになってうめこちゃんの側にいてあげたい」
うめこ「ってか〇〇ちゃん(口腔外科医くん)仕事忙しいんだからそんな時間ないじゃん」
口腔外科医くん「そうなんだけど、でもうめこちゃんにそんな寂しい思いさせるような男にうめこちゃんの事任せられないよ」
うめこ「うーん。ありがとね。でも誰でも良い訳じゃないの。。。」
口腔外科医くん「返事は待つから。とにかく一度元気が出るデートでもしようよ」
うめこ「うん!ありがと!」

普段なら、ここで「じゃあおやすみー」ってなるのですが。。。
口腔外科医くん「うめこちゃん休みで予定あけられそうなの、いつ?」
うめこ「え?来週の火曜の午前中〇〇で用事があるけど、11時には終わってるよー」
口腔外科医くん「じゃあその日に待ち合わせしよ!ランチでも行こう」
うめこ「え、良いけど。仕事はー?」(ランチ?笑)
口腔外科医くん「来週ならなんとか調整するよ!それぐらいの調整は許してもらうから大丈夫!」
と、この日はなかなか押しの強い口腔外科医くんでした。

さて、約束の日。
午前中で用事を済ませ、口腔外科医くんに電話すると、用事のあった最寄り駅の近くにいるとのこと。15分後に待ち合わせをすることになりました。
待ち合わせの場所まで行くと。。。
「うめこちゃん?」と聞き慣れた声で話しかけてきた全身ハイブランドに身を包んだちょっと怪しげな男性が近づいてきました笑
でもその聞き慣れた声は間違いなく口腔外科医くんです。
「ようやく会えたね、うめこちゃん^^」と笑顔で話しかけてくる口腔外科医くん。
とりあえずうめこの車に乗ってもらうと、「うめこちゃん何食べたい?いくつは候補上げてきてるんだけど」と口腔外科医くん。
何度も電話で話していたこともあり、緊張感が全くなかったうめこ。思わず「あのね。二人っきりになれるとこ、行きたいな。。。」と声が漏れてしまったのです。
口腔外科医くん「それは嬉しいな^^ あ、じゃあホテルで何かルームサービス頼もうよ!」とサクッと提案してくれました。
近くのホテルに入り車から降りると、さりげなく恋人つなぎで手をつないできてくれて、突然恥ずかしくなってしまいました笑

お部屋に入って食事しながらしばらくの間話し込んでいると、突然真顔になった口腔外科医くん「あのさ。。。うめこって呼んでもいいですか?」と言ったかと思うと、うめこのことを引き寄せて抱きしめてくれました。
うめこ「まだ返事してないよ?」
口腔外科医くん「うめこは『良いよ』って絶対言ってくれるからいいの」
うめこ「強引だな。。。」
口腔外科医くん「それぐらいしなきゃ彼の事思いだしちゃうでしょ?」
うめこ「それとこれとは話がちが・・・」
イキナリうめこにキスする口腔外科医くん。
「ねえ、僕じゃその人の代わりになれない?僕がうめこの側にいてあげたい。僕もうめこが側にいてくれたらそれだけでいいんだけど」

真剣な眼差しで
たたみ掛けられるように言われて
うめこ完全にノックダウンしました笑
「ダメなわけないじゃん。。。」そうやって返すのが精いっぱいでした。
そのままソファに押し倒されて、何度も何度もキスをしてくる口腔外科医くん。うめこもそろそろ限界でした。。。
「うめこ、ベッドいく?」
返事もできずにただ頷くだけのうめこ、口腔外科医くんに手を引かれながらベッドになだれ込みました笑

会うまでに長い時間をかけたのと連動するように
なかなか核心に触れてこない口腔外科医くん。
ゆっくりと時間をかけてさんざん焦らされ、ようやく下着に手がかかりました。
「うめこ、すごいことになってるよ。どうしてほしいの?」
早く何とかしてほしいうめこ、でも言うのは恥ずかしい。
うめこ「ダメ、言えない><」
口腔外科医くん「言わないとしてあげないよ?」
うめこ「いじわるっ」
口腔外科医くん「今までさんざんうめこに待たされたんだよ?どっちが意地悪なの?」
うめこ「そんなこと言わないで(><;)」
口腔外科医くん「じゃあしてあげない(^^)」
うめこ「いじわるっ」
口腔外科医くん「ほら?ちゃんと言って?どこをどういう風にされたいの?」
うめこ「クリ。。。〇〇ちゃんに触って欲しいの。。。(><)」
口腔外科医くん「どこ?自分で広げて見せてくれないと(^^)」

この人、完全にドSです。
そしてうめこがドMなの、見破られてます。

そこからは完全に口腔外科医くんに支配されて、うめこヘロヘロになるまでイカされてしまいました。
電話での甘いトーンやゆったりとした会話からは想像できてませんでした。
これまた完全にノックアウトです笑
疲れ切って腕枕されながらウトウト眠りについてしまいました。

眠りから覚めると、口腔外科医くんと目が合ってしまいました。
うめこ「起きてたの?すっかり寝ちゃった^^;」
口腔外科医くん「いっぱいイッちゃって疲れちゃった?」
うめこ「だって気持ち良かったんだもん><」
口腔外科医くん「かーわいい笑」
うめこ「だから、そうやってオバサンからかわないでー><;」
口腔外科医くん「オバサンだなんて思わないよ。うめこが僕に身を委ねてくれたり、腕の中で安心しきって寝てる姿は本当にかわいいし」
うめこ「もーーーーー><;」
口腔外科医くん「そういうとこも可愛い( ´∀` )」何度も何度も可愛いといわれて困惑するしかないうめこでした笑

帰り際「次のお休み、僕は日曜なんだけどうめこに会いたいな」と満面の笑みで言う口腔外科医くん。
うめこもその日は予定がなかったので次回の約束をしてバイバイしました。

W不倫の彼と会えない日々で出来た心にポッカリと空いていた隙間がだんだんと埋められていくような気がしたうめこでした。

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